山形大学、ヤフー株式会社と防災用品シリーズ「d.a.t」を開発
山形大学東北創生研究所(産業構造研究部門)は、このたび、東日本大震災の被災地の課題解決に向けた取り組みとして、インターネット事業大手ヤフー株式会社(東京都)と共同で、防災用品シリーズ「d.a.t」を開発した。
学生たちは、「震災復興に役立ちものづくり」をコンセプトに2013年3月~12月の日程で宮城県石巻市に設置されたヤフー石巻復興ベースを拠点に活動を行い、被災地の方から話を聞き、見て考えて行動した結果、防災グッズ、仮設住宅、漁業振興、過疎の4つに関する課題解決のプロダクトを開発。
その内のひとつが「d.a.t」。d.a.t(脱兎)は、災害(disaster)時を考えながら、身近におけるおしゃれさ(art)があるのですぐに持ち出して(take)脱兎のごとく逃げるというコンセプトで作られた。なお、第一弾としてd.a.t防災スツールを、震災3年目である3月11日(火)から、「DIY-TOOL.COMヤフー店」にて販売している。
本製品は、通常時はスツールとして利用できるが、クッション部が取り外し可能で、頭部の保護具としてかぶることが出来る。初回は販売数限定での販売となるが、後日改めて再販売する予定。