大阪府立大学、超小型衛星オプサットの打上げに成功

大阪府立大学は、2月28日(金)、種子島宇宙センター(鹿児島県熊毛郡)において、同学の工学研究科小型宇宙機システム研究センターが開発した超小型衛星OPUSAT(オプサット)を搭載したH-2Aロケット23号機の打ち上げに成功した。

 

このOPUSATは、キューブサット(CubeSat)と呼ばれる10センチメートル立方1キログラム級の超小型人工衛星で、リチウムイオンキャパシタを利用した先進電源系の宇宙実証と、太陽電池パドル展開および太陽指向姿勢制御による大電力発電の実現を主な目的とする。同学では宇宙工学教育の一環として、人工衛星の設計・開発・試験・運用すべてを学生が主体となって開発を進めてきた。

 

また、打上げに先立ち昨年6月から8月にかけてOPUSATの愛称を募集したところ、144件の応募があり、話し合いの結果「こすもず(CosMoz)」に決定。同学の中百舌鳥キャンパスの名称の由来である百舌鳥(もず)と宇宙(コスモス)をかけあわせた愛称であり、百舌鳥が小さな体で空を自由に飛ぶように、夢と希望の詰まった小さなOPUSATが宇宙へと飛び立って欲しいという願いがこもっている。

 

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