国語、社会、英語は1日どのくらい勉強すればいい?【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】

オリエンタルラジオ中田敦彦 参考書じゃなくオレに聞け!

受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!

Question
イメージイラスト1 あっちゃんは受験生時代、国語、英語、社会をそれぞれ1日どのくらい勉強していましたか? 平日、休日ともにお願いします! ちなみに自分のペースは、平日は英語2時間、国語、社会を1時間ほど。英単語と古文単語は毎日勉強し、長文はやったりやらなかったり…という感じです。 (ikariさん・高校3年生)

Answer

勉強の時間を気にしている時点で危険だぜ…

オリエンタルラジオ中田敦彦さん

受験勉強は量より質を求めるべし!

イメージイラスト2
やるべきことの優先順位を決め、最も効率の良い時間配分を考えていくのは仕事も受験勉強も一緒。将来に向け、今からマルチタスクの能力を磨いておきたい

う~ん、正直キミは危険な香りがするなぁ…。勉強の「量」を気にしている時点で、受験の本質を見失っている気がするんだよね。時給契約のバイトなら働いた分だけ給料がもらえる。けど、受験はそうじゃない! ここは“能力給”の世界なんだ! 勉強に費やした分だけ確実に実力が上がる保証なんてないんだから、量より“質”を求めないと。

もう少し具体的な話をしよう。いま国語と社会に同じ時間を費やしているよね? 均等に時間を使うことでバランス良く実力を高めていこうと考えているのかもしれないけど、オレには非効率に感じる。

国語で最も必要とされる「文章読解力」。これはたくさん本を読んだり、いろんな人と話すことで養われていくから、長期スパンでジワジワと実力を伸ばしていくのがいい。一方、文法のように対策が簡単な問題は、受験勉強の後半に短期集中で片付ける。ようは後回し。国語の点数を伸ばすには、このくらいメリハリが大事なんだ。

とはいえ、オレの経験上、国語はライバルと差がつきにくい。頑張っても大きな見返りがないから、もっと差をつけやすい科目に時間を費やしたほうがいいと思うんだよね。つまり学習の効率化が必要ってこと。

勉強の頑張り方が受験の結果を左右する!

オリラジ中田さんインタビュー
「“頑張り方を考えずに頑張る”という思考停止が一番危険」と中田さん。“とりあえずこの方法で勉強しておけばOK”という思い込みは見直してほしいう

オレが学習の効率化や見直しにこだわるのには理由がある。受験勉強ってみんな必死に頑張るじゃん? それでも結果に差がついてしまうのは、頑張り方の違いに原因があるんだよね。

例えば、ノートがメチャクチャ綺麗なのに、成績がイマイチなヤツを思い出してみてよ。5色くらい使って鮮やかに色分けしているんだけど、本人はそれで情報を仕分けした気になっているだけ。そんな漫然とした姿勢で勉強に取り組んでいるから、成績が伸びないんだよ。

実はキミもこういう人とたいして変わらないように見える。とりあえず勉強量を増やして「科目ごとに対策を考える」という大切なことから目を逸らしている。ようは“頑張った感”だけ味わって、中身の充実度は疑わしいパターンね。

図星だと思ったら、この機会に自分に必要な勉強を見直してみてほしい。どんな勉強方法が自分に合うか? 科目ごとにはどんな対策が必要か? これをじっくりと考えて勉強に取り組むことが、受験の本質。今やらなければならない勉強と後回しでいい勉強を仕分けすれば、きっと効率的な学習スタイルが見えてくるよ!

まとめ

受験は科目ごとに伸ばし方が異なる。 そこを理解し、自分に合った学習スタイルを見つけることが 実力アップにつながる!!