観光スポットとしても人気の北海道大学札幌キャンパス
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の“行ってよかった!無料観光スポットランキング2013”(国内)で、みごと6位にランクインした北海道大学札幌キャンパス。もちろん、大学施設のなかでは堂々のトップだ。その魅力とは…?
札幌駅から徒歩7分ほどで着くキャンパスはとにかく広い。東京ドーム38個分という敷地の中に、並木道があったり、緑地があったり、緑豊かで自由な雰囲気を漂わせている。大学関係者だけでなく一般の人も行き交うので、まるでひとつの街のように見える。
キャンパスに着いたらまず立ち寄りたいのが、正門近くにあるインフォメーションセンター「エルムの森」。2010年にオープンした比較的新しい施設で、「北海道大学のことは、ここで聞けばわかる!」と宣言している。
観光や散策に関する情報収集もできるし、文具や記念品などの北大グッズや北海道大学出版会発行の書籍、また大学認定のハムまで取り揃えたショップがある。カフェもあるので、帰りにもう一度寄ってひと休みするのもいい。
北海道大学の風景として多くの人が思い浮かべるのは、北国の爽やかな風に揺れるポプラ並木。2004年の台風で半数近くが倒れて立ち入り禁止になったが、現在は全国からの寄付金で再生。ウッドチップが敷かれた約80mほどの道を散策できるようにもなった。
もう一カ所、有名な並木といえばイチョウ並木。長さ約380mの道路の両側に70本のイチョウが植えられている。緑色のイチョウも爽やかだが、10月下旬~11月上旬の輝く黄葉もみごと。
そして、たくさんの高校生に見学してほしいのは総合博物館。学術標本の展示・公開を行っていて、無料で見学することができる。旧北海道帝国大学理学部本館として1929年に建てられ、歴史を感じさせる重厚な建物は、撮影スポットにおすすめ。ミュージアムショップではオリジナルグッズも買える。
さて、北海道大学は、その前身である札幌農学校の初代教頭であるウィリアム・スミス・クラークの言葉であるフレーズ“Be ambitious(大志を抱け)”をモットーのひとつとしている。北海道大学の歴史を語るうえで欠かせないクラーク博士をしのび、その胸像もぜひ見学していこう。
●リクナビ進学「オープンキャンパスに行こう!」コーナー