読売新聞社、第58回「日本学生科学賞」作品募集開始
読売新聞社が主催する第58回「日本学生科学賞」の作品募集がスタートした。
1957年にスタートした日本学生科学賞は、中学生、高校生を対象にした歴史と伝統のある日本最大級の科学コンクール。昨年の第57回大会では、全国の中学・高校から応募総数で約6万6000点の研究作品が寄せられた。
今年の第58回大会でも、身の回りの小さな疑問や不思議の解明、教科書に書かれている学説に対する疑問の解決などについて、個人、もしくは同じ学校の生徒が共同で行った実験・研究・調査などの作品を募集。学校の課題研究の発表も可能。
表彰には内閣総理大臣賞2点(副賞50万円)、文部科学大臣賞4点(副賞30万円)、環境大臣賞2点(副賞30万円)ほか、数々の賞を用意しており賞金総額は約700万円にもおよぶ。また、最終審査で上位入賞(高校生)すると、米国で開催される世界最大の学生科学コンテストISEF(国際学生科学技術フェア)への派遣のほか、大学特別入試(AO入試)の受験資格が与えられる特典もある。
AO入試の受験資格としては、大阪大学(理学部)や慶応義塾大学(総合政策学部、環境情報学部)、早稲田大学(基幹理工学部、創造理工学部〈経営システム工学科を除く〉、先進理工学部)など。また、東京大学(理学部)が2015年秋から実施を予定している推薦入試では、推薦要件に示された活動実績例の一つとして日本学生科学賞上位入賞者が挙げられている。