AO・推薦の「志望理由」でありがちな失敗TOP3
AO・推薦入試で必ず聞かれる志望理由。
「将来の夢や学びたい学問」と「この学校・学部・学科を選んだ理由」のつながりを伝えるのがポイントだが、なかなか簡単には書けないもの。
そこで、ありがちな失敗志望理由の例をヒントにしてみよう。採点者が「アウト!」と思う志望理由について、小論文や志望理由書の指導に取り組まれている、株式会社カンザキメソッド代表・神崎史彦さんに典型的な3つのパターンを教えてもらった。
失敗例1:ほめただけ型
「志望校の設備や教育方針のすばらしさを述べただけで、それらが自分の夢とどのように結びつくのかが不明なパターンです。志望校が自分の学びたいこととどのようにかかわっているのかを説明してほしいですね」
失敗例2:目的あいまい型
「『ファッション関係の仕事がしたい』など、漠然とした目標はNGです。ファッション関係といっても、販売、デザイナー、バイヤーなど、職種はさまざま。じっくりと職業研究をして、自分の夢をできるだけ具体的なものにしましょう」
失敗例3:勝手に夢見型
「やりたいことや将来の夢を語るだけではあと一歩足りません。自分がその夢を実現することで、社会にどんな良い影響を与えるのかまで考えてみましょう。熱意の伝わる、ほかの人と差がつく志望理由になるはずです」
「将来の夢や学びたい学問」と「この学校・学部・学科を選んだ理由」のつながりがはっきりしていて、さらに具体的であれば、採点者が納得する志望理由になるということ。まずは、自分の夢や目標を具体的に整理することから始めよう。