『数学甲子園2014』優勝は灘高等学校「おめがチーム」
公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区)主催の「数学甲子園2014(第7回全国数学選手権大会)」本選が9月14日(日)、東京都内の会場で行われ、兵庫県の灘高等学校「おめがチーム」が見事初優勝を飾った。兵庫県の学校が優勝したのは今回が初めてのこと。
数学甲子園(全国数学選手権大会)は、全国の中学生・高校生が団体戦で数学の能力を競う大会。「実用数学技能検定」の20周年記念事業の一環として2008年から始まり、今年で7回目。数学の問題を解く力だけではなく、「問題解決能力」「チームワーク力」「創作力」「プレゼンテーション能力」など幅広い能力が問われる。
今大会、本選には11都道府県の予選から勝ち進んだ36チームが出場。「決勝」の課題は、制限時間のなかで提示されたテーマに沿った問題を創作し、創作した問題についてそれぞれプレゼンテーションと質疑応答を行うというもの。
灘高等学校「おめがチーム」は、準々決勝、準決勝を順当に勝ち進み、決勝で創作問題のテーマである「2つしかない」というキーワードに対して「解が正の整数2つだけであるような3次方程式はどのくらいあるか」という問題を作成し、チームの総合力で見事優勝を果たした。
なお、準優勝は駒場東邦高等学校「シュレーディンガーチーム」(東京都)、敢闘賞は開成中学校・高等学校「開成学園数学研究部チーム」(東京都)、入賞の4位に灘高等学校「治五郎FIVEチーム」(兵庫県)、5位に栄光学園高等学校「エアプレチーム」(神奈川県)、6位に栄光学園高等学校「スチーム」(神奈川県)の3チームが選ばれている。