【高2向け】8つの性格タイプ別!「分野選び」のための三者面談&OC活用術

高2のおぬしら、今年もホットでプリチーな夏が来るな…!



わしのふるさと、「謎界」でも夏祭りの準備が着々と進んでいるころかもしれんな。

夏、いいな。しみじみ。

じゃがな…。

分野選び、始めてる?先輩たちの半数が「高2の夏では遅い」と後悔…!

おぬしらは高校卒業後に大学や専門学校で学びたい分野について、真剣に考えているじゃろうか?

「まだ高2の夏だしよくない?」「受験まであと1年半近くあるよねえ」と何もしていないそこのおぬしら、ピピピピピピーッ!



実はスタサプ編集部が「学びたい分野を真剣に考え始めた時期」について先輩たち(2023年3月卒業生)にリサーチしたところ…

「高2の8月時点で考え始めたけど遅かった…!」と後悔している割合が50%以上だったのじゃ!



ちなみにそれを過ぎると「考え始めるのが遅かった」の割合はどんどん増えていくぞ。ヒエーッ。

ちなみのちなみにもっと怖い話をすると、先輩たちの半数以上が「高2の7月まで分野について真剣に考え始めていた」という結果も出ている。

つまり、まだ何も考えていないというそこのおぬしは出遅れ組になってしまっているのじゃ…!

そう、高2の夏は楽しすぎて進路検討がスルーされがちじゃが、実は「分野選び」の分岐点と言える大事なタイミング

そんな時に活用したいのが、「夏の三者面談」&「オープンキャンパス」じゃ!

「三者面談」「オープンキャンパス」をきっかけに分野を考えてみよう

夏休み前後は三者面談を行う高校が多く、大学や専門学校でもオープンキャンパスが開催されるベストタイミングな時期。

せっかく進路のことを考えなければいけない(かつまだ心のゆとりがある)高2の夏。

「三者面談」「オープンキャンパス」の2つのイベントをフックに、ちょこっとだけ真剣に分野を考えてみよう!

合わせて「これがストレス源になるかも…」な三者面談の落とし穴も紹介しておくぞ!

まずはスタサプ進路「高校生のための性格タイプ診断」をやってみよ!

まだ性格タイプ診断をやったことがないおぬしは下の画像から自分のタイプをチェックじゃ。


まずは自分がどの性格タイプかをチェックしてみよう。

※下の画像またはURLをタップすると、診断ページにジャンプするよ!

\高校生のための/性格タイプ診断
https://shingakunet.com/rnet/s/seikaku/index.html

すでに自分がどのタイプかわかっているそこのおぬしはそのまま下にスクロール!

自分の性格タイプ別対処法を確認するのじゃ。

性格タイプ診断結果別、「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テクはここから!

おぬしらの性格タイプ診断結果別に、「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テクをまとめたぞ!

出遅れを回避するためにも、この夏の進路イベントをフル活用するのじゃ。

【自信家】「模試や適性診断」を使って三者面談までに気になる分野を2つ探すのじゃ!

◆三者面談はここをチェック!

自分がやるべきことを判断して、その目標に向かって効率的な計画を立てられる【自信家】タイプ。

ゴールが見えない中途半端な状況が好きではない自信家にとって、進みたい分野や志望校が決まっていないこと自体が隠れストレス源になってしまうかも。

まだ分野が決まっていない場合は「高2夏の三者面談前までに気になる分野を2つ(できればそれが学べる学校も)探す!」という目標を作ってみてはどうじゃろうか?

探し方は模試やテストで成績が良かった科目や単元をフックに探す、おすすめ分野がわかる適性診断を受けてみるなど、客観的な視点を意識して模索してみると良さそうじゃ。

(※『スタサプ進学マガジン』には性格タイプ別おすすめ分野がわかる適性診断用はがきも付いているぞ!)

気になる分野や学校が見えてきたら、三者面談へGO。

自身の考えを順序立てて説明し、誰であっても堂々と落ち着いて話すことが得意なおぬしらなら、面談自体はそんなに心配はなさそうじゃ。


◆オープンキャンパスではここをチェック!

自信家タイプのおぬしらは事実を根拠にして冷静に判断することができる。

オープンキャンパスへの参加は、「この学校アリ・ナシ」ジャッジの重要な要素になるじゃろう。

その時にがっつり見ておきたいのが、教授や設備、進学費用などの客観情報

「自分の状況(模試結果・合格可能性、受験スケジュールや予算など)」と「その学校を受験する根拠(設備や費用感、学べる内容、教授、先輩の就職先など)」をかけ合わせて論理的に判断することができるおぬしら。

判断材料となる根拠は多いほうが吉じゃ。

なぜその学校を受けるかを先生や保護者に説明するためにも、オープンキャンパスではフィーリング(自分と大学の雰囲気が合うかどうかなど)だけじゃなく、客観的事実(学費など誰から見ても同じ情報)を集めることを意識してみるのじゃ。

■自信家向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑「そもそも分野が決まっていない」状態が隠れストレス源になっているかも
☑三者面談までに模試や適性診断を根拠に気になる分野・学校を探す
☑オープンキャンパスでは学校選びの判断材料をしっかり集める

【努力家】オープンキャンパスでは「リアルな学生生活」を実体験せよ!

◆三者面談はここをチェック!

目標に向かってコツコツ地道に勉強に取り組める【努力家】タイプ。

でも、進みたい分野が何も決まっていない状態で三者面談に参加するのはちょっとキケンかも。

三者面談で先生や保護者に「自分の時はこの時期にはもう決めてたぞ」などと言われたことを鵜呑みにして急いで決めてしまうと、それが後々「本当にやりたいのはこれじゃない」と隠れストレス源になってしまう。

(「三者面談なのにまだ分野も決まってない!」と焦りの気持ちで鵜呑みにしちゃう可能性ありじゃ!)

控えめで自分の意見を大声で主張することは少ない努力家じゃが、おぬしらは自分の実体験に基づく判断基準をもっている人

人の経験談を聞いて決めるよりも、自分の経験をもとに考えることを大事にしたほうがよい

これまでの人生で「あ、これ好きかも」「なんか気になってしかたないんだよな…」と思ったことはないか?

例えば「好きなもの・気になることリスト」を作って、三者面談までにバーッと書き出す→それにつながる学問分野を探してみる、なんてのもおすすめじゃ。

おぬしの答えはおぬしの中にある!コツコツと探していけば、きっと道は開けるぞ!


◆オープンキャンパスではここをチェック!

努力家タイプのおぬしらは、オープンキャンパスでリアルな学生生活を体験してみるとよいじゃろう。

模擬授業を受けてみる、学食でランチを食べてみる、サークルや部活体験に参加してみるなど、自分の「学生生活」経験値(=判断軸)を増やすことを意識するのじゃ!

友達や保護者と一緒に参加するなら、ついでに学校から駅までの通学路にあるカフェに寄り道してみる…なんてのも学生っぽくてアリじゃな。

偏差値や条件など客観材料も重要じゃし、志望校に通う先輩の経験談を聞くのも悪くはない。

でも実体験が重要な判断基準となるおぬしらには、自分の経験ベースで判断できる素材を増やすことがカギとなる。

できれば現地に足を運んで、「もしこの学校に入ったら…」の「もしも(If)」を体験してみるのがおすすめじゃよ。

遠方などでどうしてもリアル参加が難しい場合はWEBオープンキャンパスの模擬授業などを受けてみるとよいかもしれんな。

■努力家向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑先生や保護者など他人のアドバイスを鵜呑みにすると後々ストレス源に
☑自分自身の「好き」「気になる」を軸に探してみよ
☑オープンキャンパスでは「リアルな学生生活を体験」を意識じゃ

【エンターテイナー】友達と一緒にオープンキャンパスを「ワクワクイベント」化せよ!

◆三者面談はここをチェック!

自由な発想でどんな状況でも楽しみに転換できる【エンターテイナー】タイプ。

楽観的なところがあるため、分野や志望校を「なんか好きだから♡」止まりでさらっと決めていないか?

三者面談で先生や保護者に「なんか好き」の理由を突っ込まれ、はっきり答えられずに好きな気持ちがしぼんで隠れストレス源になってしまうかもしれない。

どんなこともおもしろさを見いだせるエンターテイナーにとって、好きは大事な原動力、決して悪いことではない。

だが受験料や進学費用を出すことが多い保護者に「何となく」の裏側を説明できないと、お金を出す側としては「思いつきで決めてない…?」と不安になってしまうのじゃ。

おすすめは友達と一緒に「なんか好き」の理由を三者面談前までに深掘りしてみること。

人と一緒にワイワイしながら過ごすのが好きなエンターテイナーのおぬしら。

「三者面談あるし、ちょっと分野(or 志望校)トーク聞いてくれない?」とランチタイムや放課後、帰り道などに切り出してみよう。

仲が良い人に話していくうちに思考が整理されるし、相手の意見も聞けるので理解が深まる可能性大じゃ!

ただし、会話はカジュアル&ハッピーなテンションですること。深刻モードになりすぎないようにな。


◆オープンキャンパスではここをチェック!

楽しいことが大好きなエンターテイナータイプのおぬしらは、オープンキャンパスも夏のワクワクイベントとしてとらえるのが吉。

近場だったら「お互いの志望校に一緒に行ってみようよ~!」と友達を誘って複数回行ってみるといいじゃろう。

「この学校のカフェテラスめっちゃ良くない?」「この先生の授業、おもしろそう!」など推しポイントを探しあってテンションを高めるのじゃ。

オープンキャンパスでは在校生の先輩に積極的に会ってリアルボイスを聞いてみるのもおすすめ。

先輩との相談会などがある学校も多いので、気軽に行ってスクールライフはどんな感じなのか、ワクワクをたくさん集めてみよう。

学費や入試形式など、正直そこまでテンションが上がらないけど超大事な情報は保護者と一緒に見ておくこと。

学校パンフレットなどの資料を持って帰って、保護者に感想を共有しつつ、一緒に情報を整理しておくと良いじゃろう。

■エンターテイナー向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑分野選びが「なんか好きだから」止まりでいると突っ込まれてストレス源になるかも
☑友達と一緒に好きの理由を深掘りしてみる
☑オープンキャンパスは友達と一緒にGO&必要情報は保護者とチェック

【調和人】三者面談は「やりたいことへの道筋」を広げる場にせよ!

◆三者面談はここをチェック!

人当たりがソフトで誰とでもすぐに打ち解けられる 【調和人】タイプ。

人の気持ちに敏感で、相手の望んでいることを直観的に感じとることができるそのやさしい一面、謎人はとっても好き♡

じゃが、何も決まっていないまっさらな状態で三者面談に臨むと、先生や保護者からいろいろなアドバイスをされることが多い。

「親が『お前は成績もいいし弁護士になれるんじゃないか?』って言ってたから法学部かな」など周囲の人の期待に応えようとしすぎるとキケン。

人の気持ちに敏感だが自分の納得度も大事にしたい調和人のおぬしら、外からの期待と自分の考えの間にギャップが生じ、隠れストレス源になるかもしれん。

だからこそ、三者面談前までには「やりたいこと・興味の根っこ」をしっかりと考えておくこと。

これまでの人とのかかわりの中で、「これをやっているときの自分が好き」と思ったことがあれば、それをベースに深掘りしてみよう。

例えば「文化祭でみんなとどんな出し物をするか考えるのが楽しかったな」などでOK。

三者面談は自分の好きを持ち込んで、大人の手を借りて視野を広げる場として考えてはどうじゃろう。

「企画を考えるのが好き」→「企画=マーケティングかな?商学部や経済学部がいいかも」など、好きと分野のつながりが見えてくるはずじゃ!


◆オープンキャンパスではここをチェック!

目標を決めたらコツコツ取り組んでいけるタイプのおぬしら調和人。

日程に余裕があれば、「ちょい上ランクのあこがれ校」のオープンキャンパスにも足を運んでみてはどうじゃろう?

慎重な一面から身の丈に合った難易度の学校を選びがちな傾向があるが、高2の夏はまだまだ伸びしろ十分

あえてちょい上ランクのあこがれ校に行ってスクールライフを体験&妄想し、モチベーションを高めるのじゃ。

物事を計画的かつ着実に進められるおぬしらだから、「この学校に行きたい!」という気持ちが芽生えるともっと頑張ろうというエネルギーが湧き出てくるぞ

ただし、あこがれ校のオープンキャンパスに行く場合は保護者の期待値が高まりすぎてプレッシャーにならないように、ちょっとだけ注意が必要じゃ。

あこがれ校オープンキャンパスに行くときは「友達と遊びも兼ねてちょっと気軽に行ってくるわー」ぐらいのテンションで共有でもいいかもしれんな。

調和人向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑保護者や先生の期待に応えようとしすぎると後々ギャップでストレス源に
☑自分のやりたいことの視野を広げる三者面談を意識
☑オープンキャンパスは「ちょい上のあこがれ校」にも行ってみて

【ロマンチスト】オープンキャンパスでは「模擬授業・研究室訪問」で好きを深めよ!

◆三者面談はここをチェック!

納得したことにはマイペースかつ人一倍熱心に取り組むことができる【ロマンチスト】タイプ。

自分の気持ちをそこまでオープンにするタイプではないから、学びたい分野についても心の中で秘めているかもしれんな。

だがそれでは、三者面談の場で「えっ!? その進路聞いてない!」と保護者にびっくりされてしまうかもしれないぞ。

担任の先生や保護者と合意しておくべき進路の話がうまく進まず、自分のやりたいことが周囲に理解してもらえない可能性もある。

その場でOKが出れば何も問題はないが、三者面談の場で反対されて自分のペースで考えられなくなると、それがストレス源になる危険性アリじゃ。

独自の世界観をもっているが、単なる思い付きではなく、実は自分の視点や判断軸をしっかりもっているロマンチストのおぬしら。

できれば「三者面談前に1時間、自分の気になる分野とその理由を共有しておきたい」と家族に時間をとってもらおう。

対面での会話だといいたいことが伝えられないかも、と思ったときはお手紙形式でもOK。

自分の中で解決しがちなおぬしらじゃが、意識的にアウトプットをすることで、興味関心を整理することにもつながるじゃろう。

ユニークな視点や発想力を武器に自分の思いを粘り強く形にできるおぬしら。

事前にていねいに自分の考えや思いを共有することを意識しておけばきっと怖いものなしじゃ。


◆オープンキャンパスではここをチェック!

物事の本質をとらえてとことん追求することが得意なおぬしら。

この夏のオープンキャンパスでは、気になる分野の模擬授業を受けてみてはどうじゃろう。

事象の構造を整理したり、物事の根底にある原理・原則を探ることが求められる研究は、おぬしらの性格タイプとも相性◎じゃ。

その道のプロである大学の先生たちの話を聞けば、好きがもっと深まるかもしれんぞ。

また学校によってはオープンキャンパス期間中に先生や先輩と直接お話できる相談会があったり、研究室訪問ができるケースも。

同じ分野に興味を持っている先輩たちがどんなテーマや設備環境で研究をしているのか、とことん聞いて自分の学生生活をイメージしてみよう。

可能であれば同じ分野の違う学校2~3校行ってみると、いろいろと比較もできて自分にマッチした学校がみつかるかも!

■ロマンチスト向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑情報共有をせずに三者面談に乗り込むのはストレス発生の可能性アリ
☑家族に時間をとってもらい、意識的にアウトプットを
☑オープンキャンパスでは模擬授業で研究内容に触れてみよう

【理論家】「志望校+大人おすすめ校のオープンキャンパス」に行ってみるとよし!


◆三者面談はここをチェック!

物事を一歩引いた視点から冷静に観察することが得意な【理論家】タイプ。

クールで自立した印象を与えるため、周りの大人からの信頼度も高い。

分野選びでも「お前は大丈夫だろう」と言われている人も多いかもしれんな。

だが、三者面談は先生や保護者と意見をすり合わせたり、進路の視野を広げるための場でもある。

さらっと流しすぎて「あの時もっとよく考えておけば…」と後々ストレス源になる可能性はあるかもしれんぞ。

この夏の三者面談では「自分はこの分野に興味があるけど先生はどう思いますか?」「お父さん・お母さんはどう思う?」と大人の意見を積極的に聞いてみてはどうじゃろうか?

周囲の大人と話してみることで、「自分はハリウッド映画が好きだから欧米文化学や映画系の進路に進もうと思っていたけど、実は映画がメンタルに与える影響=心理学に興味があるのかも」などこれまでなかった新しい角度での見方に気づけるかもしれない。

周りの意見には簡単に流されない理論家タイプだからこそ、あえて大人の意見を聞いたうえで冷静に判断することはプラスになるはず。

(大人の影響が大きくなりすぎて自分がやりたいことを見失うリスクもあるからの…)

もちろん三者面談の場ではなく、事前にさらっと相談してみるでもよしじゃ。



◆オープンキャンパスではここをチェック!

感情や気持ちに左右されることはなく、自分で考えて柔軟に動いていける理論家。

オープンキャンパスでは自分で決めた志望校以外にもう一校、担任の先生か保護者のおすすめ校に行ってみてはどうじゃろうか?

一歩引いて分析し、置かれた状況を自分なりに整理するのが得意なおぬしらは、自分の進路についてもきっと客観的に考えているはず。

じゃが、冷静すぎて「自分ができるのはここまで」とおぬし自身の可能性を狭めてしまっているかもしれんぞ。

おぬしのことをよく知っている大人であれば、「実はこの学校が向いてるんじゃないか」とか「もうワンランク上をねらえるのでは」とか思っているかもしれん。

せっかくの機会じゃ、自分の可能性を広げるつもりで周囲の大人のおすすめ校にも行ってみよう。

行った先で思ったより良かった・悪かったらその理由を分析してみると、自分がどういう基準で学校を選んでいるのかもより明確になるぞ。

どこの学校に行くのがおすすめかは、三者面談のときに合わせて聞いてみるとよいじゃろう。

■理論家向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑三者面談をさらっと流しすぎると「あの時もっと考えておけば」とストレス源になるかも
☑先生や保護者の意見を積極的に聞いてみる
☑オープンキャンパスは志望校+大人のおすすめ校に行ってみる

【実務家】三者面談で「この分野がいいんじゃない?」と提案されたら体験してみるべし!

◆三者面談はここをチェック!

明るく活発で誰とでも気軽に接する【実務家】タイプ。

特にやりたいことがない状態で三者面談に臨むと、「理系なら工学部がつぶしもきくしいいんじゃない?」などと提案されてその場で志望分野が決まる、なんてこともあるかもしれない。

おそらく保護者や先生はおぬしらの適性・将来性などを知ったうえで提案してくれているのじゃから、提案自体は悪いことではない。

自分の考えにこだわりすぎず、前向きかつ柔軟に対応していくことが得意なおぬしらにとっても、その決め方はアリかもしれん。

だが、「本当にこの分野でいいかな?」と考える時間を確保しておくことは重要じゃ。

現実的に物事を考えて、実際に体を動かしながら経験することで学んでいく実務家タイプのおぬしら。

その分野に関するイベントに参加してみたり、関連する漫画や映画などがあればそれも見てみよう。

他人からのおすすめがきっかけだけど、思った以上に興味が湧くかもしれないし、逆につまらなすぎて無理…とストレス源になるかもしれない。

高2の夏の三者面談で決まったこと=絶対ではない。

あくまでも現時点の意向であり、動き出すきっかけの一つととらえておくことじゃ。


◆オープンキャンパスではここをチェック!

目標に向かってフレキシブルに判断しながら進めていける実務家。

人と接することが好き、かつ体験を通して学んでいくおぬしらにとって、オープンキャンパスは絶好のチャンス!

気になる学校のオープンキャンパスがあればぜひ積極的に行ってみてほしい。

現地に着いたら校舎内を散策してみたり、気になる模擬授業を受けて学校生活をできるだけリアルにイメージしてみるのじゃ。

先輩との交流会や個別相談会に参加してインスタアカウントを教えてもらうなど、先輩とのつながりを作っておくなんてのもおすすめじゃな。

実務家のおぬしらはとにかく動いてみること。これこそが分野選びや学校選びの精度を上げる指標につながるのじゃ。

■実務家向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑「この学部がいいんじゃない?」と大人のおすすめでなんとなく決めるとストレス源に
☑提案された分野について体験を積む
☑学校生活をリアルにイメージできるオープンキャンパスはマスト

【サポーター】三者面談には「これだけは言いたいことシート」を持ち込もう!

◆三者面談はここをチェック!

周囲の状況や変化を察知して先回りして行動する【サポーター】タイプ。

人の気持ちを直感的に感じ取れるからこそ、三者面談では保護者や先生のちょっとした表情の変化が気になってしまうかもしれないな。

(あ、今ちょっと先生のまゆ毛がぴくっとした…もしかして分野を変えた方がいいのかな…)みたいに深読みは禁物。

自分の意見を引っ込めてしまうと、それが後々のストレス源になる
可能性アリじゃ。

受験をするのはおぬし、進学してその学校に通うのもおぬしじゃ。

相手の感情を深読みしたり先回りしすぎず、まずは自分の意見をそのまま素直に伝えてみよう

流されちゃいそうなときは、事前に「これだけは言いたいことシート」を作って面談に持ち込むと良いぞ。

もし反対されたとしてもシュンとせずに、その反対の理由は何かをしっかり聞いて、解消する手立てはないかを考えてみよう。

感受性が豊かで周囲との意見の相違があると、解消するために自由な発想を働かせることが得意なサポータータイプ。

友達に「三者面談でこんなこと言われてさ…」と相談しながら、じっくりと思考を整理するのじゃ。

自分だけではわからなかった保護者や先生が反対する原因を考えられたり、意見の不一致を解消するアイデアが生まれるかもしれんぞ。



◆オープンキャンパスではここをチェック!

愛情深く、誰かのために頑張れるところが魅力のサポータータイプ。

進路で悩んでいる友達がいたら、その子の志望校のオープンキャンパスに一緒に行ってみてはどうじゃろうか?

正直全然興味がない学校だとしても、自分の志望校との比較素材となって新しい発見があるかもしれん。

帰り道に良かった点と微妙だった点を振り返って理解を深め、同じ体験をすることで友達との仲も深まるはず。

もちろん逆パターンで自分が迷っている学校のオープンキャンパスについてきてもらうのもおすすめ。

比較ポイントは「自分がその学校でその分野を学びたい理由」から逆算して考えてみるとよいぞ。

まだ時間に余裕がある高2の夏だからこそ、守備範囲外の世界に行ってみて視野を広げておこう。

■サポーター向け「分野選び」のための三者面談&オーキャン活用テク

☑先生や保護者の表情を深読みしすぎるとストレス源に
☑「これだけは言いたいことシート」を作って持ち込む
☑友達の志望校のオープンキャンパスに行って、自分の志望校と比べてみよう

三者面談やオープンキャンパスで充実した分野選びを!

分野選びのための三者面談&オーキャン活用テク、どうじゃったかな?

自分に合った方法を使えば、意外と道は開けるはず。

高2の夏の間に進学先で学びたいことを明確にしておけば怖いものなし!


何となーく気が重い三者面談。わかるよー!

でも、この時期の三者面談で学びたい分野を明確にしておくことで、先生・保護者・そして自分のチームの目指すべき目標が見えてくる。

(そしてここで目標が見えていれば、「遅かった…!」と後悔する可能性も減らせるはず!)

オープンキャンパスという大イベントも活用しつつ、出遅れ回避でこの夏を充実したものにしていこう。

from 三者面談で先生と保護者が大学時代の同期だったと発覚して衝撃を受けた理論家スタサプ編集部SEN