過去の不合格がトラウマになって、前向きになれません…。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】
受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!
Question
私大文系の受験生です。模試を含めて、試験会場での気の持ち方についてアドバイスをください!(masashiさん・男・高校3年生)
Answer
ツラい勉強を乗り越えてきたことを思い出せ!
試験会場では誰もが緊張している!?
試験会場では周りの受験生が落ち着いているように見える。だが、ライバルたちは内心ドキドキしつつ、平静を装っているだけなのかもしれない。
こんな質問をしてくるってことは、雰囲気に飲まれやすい人なのかな!? 気持ちの余裕がないときこそ、周囲をきちんと見渡すことが必要だと思うよ。
例えば合格率3割の学校であれば、7割は落ちるでしょ。その7割にビビってる自分ってどうなの!?…と考えてみると、少しは冷静になれるんじゃないかな。
あるいは視野をもっと広げて試験監督に注目するとか。彼らも「トラブルが起きないようしっかり見張らなきゃ…」と緊張しているだろうから、自分だけがテンパっているわけではないことに気づけると思う。
ようは「会場にいるのは全員、人間」という当たり前のことに気づくことが大事なんだよ。大切な勝負の前って、誰でも緊張するでしょ。そこを忘れて自分の気持ちばかりを見つめようとするから追い込まれちゃうんだ。必要以上に思い詰めないよう、試験会場に着いたら周りを見ることから始めてみよう!
自信の支えとなる経験を思い出そう!
「『アノ人も緊張しているかも!?』と共演者のことまで考えられると、いい収録になる」と中田さん。大切な現場ほど周囲を見渡す余裕が必要になるという
もう一つ、試験会場で意識すべき大事なことがある。それは、「これだけは負けない!」という自分の中で唯一信じられるものを100%発揮すること。
オレの仕事でも“超アウェイ”という現場があってさ。例えばコンテスト系の番組で、放送局、スタッフ、客のすべてに馴染みがない上、対戦相手はキャリアが上の人ばかり…みたいなね。完全に逆風が吹いているんだけど、そんなときこそ「一番大きい声を出そう!」「必ず先輩より先にボケるぞ!」と心を奮い立たせて、気持ちで負けないようにする。
これは受験も同じ。試験会場で周りの受験生を見て、「アイツらには勝てないかもしれない…」と思ったら、その瞬間に間違いなく負ける。多少ひるむ気持ちもわかるけど、そんなときこそ受験勉強の苦しかった時間を思い返して、苦難を乗り越えた自分の力を信じてみようよ。
まとめ
周囲を見渡し、全員が緊張していることに気づけば、気持ちが落ち着くはず。それでも精神的に追い込まれたときは、自分の支えとなる経験を思い出そう!