手作りのお守りの基本的な作り方から中身まで!受験や部活に効くお守りとは?
部活で大事な試合があるときや受験の時、一緒に頑張ってきた仲間を励ましたり勇気づけたりしたいよね。
応援しているよ!の気持ちを伝えるお守りをあげたいけど、買ったお守りじゃ味気ない!そんな時は“手作りお守り”を作って贈ってみては?
今回は簡単にできちゃう基本的な手作りお守りの作り方を伝授!
この基本の形をマスタすれば自分なりに色々アレンジできちゃうのでオリジナルの手作りお守りを作って相手を励ましてみては。
さらにみんなが実際に贈ったり贈られたりした手作りお守りも調査!作るときの参考にしてみて。
目次
- 手づくりお守りの基本的な作り方
- 手作りお守りの完成形
- 準備するもの
- STEP1:まずは生地と接着芯を切る
- STEP2:生地に接着芯をはる
- STEP3:上下の端を3cm折る
- STEP4:裏返して真ん中で折り両サイドを縫う
- STEP5:布を裏返す時のために角を切っておく
- STEP6:縫った選で開くように折る
- STEP7:2回に分けて、布を裏返す
- STEP8:お守りの入り口を台形に折る
- STEP9:裏表生地に、紐を通す穴を開ける
- STEP10:紐を通して完成!
- 夢がかなう⁉二重叶結びの結び方
- 手づくりお守りを贈ったり貰ったりした経験がある人は約半数!
- 【受験編】手作りお守りSNAP
- 元気がもらえる刺繍で「合格」!
- スパンコールをつなげた『ガンバ』の文字がインパクト大!
- 「福」を運んでくれるだるまさんのお守り
- 思いを込めた彼からのお守り
- 季節感たっぷりの生地を使ったお守り
- 色とりどりのプチだるまのお守り
- 【部活編】手作りお守りSNAP
手づくりお守りの基本的な作り方
手作りお守りの完成形
お守りと言っても形も素材も色々あるけど、今回は基本的な手作りお守りの作り方を紹介!
出来上がりは、こんな感じ!
作業時間:70分
手づくりお守りのサイズ:縦7cm×横5cm
準備するもの
■道具
・布切りばさみ
・糸きりばさみ
・チャコペン
・まち針
・定規
・目打ち
・ミシン
・ミシン針11番(普通生地用)
※ミシンがない場合は手縫いでもOK!手縫いの場合は手縫い用針を使用
・自宅にあるアイロン
■材料
・生地 縦20cm×横6cm
・接着芯(厚手用) 縦20cm×横6cm
・ひも(江戸打ちひも)70cm 1本
・厚紙 縦4cm×横4.5cm
・型紙用厚紙 縦20cm×横6cm(たくさん作るときはあると便利)
ミシンやアイロン以外の道具と材料は100均でそろえることができる!
今回は材料だけだと500円でできちゃう!
STEP1:まずは生地と接着芯を切る
お気に入りの生地を見つけたらまずは生地を20cm×横6cmにカット!
チャコペンと定規で図ってから切ると失敗しないよ!
直接生地に書いてもいいし、たくさん作るときはまず厚紙で型紙を作ると便利。
STEP2:生地に接着芯をはる
接着芯とは、接着剤がついている布のこと。
布に貼って型崩れ防止や生地の強度を増すために使用する!
接着芯のキラキラしたノリ付きの面を生地の裏にあわせてアイロンを当てていくよ。
アイロンをあてて接着芯がくっついたら冷めるまで待とう!
角が取れやすいので、4つ角をしっかりくっつけるように注意!
STEP3:上下の端を3cm折る
上下3cmづつ山折りする。
アイロンをあてると折り目が付きやすい。
STEP4:裏返して真ん中で折り両サイドを縫う
STEP3でつけた折り目はいったん無視して、生地を裏返して真ん中で二つ折りにする。
横0.5cmのところを下から上へ向かって縫っていく。
STEP5:布を裏返す時のために角を切っておく
あとで表に返しやすくするため、下の角を切っておこう。
STEP5まで終わるとこんな感じ!
その時、縫った部分まで切らないように気を付けて!
STEP6:縫った選で開くように折る
縫った線をしっかり開いておこう。
しっかり開いておくことによって、表に返したときに綺麗に形が整いやすいので忘れずにやっておきたい。
STEP7:2回に分けて、布を裏返す
STEP3で癖をつけた上部分ががしっかり袋の中に入るように折り目をまずは裏返す。
次に全体を裏返す。
STEP8:お守りの入り口を台形に折る
表に返したら、上端を台形型にする。
上端の角から下に2m、横に1cmに印を付けて直線をひく。裏と表の両方に直線を引いておこう。
その直線にしたがって、三角に折る、折り目を付けたら一度広げる。
次に三角の角を中に折りこむように押し込む。 そうすると台形ができるよ!
ここでもひと手間!アイロンをあてるとしっかり折り目がついて仕上がりがキレイに!
STEP9:裏表生地に、紐を通す穴を開ける
裏と表に紐を通すための穴を開けるよ
左右の真ん中、上から1cmあたりのところに印をつけて目打ちで穴をあけるよ。
その時、裏と表の生地を一緒に穴を開けようとすると生地の厚さにもよるが相応の力が必要となってくるため、
ずれたりケガをしたりしないようにそれぞれに穴を開けるようにしよう!
STEP10:紐を通して完成!
穴をあけた部分に「二重叶結び」をした紐を通す。
※二重叶結びの結び方はこの後紹介するよ。
この時に先端にセロハンテープなどを貼っておくと穴に紐を通しやすい。
紐を通せたら、セロハンテープをはずして、軽く縛ってから厚紙を入れて紐を引っ張る。
形を整えて完成!!
「二重叶結び」についてはこの後、詳しく載せているのでそれを見てね。
夢がかなう⁉二重叶結びの結び方
お守りの紐は夢が叶うとされる「二重叶結び」が一般的!
ここからは紐の結び方を紹介していくよ。
まずは70cmの紐を用意しよう!
この時少し長めに紐を用意しておくといいよ!
ひもを半分にして「6」のような形にしたら、6の下半分の丸部分を上側に折り上げる
折り上げた部分の輪に左の2本の紐を通す
通した2本の紐をぐるっと元の位置まで持ってくる
この時、2つの輪っかが上からみて、同じ大きさになるようにしておくと最後にキレイな仕上がりに!
そのまま左側に丸を作って矢印の部分にひも端を通す。
この時、左右の丸が均等になっているとバランスよく仕上がるよ。
紐はあまりきつく結ばないようにしよう!
通しにくい場合はお箸などで穴を広げてからすると通しやすい。
中央のわにひも端を入れる。
裏返して、横にわたった2本の紐の下を通す。
この時もわっかの大きさに注意しながら全体のバランスをみていこう!
修正が利くように紐はきつく縛りすぎないように注意!
表にして完成!
わっかが左右対称で中央がひし形になるとキレイにみえるよ。
手づくりお守りを贈ったり貰ったりした経験がある人は約半数!
全国の大学生206人に高校生の時に手作りお守りを贈ったり貰ったりした経験があるかを聞いたところ約45%の人があると回答!
手づくりお守りは、高校生にはおなじみのアイテムになっているみたい!
またそれはどんなシーンだったかを聞いたところ、受験の時が56.2%、部活の試合や大事な大会の時が43.8%と、この2つの場面で手作りお守りを贈ったり貰ったりすることが多いみたい。
手づくりお守りの中身はメッセージを入れる⁉
手作りお守りの中身は何が入っていたかを何かを聞いたところ、特に何も入っていなかった、入れなかったという意見の次に多かったのが“メッセージ”、次に多かったのが“物”という回答だった。
メッセージはシンプルに頑張って!
メッセージと回答した人になんて書いてあったか、または書いたのかを聞いたところ、
・ファイト(21才 大学生)
・必勝、大丈夫(22才 大学生)
・みんなで絶対合格(19才 大学生)
・頑張れ!という言葉や背番号(19才 大学生)
・背番号(21才 大学生)
・がんばれ!(21才 大学生)
お守りという小さなものだから、長くは書けないけど、ひと言“がんばれ”の気持ちを添えている人が多いみたい。
そのほか、部活の時に贈った人という人は贈る相手の背番号を書いて入れたという意見もあったよ!
物はキーホルダーやお菓子など、ちょっとした気持ちが伝わるもの
また、“物”と回答した人に実際に何を入れたか聞いたところ、
・相手の好きなキャラクター(19才 大学生)
・ミサンガ(22才 大学生)
・お菓子(22才 大学生)
・チョコレート(22才 大学生)
・キーホルダー型の絵馬(19才 大学生)
・部活のユニフォームのキーホルダー(19才 大学生)
相手が好きなキャラクターのキーホルダーや部活のユニフォームのキーホルダーなど入れたという声が!
キーホルダーもプラ板で作ったという声も!
その他、受験の時に甘いものをという意味で、チョコレートなどのお菓子を入れたという人も!
【受験編】手作りお守りSNAP
元気がもらえる刺繍で「合格」!
手作りお守りのほうが、「合格」と書いてあってもかわいくて、アクセサリー感覚でバッグに付けられるのもうれしい。
▼1. あゆみさん(高2女子・東京)
シックな青色と赤色の組み合せが大人っぽい手作りのお守り♪
「私が好きな青と赤を使った彼氏の手作りお守り。ストレートに『合格』と刺しゅうされていて、シンプルだけど、すごく気持ちのこもったお守りだと思いました!」
スパンコールをつなげた『ガンバ』の文字がインパクト大!
▼2. ひろあきさん(高1男子・東京)
「ガンバ」のメッセージと明るい黄色に元気をもらえる♪家族の応援の気持ちがこめられた心温まるお守り
「姉の手作りのお守り。スパンコールをつなげた『ガンバ』の文字は、頑張って作った感があって、うれしかった。裏にイニシャルが入っているところも好き」
「福」を運んでくれるだるまさんのお守り
▼3. わかなさん(高2女子・東京)
「福」を運んでくれるだるまさんのお守り。赤いほっぺがかわいくて、見るだけでニコニコ笑顔に!
「姉が作ってくれた『合格だるま』のお守りは、かわいくて、頑張ろうと思えた! 世界に一つしかない手作りキャラクターだからうれしかったです」
思いを込めた彼からのお守り
▼4. あんなさん(高3女子・山口)
彼氏が手作りしてくれた、小さな巾着型のお守り。女の子らしいピンク色がかわいい!
「大学受験前で不安な私を励ますために、彼がお守りを手作りしてくれました。一所懸命に作ってくれたのが伝わってきて、すごく好き! 早く合格して、中に入っている手紙を見たい!」
季節感たっぷりの生地を使ったお守り
▼5. はるかさん(高3女子・東京)
筆箱に入るミニサイズのお守り。友達の存在を近くに感じられて、受験勉強も頑張れそう!
「友達からもらった受験のお守りは、かわいいし、コンパクトで、持ち歩きしやすい。メッセージも書いてあって、うれしかった」
色とりどりのプチだるまのお守り
▼6. さなえさん(高3女子・兵庫)
色とりどりで並べるとさらにかわいい手作りプチだるまのお守り♪ショップ風のラッピングもオシャレ
「仲よしのクラスメイト5人に、大学受験のお守りとして、色違いのフェルトで『合格だるま』のバッジを作りました。かわいくできて、よろこんでもらえました」
【部活編】手作りお守りSNAP
担当楽器が書かれた唯一無二のお守り
▼7. るなさん(高1女子・東京)
“絵馬”をモチーフにした、手作りの願掛けお守り。願いもきっと叶いそう!
「吹奏楽部のコンクールの時に、友達が作ってくれたお守り。担当の楽器などが描かれていて、一つひとつデザインが違うところがうれしかったです」
贈る相手のイメージに併せて!
▼8. みれいさん(高2女子・東京)
背番号が入った、自分だけのオリジナルお守り。卒業しても大切にしたい、一生の思い出になるアイテム!
「部活の引退試合の時、マネジャーがみんなに作ってくれるお守り。毎年デザインが違うのと、部員のイメージに合わせて作ってくれるから、かわいいし、かぶらなくていいです」
世界を意識して作られたお守り!
▼9. みゅうさん(高2女子・東京)
「日本代表として世界大会頑張って!」というエールがこめられた、妹さん手作りのお守り。
「世界大会に出場した時、妹がフェルトで手作りしてくれたお守り。日本の旗を作ってくれて、うれしかった」
手作り感が満載の刺繍のお守り
▼10. りこさん(高1女子・東京)
ユニフォームやバスケットボールがモチーフ。ひと針、ひと針に想いがこめられた、手作りならではの味があるお守り
「バスケットボール部の先輩が引退した時にもらったお守りと、自分の引退試合の時に後輩が作ってくれたお守り。どちらも手作り感が満載で、かわいい」
部活編・手作りして贈ったお守り
部活のマネジャーが部員全員に贈っている手作りお守り。
ユニホームや道具をモチーフにすることが多いけど、かわいいキャラクターも、身に付けやすくて人気。
アメフトのヘルメットをモチーフにしたお守り
▼11. きらりさん(高2女子・東京)
マスク部分も丁寧に再現してある、アメフト部の象徴“ヘルメット”モチーフのお守り。背番号が一つずつ違うこだわりぶり!
「アメリカンフットボール部のマネジャーをしているので、大会前に、ヘルメットをしっかりデザインしたお守りを手作り。かわいいとよろこんでもらえました」
野球のボールと同じ作り方のお守り
▼12. さやかさん(高1女子・香川)
一球入魂!真っ赤な「勝」の刺繍が入った野球ボールのお守り。本物の野球ボールと同じように作られている本格派☆
「野球部の1年生大会の前日、全員にプレゼント。野球のボールと同じ作り方で、各部員の名前と、勝利を願って『勝』という文字を刺しゅうし、紐を付けてお守りにしました」
みんなが知っているキャラクターのお守り
▼13. さきさん(高2女子・愛媛)
みんな知ってるあの人気キャラクターをかわいいお守りに。通学バッグやリュックに付けてもいい感じ!
「部活の大会の時に、お守りを手作りしました。バッグに付けてもらえるよう、かわいいキャラクターを選んでいます」
必勝だるまのお守り
▼14. りおんさん(高3女子・三重)
手作りならではのやさしい表情で見るたびに心が和む♪ブルー系でも少しずつ色のニュアンスが違うのがこだわり
「部活の試合前や試験の時に、友達や後輩にプレゼントした『必勝だるま』のお守り。色合いなどで、一人ひとりの個性を出しました」
フェルトを使ったキャラクターのお守り
▼15. ななさん(高2女子・広島)
ぷっくりした形がとってもかわいい!カラフルな糸を編みこんだストラップもカラフルで楽しげ♪
「バドミントン部のマネジャー4人で、部員30人分のお守りを手分けして作り、県大会の応援でプレゼントしました。4色のフェルトを使ってキャラクターを作り、カラフルな紐を編み、綿を詰めて厚みをつけています」
ピンクのキュートなお守り
▼16. はるかさん(高2女子・東京)
シンプルなデザインの手作りお守り。ピンク色とリボンのあしらいがとってもキュート♪
「野球部の友達の試合の前に、応援のためにお守りを作りました。野球ボールを付けて、かわいくしています」
番外編・もらってうれしかったお守り
受験や部活以外でも、贈る人の幸運を祈ったり、応援する意味で、お守りを手作りすることもある。
どんなシチュエーションでも、気持ちがこもっていることがうれしい。
名前入りのお守り
▼17. りゅうきさん(高2男子・東京)
男性でも身に付けやすいシンプルなデザイン。さりげなく名前が刺繍してあるのがポイント!
「誕生日プレゼントで、手作りのお守りを友達からもらいました。シンプルでバッグに付けやすいし、名前入りで良かったです」
プロの音符がポイント!
▼18. かのこさん(高2女子・東京)
上品なラインストーンとリボンで、ピンク色のお守りをちょっと大人っぽくデザインの手作りお守り
「習い事の大会の時、後輩からお守りとしてもらいました。ピンクで、音符が付いているところがかわいい!」
手作りお守りには、贈る相手への特別な気持ちがこめられているから、持っているだけで、たくさんのパワーをもらえるよね。
自分なら、どんなお守りを手作りしようか、まずは、相手がよろこぶ顔をイメージしながら、デザインやモチーフを考えてみよう。
文/やまだ みちこ 黒川 安弥(2023年6月一部追記) 写真/三浦ゆかり 構成/黒川 安弥
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