SNSへの投稿で「失敗した…」ことってある?
LINEやTwitter、Facebookなど、もはや生活必需品になったSNS。
毎日何十回もLINEでやりとりしたり、Twitterに投稿しまくっている高校生は多いみたい。
でも、気軽にやりとりができるからこそ、投稿後に「さっきの失敗した!」と後悔したという人もいるのでは?
そこで、全国の高校生416人にアンケート調査!(リクナビ進学2013年10月調べ)
「SNSへの投稿に関して、失敗した…と後悔、反省したという経験はありますか?」と聞いてみました!
■半数近くの人が「SNSの投稿で失敗した」と回答!
その結果、46.4%の人が「後悔、反省した経験がある」と回答。
おお、なかなか高い数字ですね…。どんな失敗をしてしまったのでしょう?
・LINEのあて先を間違えて、クラスLINEに送って、秘密がばれた(高2男子・神奈川)
・嫌いな人のあだなで友達とTwitterで悪口言っていたら本人にお気に入りされた(高1女子・新潟)
・誘いを断った友達に別の友達と遊んでることがばれた(高3男子・東京)
・部活を休んだ日にデートのことを書いてしまった(高3女子・愛知)
・何気ないツイートで人の神経を逆なでしてしまったことが何回かある(高1男子・大阪)
・学校休んで遊びに行って写真をうっかり投稿してしまい、親にバレた(高2女子・福岡)
なるほど~。どれもあまり深く考えずに書いてしまい、あとになってコトの大きさに気づいたパターンですね。このような失敗をしでかさないために、どういう点に気を配ったらいいのか、ネットマナーに詳しいコラムニストの石原壮一郎さんに聞いてみました!
■投稿は全世界の人に見られている。「書く前に考える」が最大の失敗回避
高校生は、社会人に比べてまだ世界が狭く、人脈もそこまで広くないから、「SNSは知り合いしか見ていない」と無意識に思っているかもしれません。しかし、少なくともTwitterやFacebookなどの書き込みは、すべてみんなに見られる可能性があるのです。うっかり誰かの悪口を投稿したならば、全世界にその人の悪口を言いふらしているのも同然だということを、まずは認識すべきです。
自分の投稿だけでなく、友達への返信内容だって見られています。何気なくつぶやいたり、返信した内容を見て、がっかりしたり、腹を立てる人がいるかもしれないことを理解しましょう。「書く前に、投稿する前に、考えよ」が最大の失敗回避策であり、ネットマナーです。
逆に、友人・知人の書き込みに傷ついたり、困り果てたという経験もあるでしょう。勝手に自分の行動を暴露されたり、ヘンなタグ付けをされると、「自分はマナーを守っているのに!」と悔しい気持ちになりますよね。でも、そこで怒りの返信をしてしまうと、火に油を注ぐ結果に。相手はもちろん、やりとりを見ている第三者までも不快な気持ちにさせてしまう恐れがあります。
SNSは登場してから日が浅いツールですから、「これが正しい使い方」という定義はまだありません。SNSの活用方法も人それぞれです。自分とは違う使い方をする人もいるんだと考え、スルーするのもマナーだと心得ましょう。
石原壮一郎さん
コラムニスト。「大人」モノの元祖&本家として日本の大人シーンを牽引。テレビ、雑誌、ウェブ、ラジオなど幅広い分野で活躍している。著書に『大人力検定』(文藝春秋)、『大人の超ネットマナー講座』(ダイヤモンド社)など多数。最新刊は『食べるパワースポット[伊勢うどん]全国制覇への道』(扶桑社)。
石原壮一郎さん公式サイト「大人マガジン」