みんな大好きスタバがヒント!進路選びはMATCH or LIKEで考えよっ!MATCH編
オシャレって、自分が着たい服より、似合う服が正解?
恋愛って、自分から好きになった人より、告白してくれた人を選んだほうが幸せ?
進路決めも、好きや興味を重視する?得意分野に進むのが正解?
どちらか一方が正解!じゃないからこそ、悩むポイント。
今回はそんな永遠のテーマ、MATCH or LIKEの迷いどころにフォーカスするため、スターバックスで働く大人たちに、その真相を聞いてきました!
現在、楽しくやりがいをもって働いている人たちだからこそわかる、その理由に注目です。
目次
MATCH OR LIKEどっちを重視する?
Q. 進路決めは「MATCH(得意なこと)」か「LIKE(好きなこと)」どちらを重視したい?
「進路は好きや興味で選びたい」と思うJK&DKが8割弱。
せっかく学ぶなら好きな分野を学びたい!っていうのがみんなの正直な気持ち。
Q. 自分のMATCHとLIKEにギャップを感じる?
自分の興味がある進路に進みたいけれど、成績とのギャップを感じていたり、そもそも好きなものがみつかっていないというJK&DKも多いみたい。
みんな迷ってないと思いきや!実はお悩みの声も…
得意なのは理系だけど、進学したい学部は文系です(泣)。(東京都・男子・やぐ.K さん)
英語が得意なので、家族や先生から英語系の仕事を勧められるけど、本当はそんな仕事に興味がない。(青森県・女子・はらぺこぱさん)
私の就きたい仕事はすべて理系だけど、数学も理科も平均すらいかない…どうしたらいいか迷う日々。(東京都・女子・渡辺はるとのかみのけさん)
マスコミの仕事に就きたいけど、性格的に向いてないだろうなと悩み中。(山口県・女子・こりらっくまさん)
本当は、英語が大好きで英語を生かした仕事や留学をしたいけど、現実的な進学先は得意な理系で進めているので本当にいいのかなと複雑です。(長野県・女子・みーんさん)
MATCH OR LIKEどっちを優先したらいい?
先輩たちはどう選んだ?
今回はスターバックスで働く大人たちにインタビュー!
MATCH派 自分の得意や適性を生かした先輩の場合
レインボー学校プロジェクトアシスタントストアマネージャー城条有紀さん(文学部・英文科卒)
◆どんなお仕事?
通常は店舗で働くパートナーさんたちのまとめ役として勤務。
レインボー学校プロジェクトでは「誰もが自分の居場所と感じられる文化」を店舗から学校へ広げ、若者のLGBTQ+理解促進のために取り組んでいます。
MATCHを生かした進学&就活HISTORY
◆高校時代
学校の英語は成績が悪かったけど、しゃべるのは得意。英語で聞き、英語で答えるTOEFL(R)の塾に通うのが楽しかった!
高2でオーストラリアへホームステイに行った際に勧められたハリーポッターの本にドはまり!これがきっかけで英文科への進学を決めました。
◆大学時代【MATCH】
ラクロス部に入部し、内にこもりがちだった性格が激変!みんなと共に目標に向かって頑張ることや大勢で過ごすことの楽しさを知りました。
大学での部活生活とバイトの経験で、実は自分が人と接することが得意なことに気づきました!
◆就活【MATCH】
得意な接客を生かせる会社をたくさん見たなかで、素直に「すてきな会社!」と思えたことがスターバックス入社のきっかけです。
◆現在
店舗業務に加え、若者のLGBTQ+理解促進のためのプロジェクトへ積極的に参加。
MATCHなMy Story1「ジムのバイトをして初めて接客が得意なことに気づく」
実は、高校まで「自分は暗い」と思っていたので、気配を消して地味に過ごしてたんです。
それが一変、大学生に入ってスポーツジムのバイトを始めたら、周りに「接客以外が思いつかないくらい向いてる!」と言われるほどに。
老若男女いろんな方とお話しする機会があったことで自分の得意に気づきました。
MATCHなMy Story2「当事者としての経験があったからこそできる仕事がある」
自身のジェンダーがノンバイナリー(※)でもあり、高校時代は周りとの違いに悩むことも多く、私だからこそ伝えられることがあるとプロジェクトへ参加。
いろいろな学校へ出向き、「もし身近な人からカミングアウトを受けたら?」など、それぞれの思いを共有しながら、大切なことは何かを考える授業を行っています。
年齢問わず人とかかわることが得意だったので、授業を行う際にも生かせました。
※ノンバイナリーとは、自分の性認識が男女という性別のどちらにもはっきり当てはまらないという考えで「第三の性」ともよばれる。歌手の宇多田ヒカルさんが自身はノンバイナリーだと明かしたことが、この言葉の注目のきっかけのひとつに。
MATCHを生かして働く城条さんのお仕事をCHECK!
アメリカで得た経験をお店を通じて伝えています
長期休暇のたびにアメリカへ行くのですが、LGBTQ+がのびのびと暮らしている様子を見ると毎回刺激を受けますね。
今はこのような自由なあり方を、店舗を通じてお客さまや共に働くバリスタにも広げたいと思いながら店舗作りをしています。
サスティナブルな活動を積極的に発信!
セクシュアリティのことだけでなく、廃棄物削減、フードロスのことなど、定期的にいろんなトピックについて思うことを書いて休憩室に掲示しています。
一緒に働くパートナーたちに少しでも興味をもって読んでもらえるといいなと思い、イラストも入れつつ手書きでゆるい雰囲気に。
多様な個性を尊重する文化を広めることも重要な仕事なんです
スターバックスが掲げる「NO FILTER」は、働く人同士がセクシュアリティに関係なく仲間という文化。
この文化を店舗から学校や社会へと広げるため、アクションを続けることが私の重要な仕事のひとつだと思っています。
高2のみんなへメッセージ
人は変われます!私はこうだと思い込まないで。
高校時代「私は暗い」と勝手に決めつけていたけれど実は全然違っていました。
自分の殻に閉じこもっていると、自分の得意に気づけないこともあるので、人との出会いは大事にしてほしいですね。
転機ってどこに転がってるかわからないので今は焦らずに!
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Text・Edit / Noriko Taki ,
Design / Yujiro Suga ,
Mina Yokota(ma-h gra) ,
Photographer / Naoyuki Hayashi
※この記事の内容は2022年5月の時点の情報です。※記事内には期間限定で販売が終了した商品写真もございます。