上智大学、プロジェクト「東北からの声」が活動開始から3年

上智大学国際教養学部のデイビッド・スレーター准教授と同学部学生が中心となって進めているプロジェクト「東北からの声」が、活動開始から3年を迎えた。

 

このプロジェクトは、授業を通じて身につけた知識とボランティア活動を連動させたサービスラーニングプログラム。学生たちは、東北地方の風俗や歴史について学んだ後、実際に東日本大震災の被災地に赴き、現地で地域支援ボランティア活動を行いながら、学術・研究活動の一環として被災者インタビュー、記録のデータベース化、ウェブサイトからの情報発信などを行っている。

 

プロジェクトチームでは、これまでに300人を超える被災者にインタビューを行い、それらを収録した動画は400時間を越えており、学術的にも国内外から高く評価されている。現在、このデータベースを海外の研究者に活用してもらうため、英語訳を加える取組みを行っている。

 

また、スレーター准教授と学生たちは、2月に東北大学で開催された国際シンポジウム 「Telling the World about 3.11」のほか、国内外の講演会や研究機関で同プロジェクトの成果を発表するなど、活発な活動を継続的に行っている。

 

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