指定校推薦っていったいどんなもの? 案外知らない推薦後の事情 【ミニコラム】
指定校推薦は一般入試と比べると比較的簡単な入試の方法だと思っている人もいますが、高校への責任が伴う入試方法なのです。
指定校推薦ってどんなもの?
指定校推薦とは、大学から指定の高校に対して推薦枠が与えられる入学試験制度です。高校内で推薦者を募集・選考し、学校長からの推薦で出願します。一般入試とは違って、入試方法は面接や小論文などが多いです。指定校推薦は大学と高校の信頼関係があるため合格率が非常に高く、2015年の入試結果を見ても、ほぼ100%となっています。校内の選考基準は、評定平均値のほか生活態度、部活動などの総合基準になるので、指定校推薦を狙う場合提出物の期限や遅刻などに気を付けたほうがよいでしょう。
指定校推薦で合格したその後は?
指定校推薦に合格したからといって安心できません。大学入学後の成績や生活態度によっては、母校の指定校推薦の数が減らされることもあります。大学の成績を出身校に送る大学もあるようです。また逆に、成績優秀な場合には推薦の枠が増やされ、母校から感謝のメッセージが届いたとの話も聞いたことがあります。自分の出身高校の評判を背負っているという自覚をもって大学生活を送りましょう。
指定校推薦で入学することの意義
普段の生活習慣を整え、部活動やクラスの活動などにも一生懸命取り組んでいくことで、責任を持って行動するということは身についていきます。指定校推薦を目標に、まずは今の高校生活を充実したものにしましょう。合格後、出身校を代表しているという自覚が大学で研究や学習の励みになり、より有意義な大学生活を送ることができるかもしれません。