安田菜津紀さん「写真で、世界の無関心を関心に変える。」【社会の挑戦者たち】
世界に存在する社会問題に、様々なアプローチで取り組む大人達がいます。合格したその後も、ぜひ社会を良くするために学び、活躍して欲しいという思いから、社会をより良くするために世界で活躍する社会人の方をご紹介します。
世界の問題を人々が知るための、入口をつくる。
カンボジアでは、10歳にも満たない子どもたちが公然と売られ、強制的に働かされています。稼ぎが悪ければ虐待され、命を落とすことさえあります。世界で蔓延するHIVの問題。紛争によりあふれる難民。社会が抱えるさまざまな問題は、たくさんの人に知ってもらえなければ、「これが問題だ」と扱ってもらえず、放置されたままです。
私はフォトジャーナリストとして、誰かが手を差し伸べれば、救えるかもしれない命を1つでも増やせるよう、世界が抱える問題を、写真を通して世界の人々に発信し続けています。
課題に取り組む挑戦者の声
挑戦者からのスペシャルメッセージ
安田 菜津紀 / やすだ なつき (27)
studio AFTERMODE所属 フォトジャーナリスト
1987年神奈川生まれ。27歳(2014年3月現在)。上智大学教育学科卒。大学時代からフォトジャーナリストとして活動を開始。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情レポーターとしてカンボジアの貧困を取材。現在、カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害を取材。「HIVと共に生まれる -ウガンダのエイズ孤児たち-」で第8回名取洋之助写真賞受賞。