文化祭など、みんなが一生懸命やっているのを冷めた目で見てしまいます。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】
受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!
Question
学校のイベントに対してやる気が起きません。文化祭や体育祭など、みんなが一生懸命やっているのを見るとどこか冷めた目で見てしまいます。どうすればみんなのように楽しめますか?(おかやん・男・高校1年生)
Answer
本当に楽しみたいのであれば、実行委員長になってみよう。
時間を割いた人ほど楽しめる
委員長として活動してみよう。大変な思いをした分だけ、楽しいと思えるはず。
文化祭や体育祭は、没頭すればするほど楽しいと思う。人を楽しませる側に立つのは面白いんだよ。なかでも、責任がある立場の人が一番楽しいと思うんだ。だから結論からいうと、実行委員長に立候補しよう。だまされたと思ってちょっとやってみてほしい。委員長が一番楽しいから。
もちろん委員長になったからには、やらなければいけないことがたくさん出てくる。仕事はたくさんあるし、みんなをまとめなければいけない。自分の負担がかなり増えるよね。だけど一生懸命やることによって、イベントにかける思いも強くなるんだ。大変であればあるほど、思い入れが強くなる。そのことに時間を割いた人ほど楽しくなるようになっているんだ。部活だったら部長が、会社だったら社長が一番大変で一番楽しいと思うよ。
自分がやったことが形になるのはうれしい
「お笑いライブをやっていても思うんですが、何となくやるとやっぱり楽しくないんですよね。どうしたら盛り上がるだろうと一生懸命考えて、やりきったライブは打ち上げまで楽しいんです。自分が頑張った分だけ、面白くなるんですよね」と中田さん。
前に、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーの下で『風立ちぬ』という映画のPRに携わる仕事をテレビ番組の企画でやったことがあるんだ。それで、映画の試写会を観たときに、なんとエンドロールにオレの名前もあったんだよ。名前を入れてくれた粋な計らいに本当に感謝したし、そのときに初めてエンドロールの意味を知った気がしたんだ。それまでエンドロールって何のために流れているのかわからなかったけど、あれは作った人たちのために流れているんじゃないかな。自分の名前が流れたときに、努力が報われる気がする。「この仕事をやってよかった」と心から思ったもの。自分がやったことが形になるのはうれしいよね。
学校行事も同じだと思う。頑張ったらやってよかったと思える瞬間があるはず。冷めた目で見てしまうけど「どうやったら楽しめるんだろう」と思っているということは、羨ましい気持ちもあるんだよね。だったら、ただ見ているだけでなくまずはやってみよう。作り手側だからこそ味わえる面白さを知ってほしいな。
まとめ
大変な思いをした分だけ、楽しいと思えるようになる!
思い切って実行委員長に立候補してみては?
スタサプ編集部から全国の高校生のみなさんへ、旬な情報をお伝えします!