大学入試センター、大学入学共通テストの導入に向け「試行調査 外国語科(英語)」を開始
独立行政法人大学入試センターは、2020年度から開始予定の「大学入学共通テスト」の導入に向け、2月13日(火)より、試行調査(外国語科「英語」)を開始した。
「大学入学共通テスト」では、民間の英語資格や検定試験を活用し、英語4技能(読む・聞く・書く・話す)評価の導入が検討されている。
今回の試行調査は、「大学入学共通テスト実施方針」(平成29年7月13日文部科学省公表)に基づき、「大学入学共通テスト」の趣旨を踏まえた問題の構成・内容の工夫・改善等について試行し検証を行うためのもの。昨年11月の国語科、地理歴史科、公民科、数学科および理科の実施に続き、外国語科(英語)に関して、全国158校の高等学校および中等教育学校において2月13日(火)~3月3日(土)の日程で実施する。
試行調査では、英語で求められる「読むこと」「聞くこと」の能力をバランス良く把握するため、筆記(リーディング)については、必要な情報を整理したりする力や談話構成を理解する力、要約する力等を評価する。また、リスニングについては、複数の情報を聞いて判断したり、議論を聞いて内容を把握したりする力等を評価することをねらいに作問を工夫し、問題の構成や数、内容、音声回数等について検証を行うという。