最古の武家文庫「金沢文庫」の地! 海と山に囲まれた横浜市金沢【現在はどうなっているの?】
日本史の教科書によく出てくる地名。現在ではどんなスポットになっているのか気になりませんか。今の様子を知れば、さらに理解が深まるかも! 当時と現在の様子やおすすめポイントをご紹介します。
金沢というと、2015年に新幹線も開通し観光地としての注目も高まった石川県金沢市を思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、横浜にも「金沢」が存在するんです。日本史の授業で、学問の施設である金沢文庫を耳にしたことがある人も多いのでは。
今回は横浜市の金沢についてご紹介します。
今回のスポット
住所:神奈川県横浜市金沢区
人口:約20万2500人(2015年9月)
金沢(北条)実時が設立した「金沢文庫」
国内に現存する最古の武家文庫である金沢文庫。北条氏の歴代が蓄積した文書や記録が保管されていました。当時の建築物は現存しませんが、明治30年に伊藤博文によって再建されました。その後、関東大震災でも被害を受けましたが、 昭和5年に復興されています。
現在、館内には数々の国宝・文化財の絵画・古文書等のほか、北条実時が建立した称名寺金堂の内部が復元されています。
水族館に動物園…… レジャーにぴったりの地!
海と山に囲まれた金沢はレジャースポットも多く存在します。アミューズメント施設の「横浜・八景島シーパラダイス」は金沢区にあるんです。最大級のピラミッド型水族館「アクアミュージアム」が有名なのは海が近い立地ならでは。
区内にある横浜市最高峰の大丸山に登れば、八景島はもちろん房総半島まで見渡すことができます。また近くにはゾウやコアラがいる金沢動物園もあるので家族でのレジャーには最適です。
金沢は横須賀市や鎌倉市、逗子市などにも隣接する地区。観光地ともほど近いため複合施設も多いものの、歴史を感じる場所でもあります。歩いてみると、意外なところに史跡を発見することができますよ。
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