メンタリストDaiGoがアドバイス④:授業中、眠くて…
高校生の悩みやモヤモヤに、メンタリストDaiGoが心理術を駆使してアドバイスするシリーズ企画。
今回のテーマは、夏の疲れが出やすい新学期に役立ちそう!?
【高校生のお悩み】
「授業中に眠くてたまりません。『寝ちゃいけない!』ということに神経を集中させるあまり、先生の話に集中できなくて困っています」(高3)
>>>DaiGoのアドバイス
授業が難しくて眠くなる場合、早急に対策を!
なぜ授業中に眠くなるのでしょうか。その原因は次の4つが考えられます。まず、自分はいずれにあたるのか、見極めることが必要です。
①自分にとっては簡単な内容で退屈
②先生の教え方が上手くなく、真面目に聞いてもわからない
③自分にとって難しすぎる内容でチンプンカンプン
④単なる寝不足
あまり大きな声では言えませんが、もし①②の場合、ぼくなら耳栓をして別の勉強をするでしょうね。おすすめはしませんが、もし眠ってしまっても大きな問題はないかもしれません。
しかし、放置できないのが、③のように授業内容が難しくて何をやっているかわからないから眠くなる場合です。少し前の単元を復習してみるとか、先生に質問に行くなど、自分を授業レベルに合わせるための対策をとりましょう。
体のリズムと睡眠を自己管理して、寝不足を解消
④の場合は、まったく別の対策が必要です。忙しい高校生活でたっぷり眠るのは難しいかもしれないので、次のようなさまざまな方法で効率よく休息をとることが大切です
【夜】
寝る前1時間は携帯をいじらない
白っぽい昼白色の蛍光灯は体内時計を遅らせる作用があるので、夜間は蛍光灯の部屋で過ごさないほうがいいですね。クリプトン球など調光ができる照明を使って、夜間は明るさを落とすと睡眠がスムーズでしょう。
また、寝る前1時間は携帯をいじらないこと。スマホのバックライトは意外と強力で、寝る前に浴びていると眠くなくなってしまいます。どうしても必要な場合は、画面を暗くして見るなど工夫してみてください。
【朝】
目覚ましには、「音」よりも「光」
目覚ましには、「音」よりも「光」を使うことをおすすめします。古来より音で起こされるのは攻撃された時ですから、逃げるのに最低限の身体機能しか覚醒しなく、頭はぼーっとしがちです。少しカーテンを開けて日光が入るようにしておいたり、起床時刻の少し前からライトを点灯することで眠りを浅くする機能がついた目覚まし時計を使うなど、光で覚醒を促すといいでしょう。
また、「Sleep Cycle alarm clock」などの睡眠の状態を解析するアプリを使うのも手。眠りが浅くなった時に起こしてくれるので、すっきり起きられますよ。
【昼】
10~20分の昼寝をしよう
10~20分の昼寝をすると、頭がすっきりして一日の生産性がぐんと上がります。ぼくも自分で計測してちょうどいい時間を割り出し、昼と夕方の2回、13分ずつ昼寝をするようにしています。高校生のみんなは昼休みなどに短い昼寝をしておくと、授業中に眠くならないかもしれませんね。
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意志が強ければ授業中の眠気も吹き飛ばせるかもしれませんが、意志の力を鍛えるのは筋トレより難しいもの。体のリズムや睡眠の知識を得ることで、なるべく意志の力に頼らずにすみます。今回は心理術とは少し離れた話になりましたが、参考にしてみてください。
<DaiGoプロフィール>
人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使するメンタリスト。TV番組への出演多数、著書は累計50万部突破。外資系企業の研修や上場企業のコンサルティング、教育誌の連載なども手掛ける。著書に『DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの法則』(ワニブックス)、『不安を自信に変える「逆転の発想術」』(廣済堂出版)、『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』(ダイヤモンド社)など。高校生がもちやすい恋や将来の悩みに答えるQ&A集、『人生がラクになる7つの方法 今すぐにあなたをストレスフリーにする66の実例アドバイス』(講談社)を9月19日に発刊予定。
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