世界が喝采! レオナルド・ディカプリオのスピーチ【映画で学ぶ!世界の今】
様々な社会課題に関連する映画を配給するユナイテッドピープルが映画で学べる世界のトレンドや知っておくべき現実について紹介するコラムです。
第3回 世界が喝采!レオナルド・ディカプリオのスピーチ
映画『タイタニック』で一躍世界的スターとなったレオナルド・ディカプリオ。これまで『デパーテッド』、『ブラッド・ダイヤモンド』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など、数々の大作に主演しながらアカデミー主演男優賞の受賞を逃してきましたが、ついに2016年のアカデミー賞で『レヴェナント 蘇えりし者』によって悲願の受賞を果たしました。映画『タイタニック』の頃と比べたら、格段に上のステージに上り詰めた大スターの風貌。この受賞には誰もが納得したのではないでしょうか。
世界を駆け巡ったディカプリオの気候変動危機を訴えたメッセージ
日本でも「レオ様」と呼ばれるなど大人気のディカプリオが受賞スピーチで語ったことが素晴らしいと瞬く間に世界を駆け巡りました。
Beyond humbled by this recognition. #TheRevenant shows the beauty of nature. Help protect it https://t.co/iGQ2c9fmEn pic.twitter.com/bTOrhF15RY
— Leonardo DiCaprio (@LeoDiCaprio) 2016年2月29日
そのスピーチを原文、英語のまま引用します。(※)
"Climate change is real - it is happening right now. It is the most urgent threat facing our species
「気候変動は真実です。今この瞬間にも起きているのです。私たち人類にとってもっとも緊急の課題であり私たちは力を合わせて行動すべきでこの問題を先延ばしにしてはなりません。世界中の先住民や恵まれない何十億もの人々のために、大気を汚染する人や企業のために働く者ではなく、全ての人類のために行動する世界のリーダーたちをサポートしましょう」
と語ったのです。一人の役者という枠を超え、人類の未来のためにアカデミー賞受賞スピーチの機会を使って世界中に人類が直面する危機について語りかけたディカプリオに、多くの人々が共感したのではないでしょうか。
ディカプリオがナレーションするドキュメンタリー『グリーン・ワールド・ライジング』
気候変動を何とかしなければと本気で行動しているレオナルド・ディカプリオが、ドキュメンタリーシリーズ『グリーン・ワールド・ライジング』に製作協力し、自らがナレーションしています。このシリーズは気候変動の危機を明らかにすると共に解決方法を提示する短編4作品のシリーズです。
「想像してください。ほぼ全ての生き物が絶滅したら?
それも人間のせいで「迫り来る危機」生命のない地球は想像できません。
当然と思いがちです。でも違う時期がありました。
大量絶滅という大規模な生命の喪失が地球の歴史上5回ありました。
そのたびに地球の生物の半分以上が失われました」
こう始まる『グリーン・ワールド・ライジング』にユナイテッドピープルが日本語字幕を付けて、無料公開しました。迫り来る人類の危機に、どう対処いたらいいのか?ディカプリオの見出した答えをぜひご覧ください。
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