読書感想文の書き方|構成・書き出し・すぐ使える例文まで完全ガイド!
読書感想文の書き方に悩んだら、まずは基本の構成をおさえておきたい。この記事では、「序論・本論・結論」の型に沿った、読みやすく伝わる書き方を解説する。
すぐに使える書き出しのコツや例文に加え、差がつくテクニックも紹介。
スタディサプリ講師で小論文のプロ・小柴大輔先生が伝授する、高校生のための実践的な感想文メソッドは必見!
目次
小柴大輔先生
.jpg?20250820)
Z会東大進学教室で講師を務めるほか、ロースクール(法科大学院)受験の予備校においても一般教養小論文を指導している。
感覚ではなく論理的に答えを導く指導に定評があり、「現代文に対するイメージが変わった」と受験生から圧倒的な支持を集めている。
スタディサプリでは、現代文のほか、小論文や総合型選抜・学校推薦型選抜対策講座を担当。
読書感想文とは
読書感想文は、本を読んで感じたことや考えたことを自分の言葉でまとめた文章。読書感想文の構成は、「序論」「本論」「結論」の3つが基本で、それぞれ、本の紹介、本を読んで心を動かされたこと、そしてそこから考えた自分の意見などを書いていく。
読んだ本の内容を整理しながら文章にすることで、読解力や表現力が身につき、感じたことを人に伝える力を育てることができる。
高校生にとっては、大学入試の小論文対策にもつながる、有意義な取り組みといえる。
読書感想文を書く前の心構え
興味のある本を選ぶこと
読書感想文を書く前の心構え、1つ目は、興味関心が持てる本を選ぶことだ。まずは、自分が「面白そう」「読みやすそう」「筆者を知っている」など、興味を持っている、または少しでも知っている本を選ぶことから始めてみよう。
興味がある本ならとりあえずページをめくることができる。それだけで、本へのハードルがぐっと低くなるはずだ。
読書が苦手な人でも、サクサク読める!楽しく読める!すぐに読める!そして、読書感想文が書きやすい!
そんな選りすぐりの本をジャンルごとにたっぷりと紹介。
小柴先生直伝「読書感想文が書きやすい本の選び方」も要チェック。
.jpg?20250820)
高校生の読書感想文おすすめ本52選│書きやすい、短い、おもしろい!本の選び方
完璧に理解しなくてはならないと思わないこと
読書感想文を書く前の心構え、2つ目は、「本を全て読み、くまなく内容を理解していないと感想文は書けない」という考えを、自分の中から取り払うことだ。たとえ一部だけでも、それが一言のセリフだとしても、そこで感情が動かされたのなら、感想文は書ける。
例えば、「同じ経験をしたから印象に残った」「今、自分が欲しい言葉だった」「自分が考えていることと正反対で驚いた」「表紙がかわいかった」「本の帯を書いている人を知っていた」などを、書いてみるのもよいだろう。
これも、立派な読書感想文になる。
興味が持てる本を選んだら、その本や筆者の情報を集めて、そちらから先に読んでみるのもよい方法です。
先に情報をインプットしておけば、読み進めながら「○○のレビューで言ってたシーンはここだな」「筆者が伝えたいテーマのクライマックスかな」などとわかり、より理解が深まるでしょう。(小柴先生)
読書感想文の型をおさえること
そして、読書感想文を書く前の心構え、3つ目は、読書感想文に書くべき内容や読書感想文の構成など、いわゆる「読書感想文の型」をおさえることだ。
読書感想文の型は小論文の型ほど明確な決まりがあるわけではないが、原稿用紙を前にしてどうしたらいいかわからないという人は、型に沿って書く方法をおすすめする。
基本的な型をおさえることで、迷わず書けるようになるはずだ。
読書感想文に書くべき内容

「本の情報」では、本のタイトルや筆者名、ジャンル、あらすじなど、読んだ本について簡単に紹介する。
「心を動かされた箇所の感想」は印象に残った場面や登場人物のセリフ、自分の感情の動きを書く。
「本を読んで考えた自分の意見」では、本から学んだことやこれからの自分にどう生かしていきたいかなど、自分なりの考えをまとめよう。
感想文を書こうとすると、「○○に感動しました」という表現が多用されがちですが、これだけで終わってしまうとやや薄っぺらい印象になってしまうことがあります。
高校生であれば、「どのように感動したのか」を言葉にして伝える力、つまり心が動いた体験を自分の言葉で表現する力を意識して高めていきたいところです。
たとえば、「感動」という言葉を国語辞典で調べてみる、という掘り下げ方もおもしろいと思います。
「心を揺さぶられた」「深く共感した」「胸が熱くなった」など、今回自分が体験した感動は、どの表現がもっとも近いのでしょうか。
「この感動は一種の高揚感に近いな」と、自分なりに分析してみるのもよいでしょう。
「感情」をきっかけにして、日本語表現そのものについてまで考察してみるというのは、かなりよいアプローチです。(小柴先生)
付箋とメモで書くための材料を集める
本を読んでいる途中で感じたことや気になることがあれば、付箋を貼っておくのがおすすめだ。さらに、どう感じたのか、なぜ気になったのかを簡単にメモしておくと、後から感想文を書くときにとても役立つ。
「かっこいい」「意外だった」「共感できない」など、感じたことを素直に書き留めておこう。
私も本を読むときは、必ず付箋を使っています。
仕事柄、評論などを読む機会が多いですが、自分にとって新鮮な考え方や、初めて知るデータ、キーワードになりそうな言葉に印をつけておきます。
高校生の読書感想文なら、登場人物のふるまいや心情表現など、「後で使えそうだな」と思ったところにどんどん付箋を貼っておくのがおすすめです。
これは2回目に読み返すことを前提にした作業なので、この段階で無理に厳選する必要はありません。
また、「わからなかった」「筆者の考えに共感できない」といった気持ちも、そのままメモしておくと、後から自分の意見として文章にしやすくなります。
本に直接書き込みができない場合は、メモ欄付きの付箋を使うと、感じたことをその場で書き留められるので便利です。(小柴先生)
読書感想文の構成
読書感想文の基本的な構成は、序論、本論、結論となる。読書感想文の型に沿って書くとは、前述の「本の情報」「心を動かされた箇所の感想」「本を読んで考えた自分の意見」の3つの要素を、この基本的な構成にあてはめていくことだ。
それぞれ、どんなことをどのように書くのか、『吾輩は猫である』の読書感想文を例にして紹介しよう。
【序論】その本の情報を書く
序論で書くのは、その本の情報、つまり書誌情報だ。
書誌情報とは、タイトル・筆者名・出版年(現代でないものは発表された時代)など。
その他、国語便覧の情報や本の評判などを参考に、記述を膨らませるのも手だ。
例文をチェック
私が選んだ本は○○社の文庫本だが、他の出版社からも出ていた。この出版社の文庫本を選んだのは、表紙の猫の絵が可愛かったのと、筆者が発表した当時の表紙が載っていたからだ。
主人公の猫『吾輩』は、漱石が37歳の時に住んでいた家に迷い込んできた野良猫だという。猫が死んだ時、漱石は親しい人たちに猫の死亡通知を出した。相当可愛がっていたのだと思う。
書誌情報を活用して感想文をふくらませる方法は、読書感想文が苦手な人にもおすすめです。
国語便覧の情報や書評、関連するニュースなど、参考になる素材は意外と多くあります。
感想文を「自分の感想や意見だけで埋めなければ」と考えると大変ですが、こうした情報を使えば書きやすくなりますし、文量も自然に増やせます。
さらに、そこに自分の思いや視点を加えることで、内容に深みが出ます。
例えば「100年前のエリート男性が書いた本に、令和の女子高生の自分が共感できるわけがないと思った」など、最初に感じた違和感を書くのも立派な意見になります。(小柴先生)
【本論】心を動かされた箇所の感想を書く
本論で書くのは、本を読む前の自身の知識、心を動かされた箇所、そしてその部分からどんなことを感じたか、読む前と読んだ後でどう変わったのか、などだ。
ここで紹介する例では、読む前と読んだ後でどう変わったのか、「比較」というテクニックを用いている。
すでにあった知識や印象を書き、それを踏まえた意外性や感情の動きを書きながら、読書前と読書後の比較を入れることで、内容を膨らますことができる。
自分が心を動かされたシーン、著者が書きたかったであろうテーマなどに考えを巡らせてみよう。
例文をチェック
ところが吾輩は、『吾輩はどこまでも人間になりすましているのだから、交際をせぬ猫の動作は、どうしてもちょいと筆にのぼりにくい。迷亭、寒月諸先生の評判だけで御免蒙こうむる事に致そう。』と言っているではないか。吾輩は、苦沙弥先生と暮らしていく内に、猫の世界に生きる猫ではなく、人間社会に暮らす猫に擬態した人間として生きているのだ。
私の家には猫がいるのだが、確かにうちの猫も自分を人間だと思っている節がある。そして、私の様子を冷めた目で遠くから眺め、時には心配そうに声をかけてきて、たまに甘えてくる。その姿はとても尊い。
先に挙げた吾輩の人間宣言の一文は、漱石が猫を可愛がり、愛し、観察していたからこそ出たものだろう。
この例では、本の中に登場する猫の描写から出発し、そこから自然に自分の家の猫について触れられています。
作品世界をきっかけにして、自分の身近な体験や日常生活とからめて書くことで、本論に広がりや深みを持たせることができます。
しかも、日常のことなら書きやすく、無理なく自分の言葉で書けるのもよい点です。
「猫を見る目が変わった」といった変化に気づけたことも大切なポイントです。
本を通して、新たなフィルターがひとつ自分の中に加わった―そうした“気づき”に触れている点も、とてもよいと思います。(小柴先生)
【結論】本を読んで考えた自分の意見を書く
結論には、本を通して得た学びや、自分の考え方にどのような変化があったか、また今後それをどのように生かしていきたいかといった、自分なりの考えをまとめて書く。
もっともらしい答えのようなものを入れなければいけないと思っている人もいるかもしれないが、必ずしもそうとは限らない。
本の内容に対する疑問や、納得できなかった点への反論なども、立派な意見として扱える。
また、「こんな人におすすめだ」「こんな人に読んでほしい」と、次に感想文を書く人にバトンを渡す締めくくり方もおもしろいだろう。
例文をチェック
・純文学は難しいという人には、まずこの本を薦める。印象が大きく変わるはずだ。
締めの文章は、かっこいいことを書こうと気負いすぎてしまうと書けなくなってしまうものです。
ですから、「正解を書こうとしなくてもいいんだ!」と割り切ってしまうのもひとつの方法です。
例えば、ある専門的なテーマの読書感想文なら
・看護師を目指す人にこの歴史を知ってほしいと思った。
・建築系に進もうとする人に、今後の環境課題に立ち向かうこれらの技術開発秘話は、大いに参考になるのではないだろうか。
など、書くのもよいでしょう。(小柴先生)
読書感想文の書き出し方
読書感想文の型は理解できても「書き出しで止まってしまう」「最初の一文が思いつかない」そんなふうに感じている人もいるだろう。ここでは、書き始めに迷ってしまう人がスムーズに最初の一歩を踏み出せるよう、書き出しのヒントやパターンを紹介しよう。
本と出合ったきっかけから書き出す
どこでこの本に出合ったのか、なぜ読もうと思ったのか、きっかけや出合いの場面から書き始める方法。書き出しに無理がなく、自然に本の話題へつなげられる。
例文をチェック
・学校でもらったリストの中で、唯一タイトルの意味がすぐにわからず、逆に気になってこの本を選んだ。
・書店でこの本の帯に書かれていた「自分を見つめ直すきっかけになる」という言葉にひかれ、読むことを決めた。
・本を選ぶとき、いつもはタイトルで決めることが多いが、今回は「あとがき」の一文に心をつかまれた。それがこの本との出会いだった。
自分の日常やエピソードから書き出す
少し意外性のある書き出しとして、読書とは関係のない、日常のちょっとしたできごとや場面から書く方法もある。自分らしいエピソードを交えて書くと、印象に残る書き出しになる。
例文をチェック
・友達との花火の約束が急にキャンセルになって、手持ち無沙汰になった夜、部屋の本棚から適当に選んだのがこの一冊。
・毎日部活ばかりで読書なんてほとんどしていなかったけど、練習が休みになった日にふと手に取ったのがこの本だ。
・地元の夏祭りに出かけた翌日、浴衣や屋台のにぎやかさを思い出しながら、この本を開いた。
エピソードと本の内容をうまく関連づけられたら、それはそれでおもしろいかもしれません。
しかし、そこにこだわりすぎる必要はありません。
無理に結びつけようとして書き出しに悩んでしまうくらいなら、まずは自分にとって書きやすいところから始めてみるのがおすすめです。
そもそも読書は、日常とは少し違った次元で新しい世界を見せてくれるものです。
どんな状況でも楽しめるのが、読書のいいところでもあります。
だからこそ、エピソードと本がつながらなくても気にせず、自分らしいスタートで大丈夫です。(小柴先生)
最も印象的だったことから書き出す
読んでいて心に残った場面やセリフ、強く共感した気持ちなど、印象に残ったことを最初に書く方法。
前の2つの方法はプロローグから始まり内容へ入っていく流れだが、そうした順序立てが少し面倒に感じる人には、この方法がおすすめだ。
例文をチェック
・私がまず興味を惹かれたのは『 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか 』というタイトルだった。
・私が1番心を動かされたのは、「信頼関係は相手の期待を超えることで築かれる」という考え方だった。
・私が強く共感したのは、最終章、「それでも、前を向こうと決めたんだ」という主人公のセリフだ。
最初の一文で情報を端的に伝える書き方は、小論文と同じです。
あらかじめ情報を伝えることで、読み手にも心構えが生まれ、伝わりやすくなるというメリットもあります。(小柴先生)
読書感想文で差がつくテクニック

読書感想文の内容をさらに充実させるためのテクニックを3つ紹介しよう。
「人と差をつけたい!」「オリジナリティのある読書感想文を書きたい!という人には特におすすめだ。
ぜひ挑戦してみよう。
読み手を想像して書く
「この本を誰に向けて伝えるか」をあらかじめ想定して書く方法。読み手を明確にすることで、内容に自然と視点が生まれ、言葉の選び方や構成にオリジナリティと深みが加わるのが特徴だ。
例えば、友人に紹介するつもりで書くなら、LINEでのやり取りをイメージしてみるのもおすすめです。
口調が自然にくだけて、ストレートに本の魅力を伝える感想文になりやすくなります。
過去の自分に語るように書くのも、ひとつの方法です。
「未熟だった中学生のオレよ、高2の夏、オレはある本に出合って変わったのだ。その本とは――」というように、自分と向き合うきっかけにもなります。
また、未来の自分に向けて書いてみるのもおもしろいです。
「社会人になり、家族ができ、すっかりこの本を読んだことを忘れているであろう20年後の私に向けて、高2の夏に出合ったこの本の鮮烈な印象を書き残す」とすれば、より広い視点から本の意味をとらえ直すことができ、感想文に深みが出てきます。(小柴先生)
関連書籍と比較、組み合わせて書く
メインの本とあわせて、関連する別の作品を一緒に読み、比較・考察するという方法。内容に深みや説得力が加わるだけでなく、自分ならではの読み方としてオリジナリティを出しやすいのが特徴だ。
たとえば、『吾輩は猫である』を読んだなら、同じく猫をモチーフにした室生犀星の詩と比較することで、時代や表現の違いに気づくことができるだろう。
あるいは、対照的なテーマを持つ作品を選び、違いを際立たせて書くのもおもしろいアプローチだ。
新たに1冊読むのが大変な場合は、すでに教科書で読んだ作品でも十分に活用できます。
読みっぱなしにせず、それを他の本と関連づけて考察することで、「学びを発展させている」という点でも高く評価されるでしょう。
また、どういった本を探せばよいか迷う場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
ジャンル別に書籍を紹介しているので、自分に合った1冊が見つかるはずです。(小柴先生)
高校生の読書感想文おすすめ本52選│書きやすい、短い、おもしろい!本の選び方
自分が続編を書くならどうするかを書く
読んだ本のその後を自分なりに想像し、「自分ならどんな続編を書くか」を考えて書く方法。
登場人物の未来や物語の展開を考察することで、作品への理解が深まり、感想文に想像力が加わるのがこの方法の魅力だ。
例えば、キャラクターの変化や成長を想像したり、新たな登場人物を設定したりしながら、「こう続いてほしい」という物語を描いてみてもよい。
パロディやパスティーシュ(作風の模倣)として書くのも効果的だ。
普段からドラマや映画の続きを想像したり、漫画のアナザーストーリーを頭の中で考えるのが好きな人には、特におすすめの書き方です。
自由な発想で「もしもこんな展開だったら」と楽しみながら書くことができますし、読み手にも印象に残る感想文になるはずです。
こうした自由度の高い書き方にも、作品理解や自分の視点がしっかりと表れるので、評価されやすいスタイルです。 (小柴先生)
読書感想文を原稿用紙に書く時の注意点
原稿用紙の使い方には決まりがある。小論文や志望理由書などを書く際にも必須の知識なので、読書感想文を書くこの機会に、ぜひ習得しておこう。
題名と名前の書き方
題名は、上を2,3マス空けて書き始める。自分の名前は、下を1マス空ける。
姓と名前の間は1マス空ける。
段落の書き始め
本文の書き始めや、改行して新しい段落にする場合は、上を1マス空ける。改行するたびに、1マス空けを繰り返す。
句読点は1マスに
句読点(「。」や「、」)は、文字と同じように1マスに1つ書く。また、句読点が行頭に来る場合は、その文章の最後のマスに文字と一緒に入れるか、マスの外に書く。
拗音「ゃ・ゅ・ょ」・促音「っ」
小さい「ゃ・ゅ・ょ」や「っ」は1マスを使って書く。行頭に来ても構わない。
会話文やかぎかっこ
会話文は、原則として改行する。会話のかぎかっこは1字下げしない。
「」は会話文や語句を引用する際に使う。
また、強調したい言葉にも使用する。
『』は書名を表すときに使用。本文の中の章や項目は「」。
また、「」の中でさらにかぎかっこを使用する場合は『』を用いる。
高校生が読書感想文に取り組むメリット

ここまで、夏休みの課題である読書感想文を攻略する方法を解説してきた。
しかし、大学受験を考える高校生にとって、読書感想文は自分をアピールできるツールでもあることを知っているだろうか。
また、読書感想文の課題をきっかけに、新しい自分を発見したり、視野が広がったりすることも大いにある。
次の効果効能を読んで、ぜひ前向きに挑んでもらいたい。
自己発見の驚きとよろこび を知ることができる
自分がどんな言葉に感銘を受けるのか、どんなストーリーに共感し反発するのか、これらを読書は教えてくれる。
本を通じて新たな視点や考え方に触れることで、創造力が刺激され、自分自身をより深く知ることができる。
また、名言から人生観が変わるということも多い。
読書は自己探求の旅において貴重なツールなのだ。
内面を言葉にすることでの癒し効果と語彙力向上が見込める
心の声をあえて言葉にすることで癒しが得られるという。
言葉にならないと安易に断念してはいけない。
心の叫びは、言葉にすることでより理解でき、通じるものだ。
学校推薦型選抜の志望理由書・面接対策に役立つ
受験生なら読書は必修科目。
学びたいくらい興味があるのに、その分野の本を1冊も読んでいないのでは話にならない。
反対に、本を読んで受けた影響や感想を書いたり話したりできることで、本気度を伝えられる。
読書感想文は小論文対策にも有効だ。
批評や論文を書けるようになるための、最初の一歩となるのが「読書感想文」です。
できるだけ効率よくその本を理解して、読み手に情報を与え、自分の考えも簡潔な文章で述べる。
この能力は、大学入試の際の小論文や、大学に入ってからの論文作成にも役立ちます。
宿題なんて面倒くさいと思わず、ぜひ挑戦してみてほしいですね。(小柴先生)
構成・文/編集部 監修/小柴大輔 ※2025年7月更新
高校生の読書感想文おすすめ本52選│書きやすい、短い、おもしろい!本の選び方【2025年】
「小論文とは?」構成と書き方。大学入試での出題傾向、必勝法をプロが解説!
小論文の書き方完全マニュアル!構成、ルール、注意点とは?模範解答&減点対象ダメ答案例文つき
【文学部、国際・外国語学部】小論文の頻出テーマと対策をスタサプ講師が解説!
【法学・政治学部、経済学・経営学部】小論文の頻出テーマと対策をスタサプ講師が解説!
【理学・工学部、農学・水産学・畜産学部】小論文の頻出テーマと対策をスタサプ講師が解説!
【医学部、看護・医療系学部、スポーツ学部】小論文の頻出テーマと対策をスタサプ講師が解説!