立命館大学、経済学部学生が「宇治茶スイーツ店マップ」を作成

立命館大学経済学部寺脇ゼミ(指導教員:寺脇 拓教授)に所属する有志の学生39名が、宇治市の観光を盛り上げるために「宇治茶スイーツ店マップ」を作成し、10月21日(月)に発行した。

 

近年の観光客数の伸び悩みに苦しむ宇治市をいかに盛り上げるかという課題に関心を持った学生たちが、昨年度、宇治茶料理や宇治茶スイーツがもたらす観光便益(観光を楽しむことの価値)の大きさを、トラベルコスト法を用いて経済学的に検証。

 

得られた需要関数を用いて消費者余剰の変化を計測したところ、宇治市の観光便益の約46%が宇治茶料理・スイーツ店によってもたらされていることが分かり、宇治茶料理やスイーツは観光客が宇治を訪れる主要な動機となっていることが明らかとなった。

 

この成果を踏まえ、今年度、観光便益の検証に取り組んだ学生を含む寺脇ゼミの学生たちが、宇治茶スイーツ店を全国にPRし、観光客を宇治市に誘致するために、「宇治茶スイーツ店マップ」を作成した。

 

「宇治茶スイーツ店マップ」は9,000部発行され、学内および京都駅ビル2階の「京都総合観光案内所(京なび)」やホテルグランヴィア京都などに設置される他、東京や広島などでも配布することを予定している。

 

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