テストでは正解でも通じない!? 日本人のおかしな英語の使い方
海外の人が話している日本語を聞いたり、日本語入りのTシャツを見た時、思わず笑ってしまった経験はないだろうか?
それと同じように、日本人が使っている英語も、学校のテストでは正解だったとしても、現地では通じなかったり違う意味に聞こえてしまう“おかしな使い方”が多々あるような…。
そこで、日本の小中学生に英語を教えているオランダ出身のRoryさんに「日本人のおかしな英語」について聞いてみた!
●おかしな英語1:マナーモード
「携帯電話の『マナーモード』には驚きましたね。マナーは英語で“礼儀”という意味なので、『礼儀モードって何だ?』と…。正しくは『silent mode』(サイレントモード)です」
●おかしな英語2:プライスダウン
「割引を意味する『プライスダウン』も英語にはない表現です。「price=価格」「down=下」なのでよく考えれば意味はわかりますが、『価格下=割引』とはすぐに理解できませんでした。『discount』(ディスカウント)が正しい英語です」
●おかしな英語3:would you~
「日本の教科書では、人に頼み事をする場面でよく『would you〜』や『could you〜』が使われますが、実はこれ、主にビジネス上で使われるかなりていねいな言い方なんです。友達を誘う時に『Would you come with me?』と使うと、『私と一緒に来てくださいませんか?』というかなりよそよそしい印象になってしまいます。仲の良い相手には『Can you〜』が自然ですね」
なるほど〜。外国の人がものすごくていねいな日本語で「ハチ公前集合でございますか?」などと言っているのと同じってことか!
さらに、ほかの英語圏の人にも聞き込みをしてみると、誰もが一度は使ったことがある間違った単語や、実はちょっぴり“おバカ”に見えていた英字Tシャツが発覚!
●おかしな英語4:オーライ
「駐車をする時に『オーライ、オーライ!』と言われてビックリした。『All right』(オールライト)は『わかった』『了解!』という意味なので、突然『了解! 了解!』と言われて、意味がわからなかった」(Scott・オーストラリア)
●おかしな英語5:ファイト!
「日本では、部活のかけ声や選手に声援を送る時に、頑張れの意味を込めて『ファイト!』と言いますが、『fight』は英語で『戦い』を表す単語。ネイティブの人には『戦え! 戦え!』と聞こえてしまう。正しくは『Go! Go!』や『You can do it!』」(Jason・アメリカ)
●おかしな英語6:LA boy
「『hollywood』『LA』などの地名が書かれたTシャツはそれほどおかしくないけど、『hollywood girl』『LA boy』と書かれていると、『私はハリウッド育ちよ』『オレはLAに染まってるぜ』みたいなイメージになって、おバカっぽい!」(Gus・アメリカ)
日本人の英語には、間違いがいっぱい潜んでいたんだ…。恥ずかしい思いをしないよう、まずは自分が持っている英字入りTシャツを訳すことから始めてみる!?