え、推薦でも共通テスト受けるの?~高2の冬こそ読んでおくべき入試NEWS~

もうすぐ冬休み。街はキラキラのイルミネーションで、クリスマスや年越しイベントなど楽しいこともいっぱいあるこの季節。
ちょっと浮かれ気分で「まだ高2だし、入試は先の話」「推薦入試で進学できたらいいかな」と思っている人も多いのでは?
でも実は――推薦入試でも、共通テストが課されるケースがあるって、知ってた?
2025年度から新課程入試が始まり、入試のしくみは静かに変化中。今のうちから知っておけば、直前になって「やばい!」と焦る前に一歩リードできるはず。
そこで、この記事では、高2の冬こそ押さえておくべき入試NEWSをまとめてお届け!

目次
- 国公立の推薦、私大の併願…半数近くの人が共テを受ける!
- 科目数も変わる? 高2のみんなが受ける共通テスト5大TOPICS!
- TOPICS①新科目【情報Ⅰ】がスタンダードに!
- TOPICS②【英語】は“8問化”でリーディング重視に
- TOPICS③【数学】は「C」が追加になり、試験時間が70分に延長
- TOPICS④【国語】は近代以降の文章が増え、試験時間が90分に延長
- TOPICS⑤【地歴公民】の科目構成が一新、2科目の組み合せパターンに要注意
- 2027年度の共通テストは「思考力・表現力重視」になる!
- 2027年度共通テストに向けて今から一歩動き出そう!
- 共通テストも入試方式も「ちょっと調べる」のが勝利の戦略の一歩めに
国公立の推薦、私大の併願…半数近くの人が共テを受ける!

「推薦入試なら、共通テストはいらない」――そう思っている人も多いよね。
でも実際は、国公立大学の学校推薦型選抜では、共通テストを使った学力試験を実施する大学が多いんだよ。
さらに私立大学でも、共通テストを利用した総合型選抜や公募推薦の形式が増えているんだ。加えて、毎年多くの高校生が「共通テスト利用入試」を受験して併願校の受験をしている(共通テストを受けるだけで複数の私立大学に出願できるため、効率よく受験対策ができるから)。
そのため、半数近くの受験生が、共通テストを受けるってこと!
.png?20251204)
共通テストを受けることにした先輩たちのREAL VOICE
(しげを/大1女子/千葉県)
(あまなつみかん/大3女子/東京都)
(あきら/大1男子/神奈川県)
科目数も変わる? 高2のみんなが受ける共通テスト5大TOPICS!
.jpg?20251204)
2025年度から共通テストの教科や科目が変わったのは、聞いたことがある?
主に2025年度からの変更点で、現高2生が受ける共通テストでも傾向が続くと予想されている5大TOPICSをまとめたよ。
早めにポイントをおさえておこう!

TOPICS①新科目【情報Ⅰ】がスタンダードに!
特に、第3問のプログラミング、第4問のデータの活用は、図表も多く、論理的思考力が問われる問題が多い。試験形式に慣れるなど、事前に対策しておくことで大きく差がつくところ。
TOPICS②【英語】は“8問化”でリーディング重視に
リーディングの試験時間は、トータル80分。
長い文章が出題されたり、発言内容を要約したりする第7問・第8問に時間を残しておくためにも、時間配分が肝になる。
高2のうちから長文に慣れたり、語彙力を増やしておいたりすると、共テ対策にもなるよ。
TOPICS③【数学】は「C」が追加になり、試験時間が70分に延長
やさしい問題から、多様な知識を問う問題といろいろなパターンがあるので、教科書の知識をしっかり復習しておくことが必要。
TOPICS④【国語】は近代以降の文章が増え、試験時間が90分に延長
また「近代以降の文章」のうち1問(2025年度は第3問)は、図表やグラフを読み取り、文章と関連づけて解答する問題が出題されている。
TOPICS⑤【地歴公民】の科目構成が一新、2科目の組み合せパターンに要注意
| ① | 「地理総合、地理探究」 |
| ② | 「歴史総合、日本史探究」 |
| ③ | 「歴史総合、世界史探究」 |
| ④ | 「公共、倫理」 |
| ⑤ | 「公共、政治・経済」 |
| ⑥ | 「地理総合・歴史総合・公共」(3分野から2分野を選択して解答) |
ただし、2科目の組み合せ方にはNGパターンもあるほか、⑥を採用していない大学もある。
受けたい大学の受験に使える科目を事前に調べてから、早めに選択科目を決めて対策をすると一歩リードできそう。
2027年度の共通テストは「思考力・表現力重視」になる!

2027年度の共通テストは、ますます「思考力・判断力・表現力」が問われる出題内容に。
すべての解答方法がマークシート方式でありながら、知識だけでは解けない問題が出題される流れは変わらず。
問題文の分量も増えており、資料やデータをもとに自分で説明する力を試す問題や、日常生活を題材に問題を発見したり解決策を考えたりする問題が、出題される可能性は大。
特に英語では、リーディングとリスニングを通して4技能(読む・聞く・話す・書く)をバランスよく見る方向に変わっているよ。
しかも2027年度は、前の問題の解答に連動して正答が変わる「連動型問題」を出題する可能性があるとのこと(大学入試センターの発表より)。
つまり、ただの知識の暗記力を試すテストではなく、ますます“考える力を試されるテスト”になっていくということ!

・【情報Ⅰ】がスタンダードに!私立大学の共通テスト利用入試の場合も、選択科目に含まれることが多い。
・英語リーディングの大問数が6問から8問に!リーディングの試験時間はトータル80分。
・従来の「数学Ⅱ・B」に加え、出題範囲に「数学C」が追加に!
・【国語】は近代以降の文章が増え、試験時間が90分に延長。
・【地歴公民】の科目構成が一新、受けたい大学の受験に使える科目を事前に調べよう!
・2027年度の共通テストは、ますます「思考力・判断力・表現力」が問われる出題内容に。
2027年度共通テストに向けて今から一歩動き出そう!

共通テストのTOPICSやポイントは掴めたかな?
気になるのは「じゃあ、今から何をすればいいの?」というギモンだよね。
1年と少し先の共テ本番に向けて、今からやっておきたいことを3STEPSで紹介するよ。

STEP1:志望校の入試方式をチェック!
総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、共通テスト利用入試… 。自分が受けたい入試方式を確認したら、出願に必要なプロセスや必須条件をチェック。
「学校推薦型選抜を受けるつもりでいたけど、よく見たら『入学手続きの一環として、共通テストの受験が必須』と書いてあった!」なんてパターンがあるよ。入試方式別の情報を、よく見てみよう。
STEP2:必要な科目とレベル感をざっくり把握!
まず、共通テストでどの科目を受験しなければいけないのか、アタリをつけよう。
その上で、直近の模試で「共テで受ける科目」の結果に注目。
ここから本番の日までにどれくらい伸ばせばいいのか、どの科目が伸びしろがあるか、チェックしてみよう。
STEP3:スケジュールを“ざっくり”立ててみる!
あと1年と少しある今のうちに「高3春までに何を決める必要があるか」「高3夏までにやること」を書き出してみよう。
完璧じゃなくてOK! これから変わる可能性があることを前提に、今時点での計画を立てるのがポイント。“今から始める”ことが、周りと差をつけられる一番のポイントになるよ。
共通テストも入試方式も「ちょっと調べる」のが勝利の戦略の一歩めに

情報不足が大きなダメージになりかねないのが、入試の怖いところ。
直前に「自分の行きたい大学には共テが必要だって知らなかった!」「この科目を受けると思っていなかったから対策できてない!」なんて焦るのは、やっぱり避けたいよね。
逆に言えば、今知れたキミはもう周りに差がついているってこと!
さらに一歩踏み出すなら、冬休みのうちに、自分の志望校の入試に関する情報を少しだけでも調べてみよう。
それだけで、“次にやるべきこと”が見えてくるはずだよ。
「何となく推薦!」と思ってたけど、共通テストも受けたほうがいいのかも…。
そう気づけた今が、動き出すにはちょうどいいタイミング! 時間のある冬休みに、気になる大学の情報を検索しよう!















































