寄り道したってOK!イケアで働く大人の進路マップ「売場作り副マネジャー」のお仕事編

「好きなことがあるけど将来その道に進んで大丈夫?」
「気になる学部があるけど就職できるのかな」
「将来の仕事と大学の学部選択って絶対マッチしていないといけないの?」

なんて考えて、先のことで頭がいっぱいになったりしてない?
 

寄り道は「好き!」にたどりつくための経験だ

そんな悩みを解決するべく、みて歩くだけでも楽しいおしゃれでカラフルな家具で人気の、スウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー 「イケア」に潜入!
 
寄り道しても経験を生かして最高に楽しく働いている大人たちにインタビューしたよ。
 
ワクワクするテーマパークのようなイケアを支えている大人たちは、どんな寄り道と経験をしてきたのかな。
 
早速聞いてみよう!

REAL CAREER:セールス デュプティショップキーパー

お話を聞いたのは…

IKEA港北・デュプティショップキーパー
Teppeiさん(経済学部卒)


どんなお仕事?

\接客販売や売り場づくりのほか、 チームメンバーのマネジメントも行う副マネジャー!/

IKEA港北のセールス(商品販売部)のデュプティショップキーパーというオフィス・ダイニング売り場の副マネジャーです。

イケアのビジョンである「より快適な毎日を、より多くの方々に」お届けするため、お客さまのニーズを把握しながら、商品やソリューションを提案しております。
 
2020年イケア・ジャパンに入社し、IKEA港北のセールス(商品販売部)で経験を積み、2023年に今の仕事になりました。
 
お客さま対応、在庫のチェックや売り上げ目標の達成、ルームセットなどの売り場づくりのほか、同じチームで働くコワーカー(イケアでは一緒に働く仲間をコワーカーと呼びます)のマネジメントも行っています。

お仕事の「楽しい」と「こだわり」は?

\コワーカーとのコミュニケーションで良い売り場づくりを/

コワーカーと一緒に考えた売り場が、お客さまから良い反応をいただくと、とてもうれしいです。

お客さまの反応を生で見られるのは、売り場担当として楽しいですし、やりがいになっています。
 
副マネジャーはコワーカーをサポートする役割も持っていますが、コワーカーの成長する姿をそばでみることができるのが醍醐味です。

僕の仕事を見てコワーカーが刺激を受けて成長できる、そんなリーダーシップがとれるようになりたいですね。
 
チームでは9名のコワーカーが一緒に働いています。良い売り場づくりには、彼らとのコミュニケーションが欠かせません。

コワーカーには良いコンディションで売り場に立ってほしい。

僕にとってコミュニケーションは、コワーカーのモチベーションを上げるツールです。

お仕事にたどりつくまでの HISTORYを教えて!

~高校時代~勉強よりもサッカーに明け暮れた日々

幼稚園のころからやっていたサッカー三昧の日々でした。

勉強は好きではなく、結構やんちゃだったかな…。
 
高校1年生の冬に、そのやんちゃが高じて半年ほどサッカーをやめてしまった時期がありました。
 

その時は、小中学校のときのサッカーチームのコーチが道に引き戻してくれました。

今思えば、たくさんの大人に助けられていました。

大学には行きたいけど何をしたいのか曖昧

なんとなく大学には行こうと思っていたけれども、じゃあ何をしたいのかと聞かれるとはっきりとはわかりませんでした。
 
漠然と興味があったのは、旅行業とか観光業、航空業界。

自分のレベルで行ける大学の観光経営学科をベースに探して、AO入試(現在の総合型選抜)で経済学部の観光経営学科に進学を決めました。
 
よくある、なんとなく大学に行ってしまったタイプです。 

~大学時代~授業とサッカー指導者を並行

サッカーの指導者の仕事は大学に入ってから始めていたので、授業には出ていましたが、授業が終わるとすぐサッカーに直行するという生活。
 
大学生らしい、サークル活動や飲み会にも縁がない学生でした。 

自分が輝ける仕事って何だろう?就活に疑問

最初はサッカー指導者を続けるつもりはなかったので、1年間がっつり就活しました。
 
でも、いろんな業種にエントリーシートをたくさん書いて、内定のためだけに動いていくうちに、「この会社に本当に行きたいの?」「何でこんなことしているの?」と考えるようになってしまいました。
 
好きなことって何だろう、自分が輝けることは何だろう。

そう思っているときに、サッカーチームから指導者のオファーが来たんです。

寄り道POINTはここだ!

サッカー指導者と二足の草鞋の社長秘書

 \3年は頑張って働こう!…でも、本当にやりたいことって何だろう/

サッカーの指導者の仕事が決まったとしても、それだけでは食べていくことは難しいので、車のディーラーの社長秘書として短時間勤務の正社員となりました。
 
本当にやりたい仕事というわけではなく、サッカー指導者と並行できるという理由で選んだ仕事です。
 
それでもとにかく3年は頑張ろう。その気持ちだけでした。
 
社長秘書という特殊な仕事だったので貴重な体験ではありましたし、いろんなタイプの人と接することができました。
 
それはサッカー指導者としても同じです。

100人のチームにはその倍くらいの保護者や関係者がいるのですが、助けられることも多かったですし、反面教師とする人もいました。
 
さまざまな人と接して対応していかなければならない状況の中で、コミュニケーション能力はおのずと磨かれていきましたね。
 
マネジャーや接客の仕事に、この時の経験や培った能力が生きていると思います。

自分の能力を信じて成長できる仕事を

 \目標に向かって成長をサポートしてくれるから頑張れる/

もともとイケアが大好き。

ワクワクしてテーマパークみたいで、初めて彼女とデートしたのもイケアだったんです。
 
そのイケア・ジャパンが社員を募集していることを知り、最初は短時間正社員として入社しました。
 
イケアでは、自分が成長したい、勉強したいと思ったことをトレーニングできる環境が整っています。
 
自分がやりたいことに挑戦できる。その挑戦や成長を、会社が信じてくれる。

リーダーシップを発揮したい、でも経験がないという自分を信じてサポートしてくれるので、楽しく成長することができます。
 
入社してびっくりしたのは、予想以上に英語の会話力が必要だったこと。

プレゼンも海外のコワーカーとの会話も英語です。

なんとなくしゃべれる程度の状態で入社したので、留学など英語の勉強をもっとしておけばよかったと後悔しています(笑)。
 
今は、週に1回、相模原の米軍基地にパスポートで入って(米軍基地に入るには入国審査と同様にパスポートが必要)1時間半の英語留学をしています。

日々、英語の勉強です。

今後やりたいことは?

\マネジャー昇格を目指して、将来は海外の店舗にも挑戦/

イケアのサステナビリティをもっと外部の人々に知ってもらいたいと思っています。

自分ができることを増やすためにも、1年以内のマネジャーへの昇進を目標にしています。
 
将来は、海外店舗も経験したいですね。
 
イケアでは、行きたい部署やキャリアに空きがあれば自分で異動希望を出すことができます。

でも、いつ空くかはわからず、空いたときにすぐ立候補できるように臨戦態勢でいなければなりません。
 
英語はもちろん、さまざまなことを勉強してチャレンジしていきたいと思います。

高校生へのメッセージ

その時は寄り道だと思っても、すべて今に繋がっています。経験は無駄にはなりません。

興味があるいろんなことに挑戦してみてください。

そして、英語を勉強してください!

英語ができたら、将来の可能性はグッと広がります。

できることが増えるはずです。

※所属店舗などの情報は2023年3月・4月の取材時点の情報です。