奨学金ってなに?奨学金を使う前に知っておくべき3つのこと【ミニコラム】

大学進学にあたり、金銭面で不安がある人にとって奨学金制度というのは心強いものです。しかし、その名は知っていても具体的な制度について、あまり意識したことはないのではないでしょうか。いざ、使おう!と思ったときに困らないよう、知っておくとためになる3つのことをご紹介します。

1.奨学金の種類について知っておこう

奨学金は大きく分けると、給付奨学金と貸与奨学金があります。給付奨学金は返済する義務がありません。詳しくは各奨学金によりますので、チェックしておくと良いでしょう。一方で、貸与奨学金はあくまで一時的に貸してもらうだけなので、いずれは返済する必要がありますが、その中でも有利子のものと無利子のものがあります。

2.奨学金は、いったいどこから支払われるのか知っておこう

奨学金には国や都道府県などが運営する公的なものと、民間の団体や企業などが運営するものの2種類があります。公的な組織で代表的なものは日本学生支援機構(JASSO)です。民間では大学ごとに制度があったり、企業や育英団体などから受け取れるものがあります。

3.返済開始時期や完済までの期間を知っておこう

奨学金の返済は、一般的には大学卒業後、就職して働きながら行っていきます。返済にかかる期間は受け取った金額や返済の仕方によって個人差はありますが、平均すると16年ほどかかるといわれています。23歳から働きはじめると39歳まで!とても長いですね。

長い付き合いになるので、しっかりリサーチ!

奨学金は進路の選択肢を増やしてくれる心強い味方ですが、返済義務のない給付奨学金でない限り、完済まで長~い付き合いになります。だからこそ利用前にしっかり調べた上で、親と相談して活用していきましょう。