近畿大学、経済学科に「経済心理学コース」を開設
近畿大学経済学部は、2014年度から経済学科の中に「経済心理学コース」を開設する。
「経済心理学」(「行動経済学」とも呼ばれる)は、人間の不合理な行動(「衝動買いをして、後から後悔する」「当たる確率がほとんどゼロなのに、宝くじを買ってしまう」「ダイエットを誓ったのに、甘い物に手を出してしまう」etc.)や、経済的意思決定の神経的基盤に光を当てて、心理学や神経科学(脳科学)の成果を経済学に応用する分野となる。
同学経済学部では、この新しい経済学の重要性をいち早く認識し、経済心理学を専門に学ぶコースを全国に先駆けて開設することとした。具体的には、経済学科の中を「経済学コース」(従来型)と「経済心理学コース」の2コース体制に改組し、後者で経済心理学の体系的な教育を行う。
両コースは、経済学科として一括募集し、2年生の後半から各コースに分属する(希望者多数の場合は選抜することがある)。なお、2014年4月の経済学科入学生から新しい体制が適用される。