凹んだときには心にギャルを! 現役ギャル直伝「受験期ネガティブ 」対処法
高3の秋=いよいよ受験本番モードに突入する時期。
模試結果が伸び悩んだり、友達の推薦合格を素直にお祝いできなかったり…。
ちょっとしたことでメンタルダウンしがちな「谷」の季節でもある…!
スタサプ卒業生サポーターの先輩187人を対象にしたアンケートでも、実に6割が「受験生のときに自己肯定感DOWN経験」アリとのこと!
8月は「迷いの森」だったけど、9月は「へこみの谷」なのかも…。
嗚呼、波乱万丈受験生生活…涙!
秋からへこみ続けて気づけば冬、なんて取り返しのつかないことになったら怖すぎる。
ここはみんなの自己肯定感をぶち上げていきたい!
ということで、今回スタサプ編集部が助っ人にお願いしたのが「ギャル」。
目次
- 強メンタルの代名詞「ギャル」からみんなへアドバイス
- 自己肯定感DOWNしたときはギャルマインドが効く!
- 天下無敵のギャルマインド7箇条
- 1.見た目は一切カンケーない
- 2.一生自分が主人公
- 3.自分の「好き」を貫き倒す
- 4.自分をチアって、自分をアゲる
- 5.好きなのはいつも「今の自分」
- 6.だれもがみんなナンバーワン
- 7.自己ちゅーよりも「仲間ちゅー」
- 受験生はこんなシチュで自己肯定感DOWN…ギャルマインドでどう解決したらいいですか?
- Q. 難易度の低い学校に進路変更するのは逃げ?
- Q . 周りに推薦入試組が多くて、一般入試に向けて勉強を続けるのがつらい
- Q. 勉強を頑張ったのに成果が出ません!
- Q. 将来やりたいことがないんです…
- Q. 推薦入試を友達に嫉妬されます…
- 赤荻瞳さんから高校生のみんなにメッセージ
強メンタルの代名詞「ギャル」からみんなへアドバイス
ギャルといえば、強メンタルの代名詞。
つまり、自己肯定感のぶち上げに、SNSでもバズっている「心にギャルを」を実践する戦略で行こうぜ!ってやつです。
インタビューしたのは、「鬼強ギャルマインド」の持ち主にして伝説のギャル雑誌『egg』を復活させた元編集長&実は渋谷女子インターナショナルスクール(通称シブジョ)の校長としての顔ももつ赤荻瞳さん。
みんな、ギャルマインドで自己肯定感(&成績も)ぶち上げていくよ!
1996年9月6日、埼玉県生まれ。株式会社エムアールエー代表取締役社長。
女性向け雑誌『egg』の編集長に21歳で就任し、休刊となっていた雑誌を4年ぶりに復活させる。
そのビジネスの手腕に注目が集まり、メディア出演など自ら表舞台に立って渋谷カルチャーを牽引。
現在は、高校資格を取得しながら英会話・動画制作・SNSなどについて学ぶ教育に力を入れ、起業家やグローバルインフルエンサーを生み出す学校「渋谷女子インターナショナルスクール」校長に就任。
自己肯定感DOWNしたときはギャルマインドが効く!
ギャルってルーズソックスとか濃いメイクとか、見た目のイメージに引きずられがちだけど、令和のギャルはマインド重視。
底抜けに明るくてポジティブでノリがよくて、圧倒的に自己肯定感が強い。
でも、周りに流されずに自分の「好き!」を突き通す強さをもっていて、周りの人たちへのフラットなやさしさも忘れない。
ギャルは「自由と個性」の象徴的な存在。
好きなことを好きに表現するのがギャルなんです!
天下無敵のギャルマインド7箇条
ギャル=自分とは全然違う世界の存在って思うかもしれないけど、このギャルマインドを知っていれば誰でもギャルになれちゃう。
へこんだときでも、心の中のギャルが「なんとかなるっしょ!」と励ましてくれるはず。
まずは私が提案している「天下無敵のギャルマインド7箇条」を紹介します!
※「天下無敵のギャルマインド7箇条」
(『鬼強ギャルマインド 心にギャルを飼う方法』公式SNSより)
1.見た目は一切カンケーない
ギャルに見た目は関係なし!
老若男女、誰でもギャルになれます!
現に「ギャル」自体もいわゆるガングロからキレイ系まで、見た目が多様化していて、ひとくくりに定義ができないほど。
誰でもギャルマインドを身につけれらます!
スタサプ編集部メモ:DKでもJKでもマインドがギャルならギャル!
2.一生自分が主人公
ギャルは全員もれなく、自分のことが超大好き!
「自分が主人公」だと思っているから、いいことあったら「自分ってすごい!」だし、悪いことがあっても人のせいにしません。
自分が主人公だから、良いことも悪いこともみんな、自分が作ったストーリーの一部だってわかっているんです。
自分を誰かのストーリーの脇役にしないで!
自分が主人公だって思っていれば、どんなことにも自信がもてます。
スタサプ編集部メモ:高校生のみんなも「自分が主人公!」を意識して。
成績が上がったりできないことができたりしたら「自分ってすごい!」って褒めたたえよう!
3.自分の「好き」を貫き倒す
好きだと思ったらやってみよう!が鉄則。
無謀だと言われても、それがあなたの「好き」ならチャレンジ一択!
周りの意見とか大人の都合に左右されずに、好きなものを貫き倒すのがギャルの強さです。
ギャルマインドで「好き」を貫いて、強さを手に入れよう。
スタサプ編集部メモ:受験でも同じ。
「この学校に行きたい」「この分野がおもしろそう」と思ったら、マインドを信じてチャレンジしてみよう!
4.自分をチアって、自分をアゲる
ギャルがいつもポジティブなのは、自分で自分を応援してる(チアってる)から。
ギャルって、自分の機嫌を取るのが得意。
ファッションだったりメイクだったり、好きなもので「武装」して自分をチアることで自己肯定感をアゲてるんです。
武装は、ものじゃなくて経験でもOK。
つまずいたときでも、「過去にこれができたんだから大丈夫」って自分を応援できるから、気持ちもアガるはず!
スタサプ編集部メモ:受験生はテンションが下がることがたくさんあるけど、好きなものとか好きなことで自分の機嫌を取って。
しっかりメンタルケアすることが大事かも。
5.好きなのはいつも「今の自分」
ギャルは、「今の自分」が好き!
だから、誰かと比べたり理想と違ったりしても、良い意味で考えすぎない。
失敗しても「頑張っててえらいじゃん、最高じゃん」って思えるんです。
自分を好きになるコツは、「いつもより10分早く起きれた」とか、些細なことから「いい感じじゃん!」って自分を褒めてテンションを上げること。
まずは「今の自分」を受け入れて、そのままの自分を好きになろう!
スタサプ編集部メモ:ずっと勉強してても結果が出ないと落ち込んでしまうけど、「今日は一個単語を覚えられた!」とか、小さなことでもどんどん自分を褒めてあげよう。
6.だれもがみんなナンバーワン
ギャルはいつでも自分がナンバーワンだ!って思っています。
誰かと比較しないで自分の中の「好き」が基準だから、どんなことでもナンバーワンになれるんです。
人ってみんな違うんだから、それぞれ得意なこと、不得意なことがあって当たり前。
「みんなが一番になれる!」って知っているから、他人の個性も認めるし、自分の個性も認めることができるんです。
スタサプ編集部メモ:他人と比較せず、自分は自分マインドで!
「1分集中」「切り替え爆速」など、自分の中のナンバーワンをさがしていこう。
7.自己ちゅーよりも「仲間ちゅー」
ギャルのおきては、仲間のために全力を尽くして迷惑をかけたりしないこと。
自己ちゅーじゃなくて、「仲間ちゅー」なんです。
その人の優れているところは素直に「すごい」って認め合うから、一緒にいて楽しい。
仲間ちゅーマインドで、もっと強くなれる!
スタサプ編集部メモ:受験勉強も、ひとりより仲間と一緒なら頑張れる。
友達とお互い「すごい」を見つけ合って、テンションを上げていこう!
受験生はこんなシチュで自己肯定感DOWN…ギャルマインドでどう解決したらいいですか?
ここからは、卒業生サポーターの先輩たちが直面した受験期の自己肯定感DOWNエピソードを赤荻さんに相談!
「こんな気持ちになったらどうしたらいい?」というお悩みにたいして、ギャルマインドな解決方法を聞いてみたよ。
Q. 難易度の低い学校に進路変更するのは逃げ?
「頑張り続けることがしんどくて楽な入試方式や難易度の低い進学先に逃げてしまったことに自己嫌悪。
受験だけでなく、就活など将来もずっとこうなのでは…と不安です」
A. 逃げてもいいと思う! だって、それが悪いこととは限らないから。
代わりに得意な部分を伸ばしてみようよ!
私自身も、高校受験の時に「ギャルが集まる」といわれている埼玉の高校に入学したくて。めちゃくちゃ頑張って毎日10時間とか受験勉強したんですけど、入学したら勉強についていけなくなっちゃった。
結局、高校は1年で退学して毎日渋谷に行って遊ぶようになったんです。
でも、そこでギャルのサークル活動ができたし、自分の好きなことも見つかって、今があります。
今の自分を信じて行動すれば、逃げた先でもっと楽しいことに出会えるかもしれない。
得意なことが見つかるかもしれないし、一生の友達に出会えるかもしれない。
逃げてもいいから、その先で出会ったことを楽しもうよ!
自分で決めたことなんだから、頑張れるよ。
新しい可能性をみつけに行くんだ!って自信を持ってほしいな。
Q . 周りに推薦入試組が多くて、一般入試に向けて勉強を続けるのがつらい
「周りが推薦入試で決まる人が多くて、一般受験に向けて勉強をし続けるのがつらいです。
しかも自分より勉強を頑張ってないような人や問題児だった友達が推薦で先に合格していて、何であの人が、と比べて落ち込んでしまいます。」
A. 今頑張っていることがすごい!
その頑張りは、きっと将来何かにつながっているはず。
今勉強していることが何かのチャンスをつかむ第一歩かもしれないから、ワンチャンを信じて頑張る。
あと、ギャルは、自分が大好きだから、どんなこともポジティブに変換します。
「自分は推薦で選ばれない」って思ったとしても、その分自分には別のラッキーが待ってるんじゃないかって思っちゃう。
そう思えるのは自分を信じていてこそ。
「頑張ってえらい!絶対いいことあるよ」って自分を褒めてあげて。
いつでも自分がナンバーワン!
Q. 勉強を頑張ったのに成果が出ません!
「自分なりに対策を万全にしたはずの模試で撃沈し、自分に自信がまったくなくなりました。
合格判定も一気に下がって、今までやってきたことがすべて無駄だったような気がして絶望してしまいます。
勉強をずっとしているのに全然成績が上がりません。上がらないことに嫌気が差してスマホを見てしまう自分にも嫌気が差します 」
A. 頑張ってもイマイチなときは「自分をチアること」を思い出して
ギャルってさぼるのがうまいんですよ(笑)。
嫌なことがあったら、一旦遊んで忘れちゃう。
オンとオフの切り替えがはっきりしていて引きずらないんです。
どんなに頑張ってもイマイチだなっていう時は誰にでもあります。
そういう時は、自分をチアることを思い出して。
過去にたくさん頑張った経験があるなら「あの時これだけ頑張れたんだから余裕でしょ?」って自分を応援しよう。
私も大変な時には「中三の時に毎日10時間勉強できたから、こんなこと余裕―!」って思ったりしています。過去の経験自体が自分自身をアゲる要素になるんです。
またギャルは自分をアゲるのが得意なので、基本的にいつもごきげんで気に病むことがありません。
そしてごきげんでいることが、物事がうまくいくきっかけになっていくんです。
そのためには好きなことでリフレッシュするのが大事。
私ならサウナとかキャンプとか、海で遊ぶとか、アウトドアや体を動かすことでリフレッシュをするかな。
好きなことをして自分の機嫌が取れてくると、「ここであきらめたらもったいないかな」「あと3日頑張れば成績上がるかも」と思えるようになるんです。
それをきっかけに、自分に合う勉強方法がみつかるかもしれません。
ダイエットと同じで、受験にもうまくいかない「停滞期」ってあると思うんですけど、「ワンチャンありそう!」を意識して、適度にリフレッシュしながら頑張って!
Q. 将来やりたいことがないんです…
「進学先がなかなか決まらなくてすごく焦ります。
やりたいことがなく、ほんとにここでいいのかなぁって何度も考えてしまいます。
将来やりたいことが決まってないから、合格しても大学に行く意味はない気がして…。
そしたら大学受験を頑張った意味もなくなるんじゃないかと不安です」
A. 成り行きに身を任せてもいいんじゃない?
マジで、人生で意味のないことってないと思っています。
私は、全力で遊んでいたときにやりたいことが見つかりました。
高2の時から毎日渋谷で遊んでいたから、いろんな人と出会えたし、いろんな経験ができました。
ギャルとして全力で遊んでいたから「渋谷でコンテンツを作りたい」「ギャル雑誌の『egg』を復活させたい」っていう考えになって行動して、今があります。
あのころの私って、渋谷で遊びまくっているギャルで、客観的に見たら「未来がない子じゃん」って思われていたかもしれないけど、実際はそうじゃない。
仕事をしていてよく高校生から「やりたいことが見つからないんです」って相談を受けることが多いんですけど、やりたいことは、絶対いつか見つかるから大丈夫。
成り行きに身をまかせてもいいんじゃない?
何となく進んだ先で、いろんなことにチャレンジして、自分の得意なことを見つけて伸ばしていけばOK。
ギャルマインド七箇条にもあるように、ギャルは老若男女、歳も性別も関係なし。
何歳から始めても成功している人はいます。だから、焦らず今を楽しもう!
もし進学する学校が本命校じゃなくても、やりたいことは絶対見つかるし、好きなことは1個じゃなくてもいい。
手を出せるだけ出しちゃってもいいんじゃないかな? 未来を探している今を楽しもう!
Q. 推薦入試を友達に嫉妬されます…
「自分は推薦入試なのですが、友達から「推薦取れる子は楽でいいよね」と言われます。
これまで努力した結果だし、決まっていたとはいえなんともいえない気持ちに…」
A. 「ありがとう! だって頑張ったもん!」って言えばOK。
ギャルはもし自分が嫉妬されたとしても、自分は物語の中の主人公なんで。
「主人公なんだから嫉妬イベントがあって当然! これを乗り越えたらハッピーエンド」って思うだけかな(笑)。
嫉妬って「賞賛」です。
だから、「ありがとう!だって頑張ったもん!」って言えばOK。
ネガティブなことを言われてもポジティブに転換して「ありがとう」って言えるのが、ギャルマインドです。
それに、運も実力のうち。運は、大好きなことをしている人に巡ってきます。頑張っていればその分いいことが起こるし、仲間と一緒に楽しいことをがんばっていれば、それが返ってくる。
それでもネガティブなことを言ってくる人がいるなら、「住んでいる世界が違うんだな」「こういう子なんだな」と思って軽く受け流しちゃいましょう。
少女漫画とか読んでても、大体ライバルから嫉妬されて、でもそれを乗り越えてハッピーエンドを迎えるし、そんなもの(笑)。
一緒に落ち込む必要は全然ありません!
赤荻瞳さんから高校生のみんなにメッセージ
受験期ネガティブへのアドバイス、どうだった?
最後に赤荻さんから高校生のみんなへ、応援メッセージをもらったよ!
私は生まれた瞬間からギャルだったので、ずっとギャルマインドで幸せに生きてきました。
ギャルって、成功している人が多いと思います。
それは、自分を信じて楽しいことを見つけて、いろいろなものを引き寄せているから。
いきなりポジティブになれ、ギャルになれってことではありません。
大切なのは「マインド」です。
ギャルを心に飼って、ギャルマインドを意識すれば、今までネガティブに感じていたことがポジティブに切りかわってもっと楽しくなるはず。
ちょっとずつでもいいから「心のギャルがこう言ってるわ!」って明るく考えられたら、これからの人生、もっとハッピーになるはず。
みんなで明るくハッピーに過ごそうぜ!
赤荻さんのお話を聞いているだけでなんだか前向きになれた今回の取材。
「これがギャルの力…!?」と謎の驚きにスタサプ編集部&ライターさんも驚きでした。
「自分とギャルは違いすぎる…」と思う人もいるかもしれないけど、あえて真逆の存在を心に置いて、ロールプレイングゲーム的な感じで「ギャルならこう思うはず!」と気持ちを切り替えていくのもおすすめだよ。
どうしても自己肯定感が下がりがちな受験期にこそ、心にギャルを。
みんな、ぶち上げていこう!
著者:赤荻瞳
価格:1,650円(本体1,500円+税)
発行:SDP
公式SNS:https://twitter.com/GALMIND_ONI