シューフィッターとは?必要な資格、やりがいは?足と靴のスペシャリストを解説
通学するとき、おでかけするとき、スポーツをするとき、多くの状況で履く「靴」。靴が足にフィットしていないために歩きづらさや痛みを感じた、スポーツのパフォーマンス低下などを感じたという経験のある人は多いのではないだろうか。
そんな悩みを解消するべく、足にフィットした靴を提案する専門家がシューフィッターだ。
ただ足裏の長さに合う靴を選ぶのではなく、さまざまな足の部分のサイズを測り、フィット感を確かめ、その人の足にマッチする靴を見立てていくスペシャリスト。
健康のためにも重要な靴選びを行うシューフィッターとはどんな資格で、日頃どんな仕事を行っているのだろうか。
実際に活躍しているシューフィッターのインタビューも交えて、その仕事ぶりを紹介しよう。
目次
シューフィッターとは?
シューフィッターとは、足にフィットした靴選びのお手伝いをする“足と靴のスペシャリスト”のこと。足の形は千差万別で、一人の人でも右足と左足でサイズは違う。
シューフィッターは足部の11カ所のサイズを測り、その足に合う靴を見立てていく。
時には、中敷きやパッドなどを用いて、靴のサイズや履き心地を調整するパッキングワークも行う。
足に合わない靴を選んでしまうと、場合によっては外反母趾やハンマートー(握ったような形で固まってしまった足の指のこと)、たこ、ウオノメといった足のトラブルや全身の不調につながるともいわれている。
その予防の観点から、靴選びのサポートを行うこともシューフィッターの大切な役割なのだ。
では、シューフィッターが具体的にはどんな作業を行っているのか、主な仕事内容を見ていこう。
シューフィッターの主な仕事内容
シューフィッターの主な仕事は靴選びのお手伝いだが、それ以外にも重要な役割がある。そのいくつかを紹介しよう。靴選びのサポート
・どんなサポートをするの?靴専門店や百貨店の靴売り場などで働くことの多いシューフィッターは、「個々に違う特徴をもつ足に合わせて、正しく靴を履かせること」を目的にお客さんの足のサイズを計測し、その足に合った大きさ、造りの靴を売り場の中から選ぶお手伝いをする。
ただし、足にフィットすることだけを求めるわけではない。
靴を選ぶお客さんの好みを大切にして、「履きたい」と感じる靴を一緒に探しながら、その靴のフィット感の確認、履き心地の調整といったサポートを行っていく。
足型の計測
・どうやって足のサイズを測るの?スクライバー(足底形を描く器具)やメジャー、分度器などを用いて、足のサイズを測っていく。
足にフィットした靴を選ぶ最初のステップとして、とても大事な工程。
※足型を測ったり、プリントしたりする道具
・足のどの部分を測るの?足裏の長さだけでなく足の横幅、親指の高さ、甲の高さ、かかとの幅、小指が内側に入り込んでいる角度など、左右それぞれ11カ所のサイズを測り、足の形状や特徴をつかむ。
フィッティング
・フィッティングって何をするの?実際に靴を履いた際に、フィッティングトライアルチェックシートというカルテをもとに、かかとや指先の圧迫度など、左右それぞれ19カ所のフィット感をチェックし、靴がキツかったり緩かったりしないか確認していくこと。
ちなみに、シューフィッターにはフィッティングの専門家であることを示す資格がある。
その資格には3つのグレードがあり、最上級資格である「マスター」は、靴を履いて歩く姿勢や歩き方を見て、歩行に支障が出ていないかといった部分も確認する。
パッキングワーク
・パッキングワークって何?中敷きやパッドを用いて、靴のサイズや履き心地を調整すること。
人の足は左右で大きさが違うため、サイズが大きいほうの足に合わせて靴を選ぶと、どうしても小さいほうの足はフィットしにくくなってしまう。
そのときに、合わなかった方の靴に中敷きなどを入れて、サイズを調整していく。
外反母趾やたこ、ウオノメといった足のトラブルを抱えている場合も、パッキングワークを行うことで足への負担が軽減され、快適な歩行やトラブルの予防につながる。
アフターケア
・アフターケアって何をするの?靴は履いていくうちに形が変わるため、履き始めてある程度の期間が経った靴や足の状態を見て、再度調整を行う。
靴を選ぶ人の顔を見て、対面で接客を行うシューフィッターだからこそのサービスといえる。
医師との連携
・なぜ、医師と連携するの?足のトラブルは履いている靴が原因となっていることが多く、根本的な解決を目指すには靴のフィッティングを変えることが重要になる。
そのため、医療の現場でもトラブルの予防につながる靴のフィッティングへの期待は高まっており、連携する機会が増えているそう。
整形外科医師、体に障害のある人のリハビリを行う理学療法士、義肢(義手・義足)や装具(コルセットなど)の製作・装着を行う義肢装具士などと連携し、足のトラブル予防を呼びかける活動を進めているシューフィッターもいる。
靴メーカーへの助言
・メーカーにはどんな助言をするの?足と靴のスペシャリストとして現場に立ち、多くの人の足を計測しているシューフィッターは、フィットしやすい靴の知識やアイデアも蓄積されやすい。
その情報を靴メーカーに伝えることで、より履きやすい靴を生み出すサポートができる。
現役シューフィッターの中には、長年の経験と知識を生かして靴メーカーとコラボし、理想的な靴を製造・販売している人もいる。
店頭・講演会などでの情報発信
・どんな場所で情報を発信するの?靴のフィッティングの方法や足のトラブル予防などの情報を広く伝えていくのも、シューフィッターの仕事の一つ。
店頭での接客時はもちろん、一般のお客さん向けのイベントや医療関係者向けの講演会など、さまざまな場所で知識や経験を発信していく。
意外な事例だが、ドラマや映画などの作品に靴のフィッティングの監修として参加することもある。
シューフィッターの知識は、いろいろな場面で役に立っている。
シューフィッターの働く場所
主な活躍の場は、靴の専門店や百貨店の靴売り場。対面での接客を担当しているシューフィッターが多い。
そのほかにも、靴メーカーや外資系のラグジュアリーブランドに在籍するシューフィッターも。
近年、シューフィッターが急増しているのが医療現場。
医師や理学療法士、義肢装具士、フットケアの専門家がシューフィッターの資格を取るケースも増えてきている。
活躍の場は、靴の販売だけではない。
シューフィッターの資格を取るには?
一般社団法人足と靴と健康協議会が認定しているシューフィッターには、「プライマリー(初級)」「バチェラー(上級)」「マスター(修士)」という3つのグレードが設定されている。「プライマリー」は、足と靴に関する基礎知識とフィッティングの基本技能を習得するもので、トラブルのない正常足のフィッティングが可能。
3日間のスクーリングと確認テストのあと、「10足分のフィッティング」「50人分の足型計測」という課題を提出し、審査に合格すると資格を取得できる。
講座は年6回開催されている。
受講資格は設定されていないため、高校生でも受講可能だ。
「バチェラー」では、足と靴に関する応用知識とトラブルのある足にも対応できる高度なフィッティング技術、パッキングワーク技術を習得する。
受講期間9カ月の間に3日間のスクーリングを3回受講し、その間に出される課題の提出、認定試験の合格を経て、資格を取得できる。
講座は年1回開催され、受講資格は「プライマリー」を取得していること。
「マスター」は、足と靴に関する知識を網羅し、どんな足にも対応できるフィッティング技術を習得するもので、歩行分析なども行う。
受講期間2年の間に3日間のスクーリングを8回受講し、その間に出される課題の提出、認定試験の合格を経て、資格を取得できる。
講座は不定期で開催され、受講資格は「バチェラー」を取得していること。
すべてのグレードで、取得から3年間の有効期間が設けられている。
有効期間内に在宅での更新試験(足型採取、ペーパーテスト)に合格すると、有効期間が延長される。
更新試験を受けなかった場合は資格が失効する。
3つのグレードのほかに、子どものフィッティングに特化した「幼児子ども専門コース」、高齢者のフィッティングに特化した「シニア専門コース」がある。
どちらも「プライマリー」以上の資格取得者が受講でき、2日間のスクーリングと認定試験の合格で取得可能だ。
スポーツショップで活躍中のシューフィッターにインタビュー!
スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店
マネージャー 佐々木真一さん
高校卒業後、専門学校のテニスコースに進学。
職場体験でスポーツショップに行った際に接客に興味を覚え、専門学校卒業後はスポーツショップ「ヴィクトリア」に入社。
入社1年めでシューフィッターの資格を知り、「プライマリー」「バチェラー」と立て続けに受講して資格を取得。
2019年に「マスター」を受講し、コロナ禍を経て2022年3月に取得。
2022年4月から同グループ会社の現在の店舗に配属され、さまざまなグッズを担当しながら、スポーツシューズの販売も積極的に行っている。
※佐々木さんのマスターシューフィッター認定証
スポーツショップってどんなところ?
スポーツショップというと、ウェアや各競技のボール、ラケットなどを扱っているイメージが強いが、スポーツシューズもメインの商品の一つ。以前勤めていた店舗では、ゴルフ用の靴や登山で履くトレッキングシューズ、ウィンターブーツなども扱っていました。
スポーツシューズは、競技によってフィッティングで重要になるポイントが変わってくるため、シューフィッターとしての知識がかなり役立つ分野です。
靴は多少サイズが合わないだけでもパフォーマンスが落ちるので、フィッティングや靴選びのお手伝いができる資格はスポーツショップでも重宝されると思います。
また、スポーツシューズは、新しい技術がどんどん取り入れられて日に日に進化しているので、常に商品に関する知識もインプットしています」(佐々木さん)
※佐々木さんが勤務しているスーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店はスポーツシューズの品ぞろえが豊富で、シューフィッターとして活躍する場面も多い
シューフィッターの一日のスケジュールと仕事の内容
佐々木さんはどんな仕事をしているのか、ある1日の流れを見てみよう。10時 出社
10時30分 朝礼、開店準備
出社しているスタッフ全員での朝礼のあと、11時の開店に向けてレジを開けたり商品を補充したり、準備を行う。11時 開店
11時30分~ 売り場の編集作業
お客さんが少ない時間帯に、商品の並び順やディスプレイを変更したり、POP(広告)を貼ったりしていく。佐々木さんはバスケットボールのフロアを担当。
シューズの紐がほどけていたら、きれいに結び直して、見栄えを良くするよう心がけています」(佐々木さん)
※シューズに当たる照明の位置を調整。イチオシのシューズに注目を集める工夫の一つ
※ディスプレイの構成や陳列する商品を考えるのも、スポーツショップのスタッフの仕事
13時 昼休み
スタッフは交代で昼休み(約1時間)。14時30分~ 後輩への指導
お客さんが少ないタイミングを見計らって、後輩スタッフに接客のテクニックを教える。私がお客さん役になり、接客を実践してもらうこともあるんですよ」(佐々木さん)
※スーパースポーツゼビオオリジナルの足の測定器の使い方を、新人スタッフに指導。実際に使いながら、注目するべき点を教えていく
17時~ 接客
平日は17時ごろからお客さんが増えるため、さまざまな作業を中断して接客に専念。靴を探しているお客さんがいたら、足の測定器を使ってお客さんの足のサイズを測ってから、求めているシューズの種類や形、好みなどを聞き、おすすめのものを紹介していく。
お客さんが靴を選んだら、フィッティングスタート。
履いてもらった状態の靴を指で触ったり、お客さんに歩いてもらったりしながら、フィット感を確かめていく。
足と靴がフィットしていない場合は、別の靴を提案したり、中敷きや靴下での調整の方法を紹介したりすることも。
※測定器の診断結果を見ながら、実際に足を観察し、形状や特徴をつかんでいく
※おすすめの靴のカラーが複数ある場合は、わかりやすく並べ替え、好みの色を選んでもらう
※親指の先が余っていないか、足の幅がフィットしているかなど、指で触って細かくチェック
※競技に合わせて、お客さんに歩いたり走ったりジャンプしたりしてもらいながら、靴との相性を見ていく
※フィット感を調整するときは、中敷きのサンプルなどを見せながら、お客さんに使い方を説明
足のトラブルがひどいときは、医療機関を紹介することも。
ただ靴を売るのではなく、お客さまが最も快適に靴を履ける状態を目指していけたらと思っています」(佐々木さん)
19時 退社
早番の日は19時ごろに業務が終わる。遅番の日は、閉店時間の20時まで接客などを行い、閉店後は事務作業や倉庫の整理などを終わらせて、21時ごろに退社。
シューフィッターになろうと思ったきっかけは?
その状態ではお客さまにもうまく対応できず、困っていたときに、上司から『シューフィッターって知ってる?』と聞かれたことがきっかけです。
同じころ、私が対応したお客様がシューズを買ってくださったんです。
後日、そのお客さまが『身内に不幸があって心身ともに疲れていたのですが、やさしく靴を提案してくれて、こんなに満足できた買い物は初めてでした』と、連絡をくださいました。
シューズに関する知識不足の私でもお客さまを幸せにできるんだったら、知識と技術をもったシューフィッターになればもっと多くの人を幸せにできると感じて、目指そうと考えたんです。
『プライマリー』の課題で50人分の足を測定するのはかなり苦労しましたが、職場の仲間やお客さまに協力していただき、8~9カ月ほどかけて取得したことは、今ではいい思い出です。
その時点でいけるところまでいきたいと思い、すぐに『バチェラー』を受講しました」(佐々木さん)
現在は、「マスター」を取得している佐々木さん。
「幼児子ども専門コース」「シニア専門コース」も取得しているため、あらゆる人のフィッティングに対応できる。
※インタビュアーの質問にも誠実に答えてくれた佐々木さん。お客さんが接客に感動して連絡をくれたのも納得の対応だった
スポーツショップで働きたいと思った理由は?
ただ、恥ずかしながらあがり症で、大勢の前で話すことが苦手なので、コーチはちょっと厳しいかなと感じたんですよね。
それでもスポーツは大好きで、ずっと携わっていたかったので、在学中の職場体験でスポーツショップを選んだんです。
そのときに、1対1の接客であれば緊張せずに話せることに気づいて、スポーツショップで働きたいなと。
働き始めて10年が過ぎた今でも、接客は大好きです。
誠実に対応し、お客さまがよろこんでくれた姿を見たときに、これが接客業の醍醐味だなって思います」(佐々木さん)
新人時代の忘れられないエピソードは?
ただ、100人いたら100とおりのフィッティングの方法があって、臨機応変に対応しなければいけないので、当初は一人のお客さまに1~2時間かかってしまって、あわてましたね。
私の周りにはシューフィッターの資格をもっている人がいなかったので、靴の選び方について誰にも相談できなかったのは大変でした。
足や靴に関する本を読んだり、自主的に研究したりする毎日だったことを覚えています。
当時も今も悩んでいるのは、靴の実用性とファッション性の両立です。
足の健康を考えると実用性が重要ですが、靴はファッション性も大事にしたいものですよね。
好きなデザインじゃないと履いても楽しくないので、お客さまの好みを大事にしつつ、いかに調整してフィットする靴にできるか。そのバランスは、シューフィッターの大きな課題だと感じています」(佐々木さん)
シューフィッターの仕事のやりがいは?
『いつも歩きづらい』『歩くと痛みが出てしまう』と話すお客さまと一緒に靴を選び、その靴を履いて歩いたときに、『これなら痛くない』『走っても大丈夫』とうれしそうに話す顔は忘れられないですね」(佐々木さん)
※接客はていねいかつ穏やかに
シューフィッターにはどんな人が向いている?
1つめは“共感性”。
お客さまの悩みを聞き取り、その気持ちに寄り添うことがフィッティングの第一歩だと思います。
2つめは“誠実さ”。
どんなに時間をかけても目の前のお客さまに誠実に向き合う姿勢は、フィットする靴を選ぶうえで欠かせません。
時には“売らない勇気”も必要だと実感しています。
どうしてもフィットしない靴をお客さまが求めている場合に、無理やり売るのではなく、『もう少し筋力をつければ履けますよ』『トラブルを改善したらフィットしますよ』と提案できる誠実さも必要だと思います。
3つめは“向上心”。
靴は常に進歩しているので、最新の靴の知識を学び、進歩に合わせて必要になるフィッティング技術を習得していけると、より多くのお客さまを幸せにできると感じています」(佐々木さん)
シューフィッターにはどんなステップアップがあるの?
例えば、私はスポーツショップに勤めているので、競技ごとに違う靴の特徴や靴への負荷のかかり方、フィッティングのしかたなどを学んでいくことが、それぞれのお客さまの要望にこたえるヒントになっていきます。
また、インプットしてきた知識や技術をアウトプットする側に回るというステップもあると思います。
私もシューフィッターの資格を取得して10年以上が経ったので、次の世代に引き継いでいくことを考え始めました。
なぜかというと、私だけがお客さまに対応するより、10人のスタッフにフィッティングの知識を伝え、その10人がそれぞれに対応していったほうが、多くのお客様を幸せにできる可能性が高いからです。
これまで先生方に教わった知識や技術を絶やさないため、次の世代へのアウトプットを実践していけたらと思います」(佐々木さん)
高校生の皆さんへ
実は、私は学生時代に不登校だった時期があります。
それに加えてあがり症だったので、スポーツショップのスタッフという夢を描いたときに、周りの人から『本当にやりたいの?』と言われたんです。
客観的に見たときに『接客業よりも人とかかわらない仕事のほうが向いてる』と言われてしまうのは、しかたないことだったと思います。
でも、私にとっては、周りの言葉よりもお客さまがよろこんでくださったときのうれしさのほうが大きかったんです。
人前で話すのは苦手だけど、その苦手意識を上回るほどの熱い思いをもって取り組めることをみつけたので、目標に向かって突き進み、心から楽しいと思える仕事に出会うことができました。
皆さんもやりたいことを我慢せず、『やりたい!』と思った瞬間に行動に移してみてください」(佐々木さん)
※過去の経験を大切にしながら、前を向いて進み続けている佐々木さん
(まとめ)
シューフィッターというと靴の専門店で働くイメージが強いかもしれないが、スポーツショップや医療機関など、活躍の場は増えてきている。
今考えている進路や思い描いている将来においても、役立つ資格かもしれない。
高校生でも受講できるため、興味がある人は具体的な講座の内容などをチェックしてみるといいだろう。
取材・文/有竹亮介(verb) 撮影・森カズシゲ
※この記事の取材は2022年9月に実施しました。
☆取材協力
一般社団法人足と靴と健康協議会
スーパースポーツゼビオ
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