志望校を下げたことを後悔しています…。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】

オリエンタルラジオ中田敦彦 参考書じゃなくオレに聞け!

受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!

Question
イメージイラスト1 浪人生です。「今年は失敗できない」という思いから志望校を下げて勉強してきましたが、今になって後悔し、勉強していると涙が止まらなくて困っています。気持ちを整理する方法を教えてください。(リツさん・女・浪人生)

Answer

後悔した経験は未来への投資になると考えるんだ!

オリエンタルラジオ中田敦彦さん

気持ちを整理するには後悔の質を問うべし

イメージイラスト2
「今の知能のまま中学時代に戻れたら、もっといい時間を過ごせるはず…」という“たられば”の想像をするのもダメな後悔の一つ。時間を巻き戻してやりたいと思ったことを今からやるべき

これは、いわば“もっと頑張ればもっとできたんじゃないか症候群”だね。よく想像するじゃない、「今の脳みそで5年前に戻ったら、もっといい人生を送れるはず!」みたいなさ。それと変わらないな…。

後悔って2種類あって、単なるノスタルジーと未来の糧となる後悔に分かれるんだ。「あのとき、あの子の告白を受けて付き合っとけばよかったかな…」。これはただのノスタルジー。一方、「あのときのミスを二度と繰り返したくないから、次は別の方法を考えよう」。これは、傾向と対策につながる良い後悔。

キミの気持ちが前者なら、悩むだけムダだね。その後悔を未来への投資としたほうがいい。例えば、「受験で志望校を下げて後悔したから、就職活動では絶対に志望企業のレベルは下げない」とかね。傾向を分析して、必要な対策に取り組む。この姿勢が身につけば、受験の挫折は君の人生にとっては決してムダな経験にはならないはずだよ。

あらゆる選択肢を出してベストの決断を!

オリラジ中田さんインタビュー
「受験って覚悟の問題なんですよ。人生には取り返しのつかないことがたくさんある、ということを受験生は誰もが肝に銘じておくべきだと思います」と中田さん

じゃあ次に今の状況で何が最善の選択かを考えてみよう。現状、選択肢は3つあると思う。元々の志望校をA、レベルを下げた学校をBとした場合、1つは今年AもBも受ける。もう1つはAを諦め、予定通りBのみ受ける。最後は、Bをやめ、来年に向けてAの受験準備を始める。これをもう一度整理して考えてほしい。

最初の選択肢は、A大学の準備をすることで負荷が高い一方、Aに受かる可能性もある。次の選択肢は、勉強の負荷が低い分、「Aに受かったかもしれない」という後悔に駆られる。最後の選択肢は、迷いはなくなるが、その分プレッシャーが強くなるうえ、1年を棒に振ってしまう。

さて、どうしよう? 個人的には最後の選択肢が最もリスクやデメリットが大きい気がするので、ナシかな。となると、1番と2番のどちらか。1番はちょっと負荷が高く、2番は後悔が大きい。負荷が高いけど勉強を頑張るか、後悔が大きいけど着実にやるか。今まさに、この二択を迫られているんだ。後悔を前向きに受け止められるなら、2番でもいいし、難しければ1番を選ぼう。とにかく、最後は自分で納得する決断をすることが大切だ!

まとめ

「後悔した経験は未来への投資」と考え、次に生かそう!