スタディサプリ 一流講師が伝授! 志望校への近道が見つかる! 夏休み受験勉強法
受験の夏まであと1か月。
この夏をどう使って勉強するか、もう決めましたか?夏休みに入ってから決めればいいや…と思っているなら、ちょっともったいないかも。
夏はたったの40日。
時間が限られている受験生だからこそ、効率よく勉強をしてほしい。
そこで、志望校へ近づくための夏休みの受験勉強法をスタディサプリ英語講師の関先生に伝授していただきました!
キーワードは『まだ間に合う』。
この夏の勉強計画をまだ立ててない人、必見です!
志望校は大学名で決めよう!
-----この時期、志望校はどのくらい具体的に決めておくべきでしょうか。
行きたい大学は絶対に決めるべきです。
そして、決めるときは最低でも大学名までは決めましょう。
具体的に大学が思い浮かべば当然やる気も変わってくるからね。
ただし学部は無理して決めなくていい。
学校では否定されるかもしれないけれど、僕は「この大学に行きたい」というのも1つ選択だと思うので。
それから、第一志望はいつでも変えていい。
なぜなら、夏休み前のこの時期に志望校を決めようとすると、現状の自分の偏差値で行けそうなところを選ぶ人が多いから。
でも勉強して偏差値が上がったら、もちろん志望校を上に変えていいんです。
あと同じレベルなら横に変えるのもOK。
ただし、下には変えないこと。
第一志望を下に変えた瞬間に絶対モチベーションが下がるから。
夏のこの時期なら大逆転だって可能。
まだ間に合う、ギリ間に合う。
だから安易に下げないこと。
八方美人はNG。自分に合う勉強の軸を決めて取捨を!
-----勉強計画を立てるとき、様々な勉強がある中からどのような基準でプランニングするのがよいでしょうか。
勉強計画を立てるとき、様々な勉強がある中からどのような基準でプランニングするのがよいでしょうか。
学校、予備校、スタディサプリをやっている人はサプリ、自分で用意した問題集など、勉強するにも色々あると思いますが、まずはどの勉強を軸にするのかを決めるべき。
学校の勉強を中心にするのか、予備校やサプリを中心にするのか、自学を中心にするのか。
どれもこれも全てをしっかりやろうとすると絶対に失敗する。
相性もあるだろうから科目ごとにメインを決めて自分に合った勉強を選ぶのもいい。
例えば、国語は学校の補習、数学はサプリ、社会は得意だから自学とか、科目ごとにメインを決めてクリアしていく。
軸を決めたら不要なものは思い切って切ること。
例えば英語の場合、学校で与えられた問題集をやり、補習にも出て、サプリで英語を取り、自分の問題集もやる。
こんなことしていたら失敗するからね。
苦手克服の夏、反対。強烈な「得意」の武器を身につけろ!
-----夏休みの受験勉強は苦手なもの、得意なもの、どちらから着手するとよいでしょうか。
絶対得意なものから。
苦手克服の夏って言いやすいし、なんとなく弱点があると埋めたくなるんですけど、苦手なものって自分ではうまくできないから苦手なわけで。
自分でうまくできないものに時間をかけていたら延々と空回りをする。
だから、得意分野を受験で合格できるレベルまで引き上げるのが先決。
ちなみに、得意が伸びると苦手が苦手じゃなくなる可能性があるんです。
例えば同じ科目の場合、得意分野は比較的勉強のコツがつかみやすい。
そのコツを使えばわからないと思っていた苦手分野が理解できるということがあるんです。
だから「夏は得意」から。
もし苦手分野が9月になっても全然出来なかったなら、その時やればいいです。
あと、受験勉強を続けていくには勢いとかモチベーションが大事なわけだけど、それらを得るにも合格レベルの得意分野があるというのは強烈な武器になるから。
もし科目間で得意と苦手がある人は、英語、数学それから2次試験でも使う科目など主要科目から合格レベルに達するよう勉強を進めよう。
国公立志望の「万遍なく勉強」は要注意!
-----志望校が国公立の場合と私立の場合では夏休みの勉強法に違いはありますか。
基本的には変わりません。
英語でいうと、最近では早稲田大学で出題された英文と、東京工業大学で出題された英文がまったく同じだったんですよ。
つまり、私立か国公立かで英文に違いはない。
だから、勉強法にも違いはないんです。
私立・国公立どちらであっても、夏はまず読めるようになることが大事。
読めるようになるためには、単語と文法、英文解釈が必須なので、7月中に英文法を一通り終わらせるのを1つの目安にしてほしい。
スタディサプリの夏期講習を使うなら、7月中に僕の高3 スタンダード&ハイレベル英語<文法編>または高3 トップ&ハイレベル英語<文法編>は終わらせよう。
それから学校で配られる演習問題集までやれれば7月中に英文法は終わるからね。
1つだけ、国公立の人に気をつけてほしいのは、全ての科目を万遍なくやろうとしないこと。
万遍なくやろうとすると取り散らかって失敗しやすい。
文系の人の理科、理系の人の社会がまさにその例で、それらの科目をやる前に勉強すべき科目は他にあるはず。
捨てろとは言わないけれど、濃淡をつけて勉強しましょう。
例えば、夏のうちに主要科目や2次で受ける科目を重点的に取り組む。
重点的に取り組んだ科目が合格レベルになっていれば、手薄になった科目の分も取り返せるからね。
それと、当然ですが万遍なく勉強すると結果は出にくくなります。
受験勉強に限らず、結果がなかなかでないものってモチベーションが下がりやすいから。
すぐに結果を求めてしまう性格の人や、モチベーションが続かなそうな人ほど科目を絞って大量にやって、まず結果を出す、これに尽きます。
伸びる実感が得られれば自然とやる気にもなるし、勉強のコツもわかってくる。
今、この瞬間だから伝わる熱があるのはLIVEだけ!
-----スタディサプリLIVE夏期講習の関先生の講座について教えてください。
僕の夏期講習の授業は、アーカイブ(スタディサプリ内の対応する録画講義)を3講見てきてもらい、その内容を授業で解説するスタイルです。
なので、夏期講習を受ける人は必ずアーカイブを見て予習してもらいます。
夏期講習1コマでアーカイブ3コマ分の講義をするし、板書はしないし、しゃべるのも早いので、初めて僕の授業を受ける人は授業スタイルに驚くかもしれない。
でも予習で3講も見てもらえればきっと慣れるはず。
あとは夏期講習って意味もなくテンションあがるんですよね。
「夏は受験の総本山」なんていわれるだけあって周りもみんな盛り上がる。
ここまで部活を頑張ってきた生徒も、4月から勉強を始めて、5月、6月と鬱々としていた人も、夏期講習が始まるタイミングで仕切り直しができる。
周囲の盛り上がったテンションを使って勢いをつけ、夏期講習でスタートダッシュするのも夏の勉強という意味ではとても大事なことですよ。
あとはLIVEですね。
正直教える中身という意味では、LIVEもアーカイブも変わりません。
ただ、例えばサッカーの日本代表戦を録画してテレビで観るのと、リアルタイムで観戦するのとでは同じ試合なのに感じ方が全然違うよね。
今この瞬間にやっているからこそ伝えられることがあるし、授業を受ける皆さんのテンションだって変わるはず。
それからスタディサプリLIVEにはチャット機能があるので、他の人の質問を見て気づくこともあるだろうし、同じ時間に一緒に頑張っている人がいるのを体感できるのも刺激になると思いますよ。
あえて逆を選んだ。だからこそ見えたものもある。
-----先生ご自身のお話をお聞かせください。最終的に進路を決めるとき、どのように決めましたか?
僕は早稲田と慶応の両方に合格したんですが、当時自分に向いているのは早稲田大学だと思っていたんです。
大学の雰囲気や印象から、ただなんとなく合っている気がして。
順当に考えると早稲田を選択することになると思うんですが、その時僕が考えたのはちょっと違っていた。
このまま自分に合いそうな早稲田に行けば、型にはまった小さい男になってしまう。
だったらあえて自分に全然合わなそうな慶応に行った方が、人生の幅や視野が広がるんじゃないか。
そう考えて慶応への進学を決めました。
進学してからのことは、ここでは語りきれないですが、慶応に行ったからこそ学べたこともありますからね。
志望校や進路に迷ったとき、今まで生きてきた中でまったく考えなかった方を選んでみる、というのもいいと思いますよ。
乱れるのなんて普通。「神回」を見てテンションをあげよう
-----勉強のペースが乱れたとき、よいリカバリー法があれば教えてください。
まず精神面から話すと、「ペースは乱れるもの」と認識しておくこと。
最もまずいのはペースが乱れることを「やばい」と思うことです。
ペースが乱れても慌てずに勉強に取り組めれば問題ないし、やばいやばいと心まで乱れて勉強をしなくなると失敗する。
だからペースは乱れてもやばくない、むしろ乱れて普通だと認識すること。
それを踏まえて、具体的なリカバリー法として、例えばサプリを使うなら、講義動画を1.4倍速で見てみる。
そうするとその分の時間短縮ができる。
あるいは、1度やって出来た問題をもう1回解く。
そうすると自分は出来るという実感が得られてモチベーションアップにつながる。
あるいは、面白かった講義を再度見て、テンションを上げる。
好きな曲や、映画のシーンを何度も見るのと同じように、自分にとって面白かったと思う講義があって、それを見たらテンションがあがるなら何度見たっていい。
(ちなみにそういう講義は「神回」と呼ぶ受講生が増えてきた)サプリなら、こんなふうに使うこともできるから。
最後にもう一度。
ペースが乱れる、乱れても慌てず勉強に取り組もう。
◆夏期講習はについて詳しくはこちら