九州大学、法学部新コース「GVプログラム」平成27年度開始
九州大学法学部は、平成27年度からGlobal Vantage Program(GVプログラム)を開始すると発表した。
GVプログラムは、学部-大学院一貫国際ビジネス法プログラム。世界トップレベルの国際交渉力を持った人材「グローバル・ローヤー」の育成を目的とする。
入試段階から法学部生としての資質+一定の語学力を要求し、少人数チュートリアル教育で語学向上に最適な留学のプログラムを用意。また、九州大学LL.M.(国際法学大学院)への進学まで含めた一貫教育を行う、新しい入試-教育コースとなる。
具体的には、同学法学部においてAO入試(センター試験を課すAO入試)を開始(募集定員10名)。センター試験に加えて、一次審査では英語能力試験のスコア(TOEFL500点相当程度)や志望理由書なども審査する。二次審査では、英語学力試験(日本語小論文含む)と、日英2カ国語での面接を、福岡と東京の2会場で行う。
また、法学教育および語学教育を充実させた。世界中の大学院に進学可能なレベルまで英語力を向上させるよう(TOEFL PBT580点以上を想定)、少人数ゼミ、英語外書講読、外国人教員によるゼミナール等の履修指導を行う。さらに同学LL.M.へ進学し、1年間の高度専門教育を行う(必須ではない)。
今後は、法学部における早期卒業制度(飛び級制度)の整備と連動して、より柔軟で、個々の学生ニーズに合った学修スケジュールの策定が可能な環境を整えるほか、企業等との連携を通じ、海外でのインターンシップを充実させ、学生のキャリア形成支援に努めていく。