高校生にも広がる「リアル脱出ゲーム」ってどんなの?
最近よく耳にすることが増えた「リアル脱出ゲーム」。いろいろと話題だが、一体どういうものなのか。
「リアル脱出ゲーム」の企画・運営を行っている「SCRAP」の加藤隆生さんに聞いてみた。
■リアル脱出ゲームは自分が主人公になれる場所
「リアル脱出ゲームというのは、ある空間に閉じ込められて、制限時間内に謎を解きながら、脱出に挑むイベントです。もともとはWebゲームで話題になっていた『脱出ゲーム』の“リアル版”ですね」
具体的にどういったイベントなんですか?
「実際に企画したイベントでは、漫画『宇宙兄弟』の世界観の中で、酸素が残り1時間しかないという想定で謎を解いていく『月面基地からの脱出』や、東京ドームシティアトラクションズに閉じ込められたAKB48の渡辺麻友さんを救い出す、という設定のものなどがありました。実在するアニメや人物とコラボすることが多いので、その世界に入り込み、自分が主人公になったつもりでゲームを体感できるというのが大きな特徴です」(加藤さん<以下同>)
これはおもしろそう! しかも、出題される謎は知識よりひらめきで解けるものが多く、年齢問わず楽しめるのだとか。
「意味不明な文字列に規則性をみつけて空欄を埋めたり、よく見ると会場内に大きなヒントが隠れていたりと、謎は答えがわかれば『なぁんだ!』と納得できるものばかりです。
ただ、さまざまな視点と発想力が必要なので、すべて正解して脱出できる人はごくわずかですね。高校生は自由な発想があるのでけっこう向いてると思いますよ。
それに、自分たちだけじゃなくて、ほかの参加者の人と協力してもいいので、あらゆる年代の人と新しいコミュニティーが築けるのも魅力かもしれません」
解けそうで解けないところが、悔しくもあり楽しくもあるようで、一度イベントに参加すると、ほとんどの人がリピーターになるのだそう。
■リアル脱出ゲームの舞台は遊園地、競馬場など無限大!
また、リアル脱出ゲームは、夜の遊園地や競馬場など、普段はなかなか入れない場所で行われるのも魅力の1つ。参加するだけでワクワクしそう!
「今後は沖縄、福岡、海外などあらゆる場所で開催を予定しています。謎を解く難しさや、解けたときの達成感といった楽しさをたくさんの人に知ってもらえればうれしいですね」
大きなものだと1回の公演で3000人が参加する大イベントになるというリアル脱出ゲーム。チケットは、「リアル脱出ゲームOFFICIAL WEB SITE」などから購入可能だ。まだ、体感したことのない人は、ぜひ参加してみては?