「使えるノート」にするためのノートの取り方【ミニコラム】
ノートの取り方が下手なままでは、「授業中に書くだけのもの」の価値しか生まれません。上手にノートをとる癖をつけると、復習にもテスト前の勉強にも効率良く役立てることができます。上手にノートを取るためのコツをご紹介します。
日付と見出し、後から書き入れるスペースを意識
まず、ノートを書くときに日付と見出しは必須です。内容の方が重要だからと見出しや日付を軽視しがちですが、復習するときに探しやすくなる大事なポイントです。書き込む位置は自分のルールで決めて良いですが、必ず書く癖をつけましょう。また、授業の板書が早くてノートをとるのが大変なときもありますが、スペースを作りながら書き込むようにすることが大事なコツです。後から必要になった情報を書き入れることで、「よくまとまったページ」に仕上げることができるためです。
「人に説明できるくらいの」ノートにする
スペースをあけながらノートをとることができるようになっても、効果的な内容を書き込むことができなければ意味がありませんね。ポイントは「人に説明できる」レベルのノートにすること。板書の内容を書き写しただけでは理解が深まっていない場合があります。わからない言葉があったらそのままにせず、調べて追加情報として書き加えましょう。先生が板書しなかった内容でも重要だと思った言葉は書き込みます。よくわからないと思った場所には印をつけて、重点を置いて後で学習するようにしてみましょう。このように、ノートの内容を人に説明できるレベルまで理解することを心がけ、内容を仕上げてみてください。
数学・英語のノートの取り方のポイント
数学では、問題と答え以上に大事になのが途中式や考え方です。ちょっとした計算式であってもしっかり書き残しましょう。どう間違えそうになって、正しく修正したのかを残しておくことも大事です。計算式や図を小さく書いてミスすることもよくあることですよね。できる学生はこのような計算式や図をしっかり大きく書きます。もったいないミスをすることのないように「見間違える」可能性のある書き方はしないようにしましょう。英語は、英文と和文を同じページに書かないようにすると良いでしょう。見開きの左ページに英文、右ページに和文とします。なぜなら、一緒に目に入ってしまうと「英文を理解したかどうか」チェックできないからです。復習するときに英文だけを目にして、わかっているかどうかを確認できるノートにしましょう。
活用できるノートを作ろう
ノートをとる作業には意外と多くの時間をかけているものです。その場で書くことだけに使用するのはもったいないですね。後で活用することを前提に、ノートの取り方のルールを自分なりに決めていきましょう。「後でノートを開くときの自分」のためのプレゼントと考え、手を抜かずに大事にしてみてください。