「夜食に何食べる?」 受験生に人気の夜食選手権!
テスト勉強に受験勉強。夜遅くまで頑張っているとお腹もすくよね。高校生のみんなはいったいどんな夜食を食べているのだろう。リクナビ進学では416人の高校生に「好きな夜食」を聞いてみた(2014年11月)。
■受験シーズンにはあったか~い飲み物・食べ物が恋しい
予想外1位はあと回しにして、まず2位から!
2位 お菓子・甘いもの…86人
お菓子のなかでも圧倒的な人気はチョコレート。頭や体が疲れたり、寒いときはチョコレートが食べたくなるという人が多いようだ。
3位 飲み物だけ…54人
眠気覚ましに飲み物を飲む人は多く、人気があるのはコーヒー、紅茶、そしてココア。これらは、やはり眠気覚ましになるらしい。なかには「眠気覚ましに氷水を飲む」(高1女子・高知)や「熱湯を飲む」(高3男子・千葉)という強者も。
4位 ラーメン…48人
しっかり食べたいときの人気メニューはやっぱりコレ。体もあったまるし、お手軽だし。
5位 おにぎり…22人
お米を食べないと体がもたないという人もけっこういる。「たまごかけご飯」や「お茶漬け」は少数派で、おにぎりが圧倒的に人気。片手で食べながら勉強を続けられるのも人気の理由だろう。
以下、6位 パン…11人、7位 カレー…9人、8位 スープ…8人という順位だ。
カレーって夕食を2回食べるようなもの? と思っていたが、「その他 41人」の中にも、「とんかつ」「鍋」「シチュー」「ハンバーグ」など、しっかりめの食事を取るという解答も多くあった。
一方で、後回しにした1位は…
1位 夜食は食べない・特にない…137人
このなかには「太るので食べない」(高1女子・神奈川)や「夜ではなく朝勉強するようにしている」(高1女子・大阪)という、勉強もダイエットも頑張っている高校生の姿が。一方、「テスト勉強は当日までしないで夜食は食べない」(高2男子・三重)、「勉強しないので夜食は必要なし」(高2女子・北海道)と、そもそも夜食なんて必要ないという高校生もいた。
■食べ過ぎ注意。「早めにチョコレートを少しだけ」
さて、そもそも勉強中に夜食を食べてもよいのだろうか。
結論からいうと、勉強に限らず、やはりあまり遅すぎる夜食はよくない。人は食べ物を消化するのに数時間かかるといわれていて、寝る直前まで食べると、消化が終わっていないのに寝ることになってしまう。そして、睡眠中も体は消化を続けるし、起きているときより消化に時間もかかる。そんなわけで、朝、体に疲れが残ってしまうのだ。
もちろん、消化しきれないものは脂肪としてたまるし、体が重たく感じるようになる。夜食が習慣化すると、将来の肥満も心配だ。
そうはいってもお腹がすきすぎると、集中力もなくなってくる。そんなのときのおすすめは、ほんの少しのチョコレート。チョコレートには集中力や記憶力を高めてくれる成分も入っているし、脳の栄養といえるブドウ糖も摂ることができる。
チョコレートが脳に効果をもたらしてくれるのは、食べてから約1時間後ということなので、少し前に食べて、寝るまでには消化活動も終わっているようにしたい。
それでもどうしても、「ラーメンやご飯を食べないとお腹がすいてムリ!」という人は、少しでも早めに食べるよう意識してほしい。