高知大学、ベンゲット州立大学(フィリピン )と学術交流協定を締結

高知大学は、2025年2月17日(月)、ベンゲット州立大学(フィリピン)との学術交流協定調印式をオンラインで実施した。

ベンゲット州立大学は、フィリピン北部ルソン島ベンゲット州に位置する総合大学。1916年設立の農業学校を前身とし、1986年に州立大学として設立された。15の学部(カレッジ)と1つの大学院を有し、約1万人の学生を擁している。

高知大学との交流は、人文社会科学部が進める多文化共生社会の構築に関わるプロジェクトをきっかけに開始された。ベンゲット州は、1975年に高知県と姉妹県州提携を締結しており、長年に渡り高知県に研修生・技能実習生を派遣している。人文社会科学部が進めるプロジェクトの主要な調査・研究地の一つであり、今後さらに体系的な国際共同研究を進めていくにあたり、両大学が協定締結を行うこととなった。

当日は、高知大学からは、受田浩之学長、遠藤隆俊理事(総務・企画・危機管理担当)、岩佐和幸人文社会科学部長らが出席した。ベンゲット州立大学からは、Kenneth A. Laruan 学長、Roscinto Ian C. Lumbres 副学長、Rex John G. Bawang 国際事務所長らが参加した。また、締結後の共同研究実施のため、Cheryll Launio 博士が来日し、調印式にも出席した。

調印式では、国歌斉唱と歓迎挨拶後、協定締結に至る具体的な経緯の説明が行われ、両大学長から、この協定を基にした大学間交流促進の期待が示された後、学術交流協定書への署名が行われた。今回の協定締結により、両大学間の更なる交流推進が期待される。

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