ウエイトリフティング部の高校生に強くなる秘訣を聞いてきた!

「東京学園高等学校のウエイトリフティング部はすごいらしい!」

 

先日、高校生からそんなウワサを聞きつけたリクナビ進学編集部。

 

早速調べてみると、昨年の関東大会では、4度の全国制覇経験をもつ山梨県の強豪校を破って見事初優勝、部員の1人は国体3位と、優秀な成績を残しているよう。

 

そこで、その強さの秘密を探るべく取材へ行ってみた!

 

高校へ行くと、イカつい部員たちが練習の真っ最中。

 

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でも、そもそもウエイトリフティングってどんなスポーツなの?

 

「基本的なルールは『より重い重量を持ち上げた選手が勝ち』という単純なものですが、ただ力が強いだけでは重りをつけたバーベルは上がりません。バーの握り方や足腰の使い方、力を入れるタイミングなど細かい技術が必要なんですよ」(顧問・今倉義弘先生)

 

どれほどの重さを持ち上げているかというと、部員の上野祐脩くん(3年)の最高記録は151kg。女の子3人分ぐらいの重さを一人で持ち上げられるなんてすごい!

 
 

■仲間との猛練習の日々が勝利に繋がる!

 

では実際、どんな練習をしているんだろう?

 

「練習は筋トレが中心です。重い重量を担いでスクワットをするのですが、かなりキツくて…。泣いてしまったこともあるくらいです」(上野くん)

 

「あと、フォームを整えることも大切なので、部員同士でチェックし合って『力を入れるタイミングが遅いから、そこを強化しよう』などと、自分たちで協力し練習を行っています」(3年・大倉悠吾くん)

 

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部員たちは授業後の練習以外でも、土日や長期休みはほぼ合宿とウエイトリフティング漬けの毎日を送っている。でも、そんなつらい練習も「仲間がいるから乗り越えられる」と、池端瞬くん(3年)は言う。

 

「練習中に限界だと思っても、『全力全力!』『よぉし、行けるぞ!』と、みんなで大声を出して励まし合うので『やるしかねー!』って思えます。記録が伸びない時期もあったけど、部員に相談したら『オレもそういう時期があったけど、コツコツ練習してたら大丈夫だ』と声をかけてくれたことも。つらさをわかってくれる仲間がいるから頑張れるんです」(3年・片岡純くん)

 

そんな仲間との信頼関係は、試合でも発揮されるのだそう。

 

「そもそもウエイトリフティングは競技人口が少なく、部活動として本格的にやっている高校は都内でもそれほど多くはありません。そのうえ、個人競技なので選手は孤独な戦いを強いられます。だからこそ強くなるには、部員同士が練習でお互いを高め合ったり、試合中に大きな声で応援したりと、チームの絆が大切になるんです。その点において、ウチの部は他の高校よりも勝っていると思いますね」

と、今倉先生。

 

東京学園高校は部員11名と東京都の高校の中では比較的部員数が多く、そのうえ、個人競技において珍しいほどに部員同士は仲が良いという。

 

最後にズバリ「強さの秘訣は?」と聞くと、全員が「団結力の強さです!」と答えてくれた。

 

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ストイックな練習はもちろんだが、彼らの強さは“一緒に成長できる仲間の存在”が大きいのかもしれない。