立命館大学、建物そのものが実験棟・理工系新棟「トリシア」完成
立命館大学にこのたび、理工系の実践的な教育を実現し、建物自体を教材にするという新たな発想で立てられた環境教育棟「トリシア」が完成した。
「トリシア」には、交流スペースである「ラボカフェ」、学生と教員の交流を促す「ティーチングコモンズ」など、交流を生み出すための多様な「居場所」を設置。また、風力発電システム用風車、高性能建築外皮タイルなど、最新の省エネルギー・環境負荷軽減等の技術や設備を導入、教員・学生が「被験者」となり、その効果検証や改善のための研究を進めることもできる。
さらに屋上には、大学キャンパス内に設置される望遠鏡としては国内最大級となる口径60cmの天体望遠鏡を設置。理工学部を中心とした研究に活用するとともに、地域の子どもたちや一般の方を対象とした観望会なども実施予定。