未来の“宇宙兄弟”はキミだ!? 宇宙飛行士になるためのギモン

3月25日〜28日の3日間、高校生を対象にしたイベント「筑波スペースキャンプ TKSC-7」が、茨城県にある筑波宇宙センターで開催。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本宇宙少年団(YAC)が毎年共同で開催しているもので、筑波宇宙センターの見学や人工衛星の基礎知識を学ぶことができる。

 

最近では『宇宙兄弟』などのマンガの人気もあり、高校生のみんなも宇宙飛行士や宇宙に関する仕事への関心が高まっているのではないだろうか。そこで今回は、宇宙飛行士という職業への素朴なギモンを解決しよう。

 

Q:宇宙飛行士になるために必要な資格って?
JAXAが定める応募条件によれば、日本国籍を持っていることが絶対条件。そして、大学卒以上で、自然科学系分野における研究、設計、開発などに3年以上携わった経験が必要だ。

 

Q:宇宙飛行士の選抜試験の内容は?
まず書類選抜と英語試験があり、それを突破すると計3回の選抜試験が待っている。ここでは、医学検査などで心身を測定されるほか、筆記試験や面接試験など多くのミッションをクリアする必要がある。

 

Q:宇宙飛行士になるには身長制限があるってホント?
これはホント。JAXAが定める規定によれば、158cm以上190cm以下でないといけない。さらに船外活動を行う場合には、宇宙服のサイズの関係で165cm以上必要だという。ちなみに、体重制限は50kg~95kgまでと幅広い。

 

Q:宇宙飛行士の給料はどれくらい?
JAXAの宇宙飛行士の採用時本給は、大卒30歳で約30万円。昇給は年1回で、賞与は6月と12月の年2回。それに住居手当や通勤手当などがつく。

 

Q:宇宙飛行士になるために必要な運動能力は?
訓練時に泳力が必要となる。水着及び着衣で 75mを泳げ、また10分間立ち泳ぎが可能であることが条件。

 

参考:宇宙飛行士を応援する暮らし職業ガイド

 

こうして見ると、宇宙飛行士になるための応募条件は、意外と難しくないかも? それでも大学卒業資格は必要なので、今のうちから勉強に励んでおくことをおすすめする。

 
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