勉強部屋レイアウトの極意!高校生向け勉強机の配置と集中できる環境作り
勉強机に座ってみたものの、なかなか集中できなかったり、集中できるまでに時間がかかってしまったり。自分の部屋で勉強しようと思ってもうまくいかないことって、あるよね。でもその原因は、実はキミ自身ではなく環境によるものがほとんど。集中しにくい部屋の中には、集中を妨げる原因がいくつもあるんだって!
そこで今回の記事では、どんな勉強部屋にすれば自宅学習でも集中できるようになるのか、建築や空間心理学のプロに徹底取材!勉強部屋のレイアウトの極意を教えてもらったよ。
目次
- 勉強部屋のレイアウト次第で集中力は変わる!
- 自宅学習で集中できるようになると、どんなメリットがある?
- 勉強部屋レイアウトで考えるべきポイント
- 窓と机の向きのポイント
- 机のベッドのレイアウトのポイント
- 机からの視界と配色で意識したいポイント
- 勉強部屋の照明選びのポイント
- そのほか、集中力をアップさせるポイント
- イスは、床に両足が着く高さに
- 最適な机のサイズと高さ
- 勉強部屋のドアの窓は塞いでOK
- 机の上に置くものは3つまで
- 勉強中、スマホは遠くに置いておく
- 視界に入る壁にふせんを貼らない
- 整理整頓タイプ?雑然タイプ?
- 座卓が勉強机の場合に気をつけること
- 勉強部屋6畳のレイアウト例
- みんなはどんな勉強部屋にしてる?
- まとめ:いい勉強部屋は、しぜんと集中が生まれる
一級建築士
高原美由紀さん
空間デザイン歴30年超、累計1万件以上の間取り指導実績をもつ一級建築士。(一社)空間デザイン心理学協会代表理事。(有)カサゴラコーポレーション一級建築事務所代表取締役。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。職業能力開発総合大学講師。心理学・脳科学・行動科学・生態学など科学的根拠をもった幸せな空間デザインの法則を「空間デザイン心理学(R)」として体系化。「仕事がうまくいく」「夫婦が仲良くなる」「ストレスが減る」「自己肯定感が高まる」「子どもが健やかに賢く育つ」など、そこで過ごしているだけで、自然に望みが実現し、幸せになる「人生を応援する空間作り」を伝える活動をしている。
勉強部屋のレイアウト次第で集中力は変わる!
では人間が集中できる環境とは、どんな環境なのか。空間デザイン心理学に詳しい、一級建築士の高原さんにお話を聞いてみよう。
そもそも人間は集中しづらい動物
そうやって考えると「集中する」という行為自体が非常に難しいことなんだ、ということがわかりますよね。だからこそ、「自分自身の集中力を高めよう」ではなく「集中しやすい環境を整えよう」のほうがずっと楽だし、現実的だと私は考えています。(高原さん)
集中は、安心できる環境から生まれる
人間は、周りの環境変化に対して反応しやすいようにできているので、自分の身を守る防衛のためのエネルギーを無意識に割いてしまうんです。これを、私は「脳のリソースを割く」と呼んでいて、集中を妨げる大きな要因だと考えています。
よくオリンピックなどで、スポーツ選手が競技直前までヘッドホンで音楽を聞いている場面を見かけますよね。あれは、日頃から聴いている音楽を流して余計な情報をシャットアウトし、自分の周りに「いつもと同じ環境」を作り出して安心し、集中力を高めているのです。
集中できる環境作りの基本は、まず「安心できる環境を作ること」。これはすごく大事なので、ぜひ覚えておいてください。(高原さん)
自宅学習で集中できるようになると、どんなメリットがある?
勉強時間が確保しやすくなる
限られた時間のなかで受験の競争を勝ち抜くためには時間の使い方は、とても大きな要因になってきます。(高原さん)
居心地のいい環境作りの、練習として
それは今後、みなさんが大学生になっても社会人になっても変わりません。成長とともに環境が変わったとしても、それぞれの場所で「居心地のいい場所」を自分で作っていけるのは、人生をよりよく生きるための大きな力となります。
勉強部屋のレイアウトを整えることは、いわばその練習になると思ってください。将来、その経験がきっと役立つはずですよ。(高原さん)
勉強部屋レイアウトで考えるべきポイント
・窓と机の位置関係
・机やベッドのレイアウト
・机からの視界と配色
・照明の明るさと色
これらのポイントは、上から順に優先的に取り組んでいくと、環境作りが進みやすい。ここから高原さんにお聞きした話を元に、それぞれのポイントについてレイアウトの具体的なコツと一緒に解説していくよ。
窓と机の向きのポイント
では、具体的に窓と机の向きの関係について、ポイントを解説していこう。
窓の向きは南側がベター
机の配置を考える前に、キミの勉強部屋の窓は、どんな位置にあって、どんな景色が見えるのかを確認してみよう。景色がいいかどうか、また明るい光が差し込むかどうかで、机の配置は変わってくる。一番の理想は、窓が南向きであること。窓が南向きだと、日中に陽の光がしぜんと差し込んでくるようになる。高原さんいわく、人間には日光に当たると「気持ちが前向きになる」「ネガティブな考えが湧きづらくなる」「記憶力がよくなる」といった性質があるといわれているんだって。
特に受験勉強となると、日中に自宅で勉強する時間も長くなってくる。ストレスをなるべく減らし安心して勉強できる環境を作る、という意味でも、家族と相談して勉強部屋の位置から考えてみてほしい。
景色がいい場合、視野に入る場所に机を置く
窓からの見晴らしがいい部屋であれば、机に座った時にまっすぐ前を向いた時に、視界にしぜんと窓が入ってくるレイアウトを考えてみよう。そうすると、勉強に集中して疲れが溜まった時に、ふと目に入る景色が気分を落ち着けてリラックスさせてくれる。景色がよくない場合は、机は直角に置く
例えばすぐ隣の家のベランダが見えたり、マンションの共用廊下が見えたりと、そんなに景色がよくない場合、机は窓に対して直角に置くのがおすすめだ。そうすることで、景色を視界に入れずにしぜんと机に光が差し込むようにできる。机のベッドのレイアウトのポイント
机は壁に付けない
よく、机を壁側に向かって配置している勉強部屋があるけど、実はあの配置はあまりおすすめしない。高原さんいわく、勉強机に座った際、後ろに大きな空間ができることで、安心感が薄れてしまうんだって。例えば、カフェに行った時に奥の座席、壁を背にして座れる席を選ぶ人が多いように、背中側に脅威がない状態というのは、背後に意識を使わなくていいんだそう。その分、目の前のことにエネルギーを注ぎやすくなり、勉強の集中力に繋がりやすいんだ。ドアのすぐそばに机を置くのはNG
もう一つ、置いてはいけない机の場所が、部屋の入口ドアのすぐそば。家族が部屋に出入りするたびに集中が途切れ、かつ人が入ってきた時に自分を防御する、距離的な余裕が一切なくなってしまう。そうすると「いつ入ってくるかわからない」という不安から、常にドアを意識している状態になってしまい、勉強自体に集中しづらくなってしまうんだそう。ベッドは机からのアクセスが悪いところに
よくベッドに寝転がる誘惑を遠ざけるために、「ベッドは机から目に入らない位置に」と書いている記事を見かける。だけど高原さんいわく、それよりも、いかに机からベッドまでのアクセスを悪くするかのほうが大事なんだって。机とベッドの距離が近かったり、視界にベッドが入る部屋でも、できるだけアクセスを悪くすることで、ベッドの誘惑に打ち勝つことができるようになるんだ。
机からの視界と配色で意識したいポイント
本棚を目の前に置かない
本棚にびっしりと並んだ本は情報量がかなり多く、脳に負荷をかけやすい。机の正面に本棚を置いてしまうと、それだけ脳のリソースを本棚に奪われることになる。そのため、本棚は机のすぐ脇か、あるいは背中側に配置するのがおすすめだ。また、参考書はビビッドな色味のものが意外と多く、背表紙が並ぶとカラフルで集中のさまたげになりやすい。特に本棚一体型の学習デスクは、できるだけ高い位置に本棚を上げ、参考書類を正面の視界から外すようにするのがおすすめだ。
青や緑色のポスターなどを飾る
余計な情報を取り除いたら、今度は集中力を高める配色について考えてみよう。色彩心理学では、青には集中力を高める効果があるといわれ、緑には精神的なストレスを軽減し、知的生産を高める効果があるといわれている。そのため、青や緑を基調としたポスター、例えば海や山、森などの風景が描かれたものなどを、視界に入る位置に貼っておくと、集中力を高めることに繋がる。あるいは、写真や絵ではなく、本物の観葉植物などを配置するのも非常に効果的だ。短期的に集中力を上げたいなら、赤やオレンジを
青や緑が落ち着いた色で長く集中力を高める色である一方、対照的な赤や濃いオレンジは、短期的な集中力を高める効果があるともいわれている。そのため、例えば定期テストの前日に短期的に勉強に集中したい時などは、赤や濃いオレンジ色が視界に入るようにすると、記憶力や集中力アップに繋がりやすい。ベージュには、疲れを軽減させる効果がある
休憩する時には、ベージュの色味の物が視界に入るのがおすすめ。例えば、ベッド周辺の布やリネン素材の物などにベージュの物を採り入れると、勉強に集中する場所と、気持ちを落ち着けて安らげる場所のメリハリがつきやすくなる。ただし、過度な配色は禁物
配色について考える時に気をつけたいのが、視界の中でのその色の割合。最も効果的なのは「視界の15%程度の時」といわれており、あまりに大きなポスターを貼ったり、部屋を植物で埋め尽くしたりするのはおすすめしない。高原さんいわく、「壁掛けカレンダーや、A3サイズのポスターを、勉強机の脇の壁に貼っておく」くらいがちょうどいいのだそう。そのため、壁一面を特定の色にしてしまうなどの極端なやり方は、避けたほうがいい。特に勉強部屋は、勉強する以外にも読書をしたり、遊んだり、休んだり、趣味に没頭したりと、さまざまな用途で使うことがあるので、デフォルトの色はベーシックな色味にして、ポスターや小物などで配色を調整していくのがおすすめだ。
勉強部屋の照明選びのポイント
照明器具に関しては、部屋に備え付けられた照明と、デスクライトの大きく2つがあるが、この章で解説する内容は、どちらの照明で整えてもOK。どちらの場合も、今は色や明るさを自由に調節できるタイプの製品が数多く販売されているため、ぜひ導入を検討してみてほしい。
青白い昼光色は集中力をあげる
青白い光は昼光色とも呼ばれ、日中の空の光の色に近く、体や脳を目覚めさせるといわれており、記憶力や集中力のアップにつながりやすい。一般的なオフィスなどで、暖色系ではなく青白い昼光色が採用されているのはそのためだ。ぜひ朝方〜昼頃にかけての集中のゴールデンタイムを最大限に生かすために、青白い光を使用してみてほしい。ただし、青白い光は「ブルーライト」とも呼ばれ、目への負担も大きい。あまりに青い色に設定したり、昼光色を使い続けないようにする注意が必要だ。
白っぽい昼白色は昼〜夕方向き
昼光色よりも青みが抑えられ、やや白っぽい色をした昼白色の照明は、自然光に近い色味で目が疲れにくいという特徴がある。昼光色だけだと疲労が溜まりやすくなってしまうため、昼をすぎたら照明の色を昼白色に切り替えるようにしよう。そうすることで、必要以上の疲れを溜めず、朝方よりも穏やかな集中を持続しやすくなる。赤みがかった電球色は夜メインで
夜、読書やSNSを見たりする時には、赤みがかった電球色にするのがおすすめ。電球色は昼白色よりも目が疲れにくく、就寝前のリラックスタイムなどに適しているといわれる。特に、夜遅くまで勉強して次の日まで疲れを残したくない時や、朝方の目覚めが悪いと感じる時には、夜の照明を電球色に見直すことで改善されるケースもある。そのほか、集中力をアップさせるポイント
イスは、床に両足が着く高さに
机とイスの高さを考える時には、まずイスの高さを決めてから机の高さを考えると、自分の体格にあったものを選びやすくなる。イスの高さは姿勢が安定するように、両足の裏が座ったときに床にぴったりと着くくらいがおすすめ。また、可能ならエルゴノミクスチェアと呼ばれる、人間工学に基づいて作られたイスだと、体への負担が軽くなり集中力も持続しやすくなる。最適な机のサイズと高さ
机の高さを考える場合、体格に合わせて何度も買い換えるというわけにもいかない。最近では、机面の高さを調整できるデスクなどもあるが、そうでない場合は70cm前後を目安にすると、幅広い体格に合わせやすい。また、サイズは横幅1200mm、奥行き600mmあれば、スペースに余裕が生まれやすい。PCを置く場合は、奥行700mmでもいい。また、黒い机は目が疲れやすくなるため、できるだけ避けたいところ。
勉強部屋のドアの窓は塞いでOK
親御さんが家を建てる際に、「子どもが部屋で何をしているかわかるように」と、勉強部屋のドアに窓を付けるケースがあるが、高原さん的にはこれはNGなんだそう。せっかく勉強に集中しようと思っても、「いつ家族に見られているのかわからない」という状態では、そのことに気を取られて集中しづらくなる場合が多いんだって。もし、すでにドアに窓がある場合、受験期間などはその窓にテープや紙を貼るなどして、外から見えないように塞ぐのがおすすめ。ただし、トラブルを防ぐためにも、塞ぐ前には「こういう理由で窓を塞ぎたい」と家族にちゃんと伝えるようにしよう。
机の上に置くものは3つまで
せっかく目の前の視界に入るものを整えても、勉強机の上がごちゃごちゃとしていたら意味がなくなってしまう。そこでおすすめなのが、「机の上には3つまで」というルールを作ること。置けるものを3つに制限すると、筆箱、ノート、参考書を置くくらいで、もういっぱいになってしまう。そのため、勉強する教科を変えるたびに教科書やノートをしまう習慣がつき、常に机の上がきれいな状態で勉強できるようになるよ!
勉強中、スマホは遠くに置いておく
せっかく視界に入る余計な情報を整理しても、スマホが近くにあっていつ通知がくるかわからない状態では、そちらに気を取られ集中に入りづらくなってしまう。勉強に集中したい時は、スマホはできるだけ遠くに置くほうがいい。また、最近ではタイマーを設定して、その時間中はスマホが取り出せなくなるケースなどもある。ついつい、自分が思っている以上にスマホを見る時間が長くなってしまう人は、やや力技だが、そういった方法を検討してみてもいいかも。
視界に入る壁にふせんを貼らない
先ほどからいっているように、視界から余計な情報を外すほうが、集中力は高まりやすい。そのため、勉強机からの視界に入る壁にふせんを貼るのもできるだけ避けよう。忘れてはいけないものを、自分自身にリマインドする、というのは決してわるいことではないが、常に視界に入ってしまうと、いつも頭の片隅でその内容を意識してしまうことになる。リマインドのふせんを貼りたい場合は、勉強部屋のドアなどに貼っておくのがおすすめだ。
整理整頓タイプ?雑然タイプ?
集中できる理想の環境を考えた時、「整理整頓されているほうが安心できる人」と「片付きすぎていると落ち着かない人」の大きくふたつのタイプに分けられる。どちらのほうが「より集中できる」ということはなく、人それぞれに合う環境が違うだけなので、無理に「整理整頓しなきゃいけない」とは考えなくても大丈夫だ。ここでは、それぞれのタイプ別に一つずつ注意点を解説するよ。「整理整頓されているほうが集中できる人」の注意点
整理整頓を意識するがあまり神経質な状態になってしまうと、ちょっと物を動かしただけでも「こうしなければならない」、何かゴミが落ちていたら「掃除機をかけなければいけない」といった義務感が生まれやすくなり集中力をさまたげることにも繋がる。目的はあくまで「片付いている部屋」ではなく「集中できる環境」。それを常に心に留めておくようにしよう!
「片付きすぎていると落ち着かない人」の注意点
多少ならばいいが、ごちゃごちゃが行きすぎてしまうと、当然視界に入る情報量は増え、自分の意識が勉強に向かいづらくなってしまう。「自分はごちゃごちゃしているほうが集中できるんだ」と思い込みすぎず、視界に入る情報量のことを常に意識して、環境作りをするようにしよう!
座卓が勉強机の場合に気をつけること
座卓の場合でも、基本的にはイスありの勉強机と考え方は同じ。窓と机の関係性を意識しながら、座った時の視界に入るものを整えていこう。ただし、座卓の場合、そのまま床に寝っ転がれてしまうという危険もはらんでいる。もし、座卓で勉強していてよく寝っ転がってしまうという方は、勉強部屋ではなく、リビングで学習するほうが集中できる可能性もある。その場合におすすめなのが、簡易的に3方向のパーティションを100円ショップなどで購入し、リビングの机に立てること。自習室のような学習環境が自宅で再現でき、視界に入る余計な情報をシャットアウトしやすくなる。また、パーティションの片面に青や緑のものを、その裏面に赤やオレンジのものなどを貼っておくと、集中力を高める色彩効果が期待できる。
勉強部屋6畳のレイアウト例
この勉強部屋のレイアウトで、まず大きなポイントは、机に対して窓が直角であること。窓からの景色がよくない場合、窓の目の前が隣の家などである場合には、常に視界に入れるのではなく、光を採り入れるための窓として機能させるのがいい。また、ドアの入口近くに机を置かず、なるべく奥側に起き、背後を壁にすることで安心感を確保。そして、視界の情報量を減らすために、本棚はイスに座った時に視界に入らないように、机からは離して真横に配置。また、ベッドは正面に配置。そうすることで、イスからのアクセスをあえて悪くし、簡単には寝転がれないような配置にしてみたよ。
また、見晴らしがいい場合は以下のようなレイアウトでもいい。
窓の正面に机を置きつつ、情報量の多い本棚は、イスよりも背後側に置く。ドアと机の距離感を意識して、背後のスペースもなくし、安心感を確保。机からベッドへのアクセスも悪いので、だらけにくくなる。ただし、机の上に物を置きすぎると、寝ている時に地震などが起こった際、物が落ちてきてあぶない。机の上は常に綺麗にしておくことを意識したい。次に、窓の配置が異なる場合も見てみよう。
机は窓の正面に配置しつつ、本棚を背後に配置。先ほどまでの例に比べて、ドアとの距離感も近すぎず、ベッドへのアクセスもそこまでよくない。タンスの側面が、勉強中に少し圧迫感を与えるので、ポスターを貼るなどして、配色面で集中力を高めるようにしたい。みんなはどんな勉強部屋にしてる?
勉強机の選び方|高校生が集中できる勉強部屋のレイアウト実例30選
みんながどんなふうに勉強部屋を活用して、どうやって集中できる環境を作り出しているのか、参考になるから、ぜひ一緒に読んでみてほしい。
まとめ:いい勉強部屋は、しぜんと集中が生まれる
単なる掃除や模様替えととらえるのではなく、「自分の居場所作り」ととらえて、ぜひ勉強部屋のレイアウトを見直してみてほしい。最後に、高原さんからもみんなへのメッセージをいただいたよ!
空間には置かれている物や色などでさまざまな情報があり、実はそれらがみなさんの努力を邪魔している状態なんです。そんな環境で「集中しよう」というのは、まるで川の流れに逆らって泳いでいるのと同じ。ちゃんと川の流れに沿った方向に向かえば、しぜんと集中できるようになりますよ!
また、多少「ごちゃごちゃしているほうが落ち着く」というのは事実としてあります。何しろ、本物の自然界には整理整頓されている状態なんてありませんからね。(高原さん)
※2025年10月の取材に基づいています。
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