立命館大学、必勝の酒「勝馬米」“新酒”を産学で生産・販売
立命館大学と小西酒造株式会社、農事組合法人栗東有機農業生産組合、競走馬育成事業組合は、2014年の午年(うまどし)にちなみ「超特選白雪 純米大吟醸 必勝の酒 勝馬米」の第2弾“平成25年新米”を共同で生産し、12月24日(火)から1,200本限定で発売した。
「清酒勝馬米」は、地域の1次産業(農業)と第2次、第3次産業を結び付ける6次産業化に加え、大学の知を取り入れて製造された。科学的な根拠を加えることで、農業生産物を高付加価値化そしてブランド化するという、新たな概念から生まれた商品となる。
具体的には、日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニング・センター(滋賀県栗東市)の競走馬の馬糞から作られた堆肥(馬有機堆肥)を肥料に栽培したお米(勝馬米:滋賀県産)を、小西酒造が清酒として加工・製品化。
加えて、これまで経験的に良質とされていた馬有機堆肥について、立命館大学の久保幹・生命科学部教授が微生物に基づく土壌肥沃度診断(SOFIX)の技法を応用し、科学的に良質で安全、安心であることを証明した。
第1弾として、2013年4月から滋賀県守山市のJAおうみ富士ファーマーズマーケット「おうみんち」と、小西酒造株式会社の販売店およびWebショップで発売したところ、すぐに完売。そこで、このたび第2弾として、今年の秋に収穫した新米「勝馬米」を使い新酒を生産。既存販路に加え、草津あおばな館、関東の小売店などにも販路を拡大し、販売することを決定した。