東北大学、超小型衛星「雷神2」が地表のカラー撮影に成功

東北大学と北海道大学が共同開発した超小型地球観測衛星「雷神2」が、2014年7月2日(水)、梅雨の晴れ間を捉えて、地表の詳細な景色を撮影することに成功した。

 

場所は新潟県南部の南魚沼市の一部。地表での空間解像度は当初目標にしていた約5mを達成しており、重量50kgクラスの超小型衛星としては、世界最高の性能を更新したこととなる。

 

「雷神2」ではこれまでに、魚眼CCDカメラ(WFC)を用いて日本付近の昼側の雲画像や夜景を捉えることに成功しており、最近は高解像度多波長望遠鏡システム(HPT)を用いた望遠撮影の実験も行っている。

 

今後は、実用性の高い観測を行うための、より高度な衛星姿勢制御方法の確立を目指して運用を行っていく。また世界初となる、波長選択が可能な宇宙用液晶フィルターを用いたスペクトル撮影に挑戦していく。

 

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