高校生で起業ってアリ?

世界屈指の大富豪であるビル・ゲイツが、高校在学中に起業したというのは、けっこう有名なエピソード。やはり才能のある人は、若いころから周りの一歩先を進んでいるよう。

 

アメリカと比べると、日本で高校生が起業する環境はまだまだ整っていない。だけど、校則の厳しかった私立高校から都立高校に転校してまで、起業した女子高生もいる。

 

それが株式会社ノーブル・エイペックス代表の大関綾さん。2010年、高校2年生で会社を立ち上げ、ノーブルタイという新しい形のネクタイを販売し、大きな話題を集めている。現在は東京の本社だけでなく、香港に支社もあるというのがすごい。

 

また、株式会社セブンセンスを運営している17歳の吉田拓巳さんは、今も現役の高校生。WEBデザインや映像関連のビジネスを小学6年生からはじめていたというからビックリ! 音楽にのせて映像でパフォーマンスを行う「VJ」としても活躍しているのだそう。

 

そのほか、学校が主体となって、会社を設立するケースもある。

 

最もメジャーなのが、TOKIOの松岡昌宏さん主演のドラマ『高校生レストラン』のモデルとなった、三重県にある相可高等学校。食物調理科の生徒たちが、レストラン「まごの店」を運営しており、話題性だけでなく、味やサービスでも評判に。地元の食材を使用したメニューを提供することで、地域活性化にもつながっている。

 

そして2012年の4月に設立したばかりなのが、鹿児島の指宿商業高校の在校生が1人千円ずつ出資して立ち上げた「株式会社 指商」。生徒590人が株主であり、従業員でもある。被災地支援を兼ねたアンテナショップ「被災地支援マーケット シェイクハンズ」をオープンさせるなど、精力的な活動を展開中。もちろん、利益が出れば配当金も期待できるそう。

 

全国を見渡せば、徐々に増えてきているように感じる高校生起業家。遠い世界の話のようだけど、本当は身近なものなのかも!?

 

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