「日々小さい成功を少しずつ積み上げ、ポジティブな方へ」河合優実さんから高校生のみんなへ

夏の終わりが近づくこの季節。

進路に悩む高3のみんなへ、 河合優実さんが心に響く、ステキなメッセージを届けにきてくれました。

うまくいかないときのもどかしさや、不安な気持ちにどう向き合い、成功を信じて前に進む勇気をどうもてばいいのか。

未来に向かってそっと背中を押してくれる言葉。

ぜひ受け取って!

プロフィール:河合優実
2000年生まれ、東京都出身。
小学生からダンスを始め、高校では演劇に熱中。
高3の夏に俳優を志し、2019年にデビュー。
以降、数多くの話題映画や舞台に出演し、注目を集める若手実力派俳優。

高3の決断。迷って、悩んで、それでも前へ。

高3の夏。

自分の夢と真っ直ぐ向き合い、大きな決断をした河合優実さんが、進路に迷うみんなにメッセージを伝えたいと、スタサプに降臨!

悩んでいても不安でも大丈夫。

小さな一歩の積み重ねが、いつか未来を大きく変える。

河合さんの決断と勇気のストーリーは、みんなの背中を強く押してくれるはず!
 

進路の意味を自分に問い直した高3の夏、進路が“夢”に変わった。

 「俳優を目指す」と本気で決めたのは、高校3年生の夏。

それまでは「やりたいけれど、将来が安定した仕事じゃないし…」と思い、大学に通いながらお芝居の世界を目指すつもりでした。

転機となったのは、文化祭で上演するために練習していた舞台を作り上げたこと。

ちょうど準備中に東京で上演されていた『コーラスライン』を見て心が揺さぶられ、雷に打たれたように気持ちが変わり、「やりたいことに全部かけよう!」と決意しました。

夏休み明けには、志望校を演劇の学校に変更。

今まで勉強してきたことが無駄になるかもしれないという不安や、葛藤もありました。

それでも「長い目で見れば絶対にこの選択が正しい」と信じて、勇気を出して舵を切ったんです。


今振り返ると、志望校を変える前、自分の進路に自信がもてないまま、 「何となく偏差値的にここかな」とか思いながら勉強してるときが、 一番不安だったし苦しかった。

逆に高3の夏以降は、自分が本気でやりたいことだと希望がもてる志望校がみつかったので、 迷わず突き進めたし、頑張れましたね。

あの時の決断がなければ、今の自分はいません。

結果論ですが、勇気を出して決断してよかったと、心から思えます。

今、進路で迷っていたり、夢に向かう勇気がもてない人もいるかもしれない。

でもその一歩を決めるのは、自分自身。

自分の心に正直に、後悔のない道を選んでほしい
ですね。

結果が出ないときこそ小さな成功を信じて進むしかない。

頑張ってるのに、思うように結果が出ないことって、私もあります。

でもそういう時って、「やり方」や「頑張り方」がちょっとズレてるだけかもしれないんですよね。

逆にペースさえ掴めれば、良くなるんだから、何とかなる!大丈夫!

高3の今の時期って、模試とかテストの点数とか、わかりやすく目に見える結果に目が行きがちだけど、実は日々のなかで 「この問題解けた!」「ここはちゃんと理解できた!」 という小さい成功こそ、すごく大事だったなと思うんです。

それが積み重なると、自信になるし、「自分ってやれば伸びるんだ」って安心できる。 
 

だから、大きな結果にばかりとらわれず、日々小さい成功を少しずつ積み上げれば、 ポジティブなほうに向かえるはずです。

私自身、勉強もセリフ覚えも、何度も何度も繰り返すことで、自分のものにしていくタイプ。

だからこそわかるのですが、結果を出すのに近道はないけど、頑張った時間は、ちゃんと自分の力になります!

だから今は、結果が出なくて悩んでいても大丈夫。

小さな一歩を積み重ねて、自分を信じて進んでください。

きっとその先に、大きなうれしい結果が待ってます。

絶対、絶対、大丈夫!そう思うしかないから、前を向く。

「絶対大丈夫!」って自分に言い聞かせるしかないときってありますよね。

どんなに過去を悔やんでも、時間は戻らないし、サボっちゃった時間も取り戻せない。

私もサボり癖があったから、その気持ちすごくわかります!でも、大事なのはこれから!

過去を責めるより、未来の自分のために今できることをやったほうが絶対いい。

未来の自分を信じて、一歩ずつ進んでいけば大丈夫です!

この時期って、どうしても周りと比べて落ち込みがちだけど、ほかの誰かと比べる必要なんてないし、周りの声に振り回される必要もありません。


私も高校生のとき、みんながすごく輝いて見えて不安でいっぱいだったけど、それは自分の気持ちがまだちゃんと決まってなかったからだったんです。

不安なのはみんな同じ。

だけど、進む道を決めたとき、余計なものは自然と気にならなくなります。

だから今迷っているなら、それは「自分の本当の道」を選ぶタイミングが来たってこと。

そのチャンスが来た自分を、ラッキーだって思ってください。

あとは、将来の自分を信じて、自らの足で一歩一歩進むだけ。

一緒に、良い未来に向かって、進んでいきましょう!

FROMスタサプ編集部
高3の夏、迷いながらも自分の夢をみつけ、大きな決断をした河合さん。

今のみんなだって、迷いや不安があっても大丈夫!

小さな一歩の積み重ねで、未来は変わるから、まずはゆっくり深呼吸して、自分のペースで歩いていこう。

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Text・Edit / Noriko Taki,
Design /Dai Kayama(ma-h gra),
Photograph /Takuya Sugie(TRON),
Hair&Makeup /Takae Kamikawa(mod’s hair),
Styling / Mana Yamamoto
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