山ガール、歴女の次は“数学ガール”?!数学をモチーフにした小説やマンガを紹介

今、数学をモチーフにした小説やマンガ、テレビ番組が人気だ。

 

そこに登場するのは数学の魅力にとりつかれた“数学ガール”たち。しかも、それがクールな美人だったり、かわいい妹キャラだったりで、無味乾燥な数学のイメージを一新しているのだ。

そのいくつかを紹介しよう。

 

まず、3人の高校生が数学にチャレンジするマンガ『数学ガール』。

 

メインキャラクターは数学が得意な美少女ミルカさん、数学に苦手意識のある元気少女テトラちゃん、そして「僕」。3人で学校の勉強とは少し違う数学の問題に挑戦していくストーリーの中に、甘酸っぱい3人の恋模様が織り交ぜられている。3人の関係が気になって読み進めていくうちに、「素数」「フィボナッチ数列」など数学用語がわかり、数学世界のおもしろさを感じることができるのだ。現在、2冊セットの3シリーズ、計6巻が発売中。

 

山ガール、歴女の次は“数学ガール”?!_1

 

『数学ガール』は小説版もあるので、「もっと読みたい!」「マンガでは物足りない」という人はこちらも読んでみよう。マンガ版の原作であり、同じ3人の高校生が登場する。著者の結城浩氏が自身のWebサイトで書いていた、ミルカさんの登場する数学の物語が「理系にとって最強の萌え」などと話題になり、出版に至ったという。現在、5巻まで発売されている。

 

山ガール、歴女の次は“数学ガール”?!_2

 

もっとライトに数学好き女子の生態を知りたいなら、マンガ『数学女子』がおすすめだ。これは、K大学理学部数学科2年の数学女子4人のキャンパスライフをモチーフにした4コママンガ。難しい公式や数式は登場せず、数学を学ぶ女子の悲哀がコミカルに描かれている。現在、3巻まで発売中だ。

 

山ガール、歴女の次は“数学ガール”?!_3

 

また、テレビでも数学をテーマにした番組が出てきている。昨年、モーニング娘。のキャスティングで話題になったドラマ「数学❤女子学園」(日本テレビ)を覚えている人も多いのではないだろうか。美少女揃いの数学専門高校を舞台に、さまざまな数学バトルが繰り広げられた。放送を見逃した人はDVDを観てみよう。

 

また、現在放送中の「たけしのコマ大数学科」(フジテレビ)は、ビートたけしが数学に挑む知的バラエティー。数学ガールである理系美人女子大生チームと、たけし軍団が数学で真剣勝負する。本格的な数学の難問を扱うが、登場するのがビートたけしとたけし軍団だけに、笑いも欠いておらず数学が苦手でも楽しめる。

 

すでに数学のおもしろさにハマっている人はもちろん、数学アレルギーの人も、数学ガールの物語やバラエティーで独特の世界観を味わってみてほしい。