高校3年生必見!センター試験のリスニング攻略法【ミニコラム】

センター試験のリスニング対策となると、他の科目と違い、どんな勉強をしたらよいか分からないという声もよく聞かれます。リスニングの点数アップに向けて、受験勉強中の高校3年生が、楽しみながら取り組めるリスニング対策とコツを紹介します。

リスニング力を上げるコツは、「リエゾン」にあり!

自分が知っている単語を、確実に聞き取るためには、英語の特徴のひとつである「リエゾン」を理解しておくことがカギとなります。「リエゾン」とは、前にある単語の最後の音と、次に続く単語の最初の音が連結することです。例えば、「All right.」は「オール ライト」ではなく「オーライト」と発音され、まるで2語が1語のように聞こえます。まずは、聞こえる通りに後追いで発音してみる「シャドウイング(Shadowing)」から始めてみましょう。解説に載っている英文と実際の音を比べながら、どの音が連結していて聞こえないのか、次第に理解できるようになります。

理解力アップのために!聞こえてきた順に訳そう!

確実にリスニングで点数を獲得するためには、スピーディーに理解し回答できる能力を養っておくことも重要となります。そのためには、リスニング試験中に耳に入ってきた英文を、そのままの順番で前から訳していくスキルを身につけるのが近道です。5W1Hに注意しながら、話題の中心が何なのかを瞬時に判断し、後に続く音のかたまりごとに、理解を進めていくのです。例えば、英文「How much / does it cost / to get the ticket?」で試してみましょう。かたまりごとに順に訳していくと、「いくら/ かかるのだろうか?/ そのチケットを手に入れるために」となります。

単語力もアップ!楽しんでできるリスニング対策法

知っている英単語や熟語を増やすために、受験勉強の気分転換を兼ねて、テレビや映画を活用してみるのもひとつです。テレビのニュース番組等のうち、英語での副音声が利用できるものを録画しておき、「シャドウイング」するのもよいでしょう。また、映画のスクリプト(シナリオ)が市販されているので、お気に入りの俳優の出演する作品でリスニング学習をすることも可能です。聞いた英文を書き起こす「ディクテーション(dictation)」をおこなうことで、楽しみながら実力アップも期待できます。

リスニング力アップには、繰り返し聞くことが大切!

一度で聞き取れない英文があれば、苦手な部分を何度も繰り返し聞いて、慣れることから始めてみましょう。最初は、スクリプトを見ないで聞き、毎回どの程度実力がアップしているかを自己診断してみるのもおすすめです。