入試の休憩時間はどう過ごすべきですか？【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け！】

試験の前日までに見直し用のメモを作っておき、本番の持ち物リストに加えておこう。事前準備をすることで余裕が生まれ、自信も湧いてくる

あ～、これはハッキリしてるよ。まず、絶対にやっちゃいけないのが直前に受けた教科の自己採点と見直し。「あの問題、できなかったな…」「あの公式、何だったっけな!?」と気になるかもしれないけど、試験本番でそれはナシ！　頭を切り替え、次に受ける教科のメンテナンスに集中するべきだよ。

ただ、休憩時間にあまりがっつり勉強するのも余裕がなさすぎかな。オレならテスト前にチェックリストを作っておいて見直しをするね。国語であれば、何度も読み間違えた漢字を集めたメモとか、数分で見直せるようなコンパクトなもの。数学なら忘れやすい公式をリスト化しておくとかね。教科ごとに見直し用のメモを作ったら、それぞれの休憩時間をどう使うかまで決めておく。

ここまでやっておけばバッチリじゃないかな。周到な準備をすることで、「休憩時間の配分まで考えている」という安心感が生まれるから、落ち着いた状態で当日を迎えられると思うよ。

「試験中の休憩時間はＦ１のピットインだと思ってください。単なる休み時間ではなく、メンテナスタイムなんですよ」と中田さん。休憩時間こそ自己管理能力が問われるのかもしれない

試験当日って受験者同士も互いに意識し合うと思う。「休憩時間、何しようかな～」と余裕をかましていたところ、隣の受験生がガンガン集中しながら自習をしてたら、絶対に焦るじゃん？　「あれっ…!?　隣はきっちり頭を切り替えて試験対策用のメモを見ている。ヤバい、オレはコイツに負けるかも…」って。休憩時間の準備が万全だと、周りにプレッシャーをかけられるんだよね。

もちろん、ライバルとの心理戦で優位に立つことが最大の目的じゃない。休憩時間に自作のメモを見直して、「意義のある自習ができた」「これまでたくさん勉強してきたことを思い出した」と自信をもって試験に臨むことが一番大事。いわゆるコンディションの調整に近い話だね。

ちなみに試験当日は、体調面のコンディションの調整にも注意したい。試験会場がめちゃくちゃ暑いかもしれないし、寒いかもしれない。そんなの行ってみないとわからないでしょ。だから、どんな状況でも対応できるような服装で行く。ダウンジャケットの下にTシャツしか着てないみたいな、０か100という格好は絶対にダメだぜ（笑）。