体育祭とは?運動会との違いから楽しみ方まで体育祭のいろはを伝授!
体育祭は、文化祭と並ぶ高校生活での一大イベント。クラス一丸となって、競技で盛り上がったり、クラスTシャツやおそろいグッズを作ったりして、最高に楽しい高校時代の思い出になるよね。
そこで、体育祭とはどういうものなのか、みんなが好きな競技、どんな楽しみ方があるのか、高校生へのアンケートも参考に、体育祭のいろはを伝授!
目次
体育祭とは?
体育祭とは、高校の学校行事のひとつ。高校によって、「体育祭」ではなく独自の名称をつけたり、オリジナルのおもしろい競技があったり、徒競走やリレーなど真剣勝負の競技会に近い体育大会だったり、さまざま。
文部科学省の高等学校学習指導要領では、「体育的な集団活動を通して、心身ともに健全な生活の実践に必要な習慣や態度を育成する。さらに、生徒が運動に親しみ、楽しさを味わえるようにするとともに体力の向上を図る」ことをねらいとしている。
運動会と体育祭の違いって?
一般的には、中学校や高校の体育的な学校行事が「体育祭」で、幼稚園や小学校で行われているのが「運動会」。体育祭は、生徒主体となることが多く、実行委員会が競技を考えて体育祭を運営することもある。
さらに高校では、クラスTシャツをはじめ、うちわなどの体育祭で使用するグッズを自分たちで作製することにより、イベントを作り上げていくうえでの責任感や連帯感を養うことを目的としている。
一方、運動会は、先生が主体となって運営し、楽しく身体を動かすことをねらいとして、おゆうぎや体操、ダンスを披露するなど、基本的な運動能力を身につけるためのプログラムが用意されている。
体育祭は、6月か9月に開催されている高校が多く、その次は5月と10月。
春と秋でほぼ二分されているが、中には7月や11月に行われている学校もある。
体育祭は好き?嫌い?
スタサプ編集部のアンケートによると、「体育祭はとても好き」「体育祭は好き」という人は7割以上。
「体育祭は嫌い」「体育祭はとても嫌い」という人は1割以下だった。
体育祭が好きな理由を聞いてみると、「楽しい」「盛り上がる」という理由はもちろん、普段はできないメイクや髪形をしたり、いつもと違った友達の姿を見られたり、みんなで一致団結して、高校生活の思い出づくりができるという声が多く聞かれたよ。
一方で、体育祭が嫌いな人は、運動が苦手だからという理由が多いみたい。
・「他クラスの人とも盛り上がれるし、クラスで一致団結して頑張れるから。部活動対抗リレーの迫力がすごい」(あい・広島県・高校1年)
・「普段は見られない友達の熱心に頑張る姿を見ることができるし、男女の友情を感じられるから。学年を超えた交流が青春を感じさせる」(のんちゃむ・神奈川県・高校1年)
・「自分たちで衣装を手作りして、ダンスを踊るパフォーマンスがとても楽しいから」(ゆんころり・埼玉県・高校3年)
・「校則が厳しく、普段は髪形や靴下などの服装の指定があり、スマホの使用も禁止。しかし、体育祭当日のみ、化粧や髪形が自由、スマホでの写真撮影OKなので、友達と自由な格好を楽しみ、たくさんの思い出がつくれる」(やすだ・滋賀県・高校3年)
・「運動するのはあまり得意ではないが、応援するだけでも楽しい」(ガチおくま・千葉県・高校2年)
体育祭の競技について調査!
高校の体育祭で人気の競技、盛り上がる競技を聞いたところどちらもリレーがダントツで人気!リレー以外だと、応援合戦や騎馬戦、ダンス、綱引きなど、みんなで力を合わせて頑張る競技が人気だったよ。
個人戦よりも団体戦、さらに、あまり運動能力に関係なく勝てることがある競技が人気みたい。
体育祭の楽しみは?
体育祭の楽しみは何か聞いてみると、「写真を撮ること」という声が多く聞かれた。
クラスの友達とはもちろん、好きな人や憧れの先輩に思いきってツーショット写真やハチマキの交換をお願いできるのも、体育祭の楽しいノリならでは。
先輩や友達がさっそうと走っている姿、競技に集中している真剣な表情、かっこいいダンス、応援合戦のシーンなど、あらゆる場面でもシャッターチャンスがいっぱい。
これぞ青春!という映え写真をたくさん撮って楽しんじゃおう。 さらに、みんなで一丸となって勝利をつかんだり、応援したりするのも楽しいとの声が!
うちわやクラスTシャツなどのグッズを作って、競技の練習をする準備段階も、体育祭の楽しみのひとつ。
運動が苦手な人でも思いっきり 体育祭の楽しむには?
体育祭は、競技だけでなく、いろいろな楽しみ方があるよ。運動が苦手でもイラストやデザインをするのが得意、メイクやファッションが好き、手作りをするのが好きなどおのおのの場所で力を発揮できるイベントでもある。
クラスTシャツやうちわを作ったり、おそろいの髪形やメイクにしたり、準備の段階からワクワクすることがいっぱい。
クラスおそろいでコーディネートしたら、さらに映えた写真が撮れること間違いなし。
自分の得意なことをみつけて積極的に体育祭に参加するともっと楽しい思い出になるかも!
スタサプ編集部ではそれぞれの体育祭のアイテムを詳しく載せているので参考にしてみてね。
チーム一丸となって楽しむにはおそろいのクラスTシャツ
クラスみんなでおそろいのコスチュームにすれば、一体感が生まれて盛り上がるよね。全員の名前を入れたり、ユニフォーム風にしたり、オリジナルのデザインTシャツを作ろう。
とにかく目立つには派手に髪形やメイクをアレンジ!
体育祭で盛り上がるには、おそろいの髪形やメイクで、かわいくオシャレに目立っちゃおう!校則が厳しい学校でも、体育祭と文化祭だけは髪形やメイクが自由になるところがあるから、普段はできないことを思いきり楽しんで。
体育祭ならではのハチマキを使ったヘアアレンジや崩れにくい髪形、チームカラーを取り入れたちょっと派手で目立つメイクにもチャレンジすると楽しいよね。
全力で応援するには手作りグッズで!
体育祭では、目立って写真映えする応援グッズも必須アイテム。
うちわ、メガホン、ネームボードなど、クラスみんなでデザインにこだわったおそろいのオリジナルグッズを作れば、応援するのが楽しくなるよ。
番外編!みんなの体育祭エピソード集
みんなが体育祭で、 青春♡胸キュンしたこと、失敗したこと、さまざまなエピソードを集めてみたよ。みんなの体育祭での青春♡胸キュンエピソード
体育祭がきっかけで、彼氏や彼女ができたり、好きな人とすてきな思い出ができたり、青春だと感じる胸キュンなエピソードは少なくない。借り物競走で好きな人を連れ出す、一緒に写真を撮る、今まで話したことがない人に声をかけるなど、自分自身の経験談だけでなく、友達の話も含めると、いろいろな青春♡胸キュンエピソードが聞かれたよ。
・「体育祭で勝ったときに、どさくさに紛れて推し(好きな子)とハグできて、めちゃくちゃうれしかった!」(ライ・千葉県・高校2年)
・「リレーでバトンをもらうときに、手を握って『頑張れ!』と言われた」(のの・大阪府・高校3年)
・「借人競走で、友達のことを好きな男子が、友達と手をつないで走っていたこと」(miko・千葉県・高校2年)
・「好きな人から『ダンスで衣装を着てるとき、かわいかったよ』と言われた」(きー・佐賀県・高校2年)
・「体育祭のクラス実行係で一緒になった人と、初対面だったけど気が合って、当日までいっぱい練習や試行錯誤を重ねて頑張ってきた結果、準優勝!その人が今の彼氏です」(ゆずちゃ・愛知県・高校1年)
みんなの体育祭での失敗エピソード
体育祭では、やりすぎたり、うっかりしていたり、いろいろな失敗があるよね。でも、そんなエピソードも楽しかった思い出のひとつ。
・「応援しすぎて選手より目立ってしまった」(りんご・岩手県・高校1年)
・「玉入れで、好きな人に向かって投げて当ててしまった」(みりん・静岡県・高校3年)
・「調子に乗って、髪形を自分に合わない派手なやつにしてしまった」(ちょこちょこ・神奈川県・高校1年)
・「まったく関係ない人たちの写真撮影にまぎれ込んでしまった」(Donden・大阪府・高校1年)
・「お茶を飲みすぎて、競技前におなかがタポタポになった」(プリン・岡山県・高校1年)
体育祭とは青春を思いっきり楽しめるイベント!
高校の体育祭は、競技そのものが楽しいのはもちろん、クラスでリレーやダンスの練習をしたり、クラスTシャツやグッズを作ったり、準備の段階から楽しめるよ。普段とは違った特別な一日で、青春を感じたり、胸キュンしたり、最高の思い出をつくることができる!
体育祭が好きな人はスポーツ関連の仕事をチェック!
体育祭が好き、身体を動かすことが好きという人は、スポーツに関係する仕事をチェックしてみよう!スポーツトレーナーからスポーツジャーナリストまで、運動やスポーツにかかわる仕事にはいろいろあるから、将来の夢がみつかるかも。 文/やまだ みちこ 画像/マッシュルームデザイン