【高2向け】8つの性格タイプ別に謎人が解説!科目選択の落とし穴
高2のおぬしら、9月、焼き芋が最高な季節が来たな…!
高2の9月と言えば…そう…読書、食欲、そして…科目選択!
目次
- 科目選択、実は先輩の4割が「満足していない」じゃとー!?
- 性格タイプ診断結果別、「科目選択の落とし穴&対処法」はここから!
- 【自信家】本当にキミの入試に必要? 思い込みに注意して科目のリサーチを!
- 【努力家】入試だけのための“完璧な科目選択”を目指しがち。リサーチはほどほどに!
- 【エンターテイナー】受験する学部を(仮)で考えてリサーチ。「好き」に偏らない選択を!
- 【調和人】仲間内の気分で選択しない!図書館や書店で自分の学びたい度をチェック
- 【ロマンチスト】単元や分野を見ながら「興味がもてる科目か」を入念にチェックして
- 【理論家】入試に必要な科目という視点に偏りがち。ワクワクも大切に!
- 【実務家】その場のノリで選んで「後で何とかしよう」マインドは大敵!
- 【サポーター】自分の科目選択の「わからない」を放置しがち。先生に聞くことも大事!
- タイプ別落とし穴に気をつけて「満足度」の高い科目選択を!
科目選択、実は先輩の4割が「満足していない」じゃとー!?
高2の秋には方向性を決めておきたい進路のビッグイベント「科目選択」。
受験科目や進学後の学部選びにも大きくかかわってくる超重要な決断じゃ。
しかし、スタサプが過去に調べたところ、先輩たちの4割が「科目選択に満足していない…」という結果に。
※先輩たちの科目選択満足度、詳しくはここから
https://shingakunet.com/rnet/column/guide2_column/enqute.html
先輩たちのREAL VOICEでもこーんなことになっているのじゃ。
受験に不要な科目を選択してしまったから。(奈良県・女性)
物理と生物のうち物理を選択しないと進学できないと言われたが、実際はそんなことはなかったから。(埼玉県・女性)
適当に選んだ結果、後悔したから。(高知県・女性)
性格タイプ別「科目選択の落とし穴対策」をするのじゃ
前提として、科目選択の鉄則は大きく3つ。
①好き・得意な科目を選ぶ
②大学での学びに必要な科目を選ぶ
③入試に必要な科目を選ぶ
この鉄則をベースに、性格タイプ別に陥りがちな「科目選択の落とし穴」とその対処法をお伝えするぞ。
高2の秋の準備で、高3~進学後の満足度もぐぐーんと急上昇じゃ!
まずはスタサプ進路「高校生のための性格タイプ診断」をやってみよ!
まだ性格タイプ診断をやったことがないおぬしは下の画像から自分のタイプをチェックじゃ。
まずは自分がどの性格タイプかをチェックしてみよう。
※下の画像またはURLをタップすると、診断ページにジャンプするよ!
\高校生のための/性格タイプ診断
https://shingakunet.com/rnet/s/seikaku/index.html
すでに自分がどのタイプかわかっているそこのおぬしはそのまま下にスクロール!
自分の性格タイプ別対処法を確認するのじゃ。
性格タイプ診断結果別、「科目選択の落とし穴&対処法」はここから!
おぬしらの性格タイプ診断結果別に、「科目選択の落とし穴&対処法」をまとめたぞ!
満足度の高い選択をするためにも、要チェックじゃ。
【自信家】本当にキミの入試に必要? 思い込みに注意して科目のリサーチを!
◆自信家タイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
目標を達成するために、全力で突き進む自信家タイプ。
しっかり者に見える自信家タイプだが、たまに自信をもちすぎて、「思い込みスイッチ」が入ってしまったときこそ、科目選択では落とし穴に!
「入試に必要な科目を選んだつもりが、実はリサーチ不足だった」なんてことがあるかも。
たとえば「理系なら物理を選択したほうが進学に有利」などの、曖昧な知識を信じて「物理だーー! 私は物理に生きる!!」と突っ走って選びそうになっていたら要注意。
あとになって、受験する学部が課している科目をよく調べてみたら、他の科目でもいけた…むしろそちらのほうが得意だった…ということもあるのじゃ。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
思い込みにさえ気をつければ、合理的かつ周りの空気に左右されずに選択をすることができる。
まずは自分が受験したい学部や、受験する可能性のある学部を書き出し、入試に必要な科目や、大学での学びに必要な科目を調べてみるのじゃ。
また、目標に向かって一直線の自信家タイプ。
つい入試や今後の学びに必要そうだからと苦手な科目ばかりを選んで、克服しようと頑張りたくなるかもしれない。
しかし、それだとストイックすぎる時間割になるので、自分の好き・得意な科目を選ぶというポイントも忘れないようにしよう!
☑入試に必要な科目の“思い込み”に落とし穴あり!
☑受験したい学部・受験する可能性のある学部を書き出して、冷静にリサーチ。
☑ストイックぶりを発揮して苦手な科目ばかり選ばず、好き・得意な科目も選んで!
【努力家】入試だけのための“完璧な科目選択”を目指しがち。リサーチはほどほどに!
◆努力家タイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
自分が考えるべき課題にきちんと向き合う、しっかりものの努力家タイプ。
「科目選択の失敗によって、志望大学を受験できなくなるのを避けなければ!」と、入念に調べて、入試に必要な科目をしっかり選ぼうとしているかもしれない。
でも、完璧に調べようとするあまり「好き・得意な科目」や「大学での学びに必要な科目」の観点が抜けがちなのが落とし穴!
入試のためだけに高3の1年間があるわけではない。好きな科目を入れるのも大事じゃ。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
入試に必要な科目という観点で選びがちだが、入試に出なくても、好きな科目や、授業が楽しみになりそうな科目があれば候補に入れてみよう。
また、大学での学びにつながるような科目を学んでおくと「この先、この学びをもっと深めていけるんだ」とイメージがついて、入試のやる気にもつながることがある。
すでに大学で学びたいことが固まっている人は、その学びの基礎になりそうな科目を1つ挙げてみよう。
☑入試に必要な科目を調べるのに「完璧主義」ぶりを発揮してしまうと落とし穴に。
☑たとえ入試に出なくても、好きな科目、ワクワクする科目も選んでいい!
☑大学で学びたいことがある人は、その学びの「基礎」になりそうな科目をチェック。
【エンターテイナー】受験する学部を(仮)で考えてリサーチ。「好き」に偏らない選択を!
◆エンターテイナータイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
直感的に「楽しそう!」と思うと、その楽しそうな道を全力疾走してしまうエンターテイナータイプ。
科目選択でも「好き・得意な科目」ばかりに目が行ってしまいがちなのが落とし穴に!
持ち前の楽観思考で「文系か理系かを決めておけば、好きな科目を選んでも、入試はなんとかなるでしょ!」なんて思ってしまうかもしれないが、うっかり入試に必要な科目が漏れていた…ということもある。
また、大学での学びに必要な科目という観点からも考えておかないと、大学に入ってから基礎的な知識で周りと差がつくケースも。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
文・理だけではなく、志望校や学部を考えてみると、入試に必要な科目を確認しやすいはず。
ひとまず仮でいいので、受験したい大学名と学部名を紙に書き出してみよう。
そして、その学部を受験するために、定められている試験科目を確認してみること。
例えば大学入学共通テストを利用する場合はどの科目が必要か、といったレベルまで、一度具体的にイメージしてみる。
また、その学部に受かった先輩の体験談や、学部のホームページなどを検索して、大学での学びにつながりそうな科目もリサーチしよう。
ここまで調べたうえで、自分が「この科目を学びたい!」と思える科目を選ぶのじゃ。
☑「好き・得意な科目」ばかりに目が行ってしまいがちな点に落とし穴あり!
☑仮で受験したい大学・学部名を書いて、具体的にリサーチ。
☑その学部に通う先輩の体験談も見て、大学での学びにつながる科目を選んで。
【調和人】仲間内の気分で選択しない!図書館や書店で自分の学びたい度をチェック
◆調和人タイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
周囲との関係性を大切にする調和人タイプ。仲間内での空気を大事にする傾向がある。
そんな調和人タイプは、「文系ならこの科目」「理系ならこの科目」と教室内で話が盛り上がっていると、つい参加してしまいがち。
みんなの意見に合わせて何となく選んでしまうところが落とし穴に!
例えば社会で、世界史と日本史と地理で、どれを選ぶかによって暗記の量や扱われる範囲、勉強法はまったく変わる。
1つの国の歴史を掘り下げて学んでいくほうが好きか、広い範囲で起きたできごとを関連づけながら学んでいくほうが好きか。
興味関心は人によって違うもの。
自分が興味をもてない科目を選んでしまうと、高3の1年間、ずっと学び続けるのがつらい…なんて状況にもなりかねない。
三者面談は自分の好きを持ち込んで、大人の手を借りて視野を広げる場として考えてはどうじゃろう。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
もし「一緒に〇〇の教科を取ろう!」などと仲間うちのノリができてしまったら、少し友達と距離を置くことも大事。
科目選択は友情で選ばず、自分の基準で選ぶべし。
そのためにも、図書館や書店でそれぞれの科目の参考書をざっと見てみよう。
実際に参考書をめくりながら、自分はこの科目を好きか? 楽しんで勉強できそうか? この科目を学んでみたいと思うか、よく考えてみるのじゃ。
☑みんなの意見に合わせて何となく選びがちな点に落とし穴あり!
☑自分の好きを持ち込んで、大人の視野も借りよう
☑図書館や書店で科目の参考書をざっと見てみる
【ロマンチスト】単元や分野を見ながら「興味がもてる科目か」を入念にチェックして
◆ロマンチストタイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
独自の世界観をもち、自分のペースで行動するのを好むロマンチストタイプ。
自分がワクワクすることを追求していけるのはロマンチストタイプの強みだが、自分の興味のあり・なしで、関心の持ち方に差が出すぎてしまう面も。
科目選択でも、興味のある教科についてはじっくり考えたりリサーチしたりするが、あまり興味のもてない教科や、入試での主要科目以外については「何でもいいや〜」と思いがちなのが落とし穴に!
関心のもてない科目を選んでしまうと、1年間苦痛を感じながら授業に臨むことになってしまうぞ。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
主要科目だけでなく、専門科目についても、できるだけ自分が興味をもてそうな科目を選ぶようにしよう。
ネットや本で、その科目で学ぶ単元や分野をチェックしたり、実際に参考書をめくってみたりして「興味がもてそうかな?」と考えてみるのもおすすめ。
また、大学で学びたいことがおよそ決まっている人は、大学での学びに近い内容を選んでおくと、高3の1年間でより探究心が深まって、「もっと深く学びたいから、入試も頑張ろう!」と思えるかも。
学部のホームページや、カリキュラムを見ながら、近い科目を考えてみるのじゃ!
☑興味のもてない教科や、入試での主要科目“以外”を「何でもいいや」と思いがち。
☑学ぶ単元や分野などの詳細を見ながら、興味がもてそうな科目を選ぶべし。
☑大学での学びに近い科目を入れておくと、探究心が深まり、入試のやる気もUP。
【理論家】入試に必要な科目という視点に偏りがち。ワクワクも大切に!
◆理論家タイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
自分の置かれた状況を冷静に分析できる理論家タイプ。
周りに流されず自分を俯瞰してとらえ、入試などの大切な局面を優先して考えられるのは理論家タイプの長所でもある。
一方、科目選択では「入試に必要な科目か」という観点ばかりを考えがちで、自分が好きな科目か、興味があるか、といった視点が抜けがちなのが落とし穴に!
気がついたら、入試に向けては完璧なプランだけど、何だか自分の探究心がそそられない…という科目選択に陥ってしまうことも。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
さて、質問じゃ。
今好きで得意な科目や、これだけは絶対に学んでおきたい科目はあるか?
…今思い浮かんだ科目がある人は、それを選べるようにプランを練ってみよう。
特に思いつかない…という人は、大学で学びたい学部について具体的にイメージしてみよう。
その学部の内容に一番近そうな科目を選ぶのもあり!
高校で学んだことは、意外と大学での学びや研究に役立つものなのじゃ。
自分がワクワクしながら学べる科目を選ぶと、授業も楽しめるはず。
☑入試に必要かという視点に偏りがちなのが落とし穴。自分の探究心をそそるか、の視点も。
☑好きで得意な科目が思い浮かぶ人は、その科目を選べるよう全体プランを調整。
☑特に好きな科目がない人は、大学で学びたい学問に一番近そうな科目を選ぶのもあり!
【実務家】その場のノリで選んで「後で何とかしよう」マインドは大敵!
◆実務家タイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
柔軟な実務家タイプ。先々のことを深く考えずに、その時々の状況に応じて何とかしよう!と考えてしまう面も。
科目選択でも「ひとまず選んでおいてみて、細かいことはあとで!と考えがちなのが落とし穴に!
選択後に、入試に必要な科目を落としていた、入試に不要な科目を選択してしまった…とわかっても、時すでに遅し、じゃ。
ただ、選択肢はギリギリまでもっていたい、融通のきいた行動をとりたい実務家タイプは、事前に計画を固め切らなきゃ、と思いすぎるとストレスに。
「受験する学部と、どの科目で受験するかを今ここで決める! 決めたら変えちゃだめ!」と自分を縛りすぎるのはNG。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
すでに受験したい学部や、学びたい内容が決まっている人は、入試に必要な科目についてざっと調べておくと良い。
ただ、「まだ決まっていない」「変わる可能性がある」実務家タイプは、迷ったら、受験できる学部を広げられる科目を選択しておこう。
今「おもしろそう」「学んでみたい」という気持ちが高まったからといってマイナー科目を選んでしまうと、受験できる大学・学部が狭まることもあるので、気をつけるべし。
☑「ひとまず選んでおき、あとで何とかしよう」と、その場のノリで選ぶと落とし穴あり!
☑受験する学部が決まっていない人は、受験できる学部を広げられる科目選択を。
☑好きな科目を選ぶのも大事だが、その科目を使って気になる学部を受験できるか調べて。
【サポーター】自分の科目選択の「わからない」を放置しがち。先生に聞くことも大事!
◆サポータータイプが陥りがちな科目選択の落とし穴
つい、自分より他の人を優先してしまいがちなサポータータイプ。
優しいその性格は長所でもあるが、周りの相談に乗っているうちに、つい自分のことは後回しにしてしまいがちな面も。
自分の「科目選択、どう選んだらいいかよくわからないな〜」をそのままにしがちなのが、落とし穴に!
国公立大学を志望する人、私立大学を志望する人など、受験方式によって入試に必要な科目が変わるなど、科目選択は少し複雑な部分がある。
人のお悩み相談を優先していては、うっかり締め切りが近づき「いまいちよくわからないんだけど、これでいいや!」と、妥協案を提出してしまうことになりかねない。
◆科目選択ではここに注意! 対処法
まずは自分の疑問を解消することを優先して。
科目選択についてわからないこと、悩んでいることは、遠慮せずに先生に聞いてみよう。
なかなか聞きづらい、周りが質問しているのを見るとつい遠慮してしまうという人は、よくある質問集なども参考にしながら、自分の疑問を解消するのじゃ。
また、周りからの情報やアドバイスだけでなく、自分が好きな科目・得意な科目という観点から選ぶのも忘れずに。
☑自分の疑問解消より、周りの相談に乗ることを優先してしまいがちなのが落とし穴。
☑科目選択についてわからないことは、先生に聞くか、よくある質問集などを使って解消!
☑自分が好きな科目・得意な科目という観点から選ぶのも忘れずに。
タイプ別落とし穴に気をつけて「満足度」の高い科目選択を!
「何となく得意…」ぐらいで決めてしまうと高3になったときに大変になってしまう可能性がある科目選択。
おぬしのタイプが陥りがちな落とし穴を意識することで、満足度の高い科目選択ができるはず。
ちょっとでも気になることがある人は、チェックリストを確認じゃ!
文理選択よりはハードル低めな科目選択における意思決定。
とはいえ、後々の受験科目にもかかわってくるから、しっかりと今のうちに考えておきたいところ。
謎人のアドバイスをもとに、うっかり落とし穴にはまっていないかを確認しておこう。
From 地歴公民はしっかり考えたけど、理科系科目はノリで選んであとから後悔した文系スタサプ編集部SEN