修学旅行スローガン例100選!四字熟語・英語・ダジャレも!決め方のコツも紹介

修学旅行のスローガンは、クラス全員の想いをひとつにまとめる大事な合言葉。「かぶらない一行が浮かばない」「ダサくないフレーズにしたい」「修学旅行が盛り上がるスローガンをみつけたい」…。そんな悩みをもつ実行委員も多いはず。スローガンは単なる言葉じゃない。友情を深めるスイッチであり、学びを意識するきっかけであり、一生に一度の高校の修学旅行でみんなのテンションを上げる合図でもある。

この記事では、高校生に人気の四字熟語や英語のかっこいい系、みんなで笑えるダジャレ系、ご当地ワードまで100のスローガン例を一挙に紹介。さらに決め方のステップや装飾アイデアも徹底解説。読めば「これだ!」と叫びたくなる一行が必ず見つかる。
 

目次

修学旅行のスローガンとは?

修学旅行のスローガンとは、クラス全員の想いをひとつに表す合言葉のこと。友情や成長、挑戦など旅に込めたいテーマを一言に凝縮し、旅行全体の雰囲気をつくる役割をもつ。例えば「一期一会」なら「今この瞬間を大切にしよう」という気持ちが生まれ、「絆」なら「仲間と一緒に歩む旅の大切さ」を意識できる。
 
スローガンがあることで修学旅行中の行動に一体感が生まれ、準備段階から旅行本番まで気持ちを大きく盛り上げてくれる存在になる。

なぜスローガンは必要?

修学旅行にスローガンが必要なのは、一言があるだけで気持ちをひとつにできるからだ。団体行動や学びの時間が多い修学旅行では、合言葉をもつことで自然と「みんなで一緒に進んでいる」という感覚が強まる。さらに、準備段階からアイデアを出し合ったり投票で決めたりする過程がイベントとなり、クラスの結束も深まる。
 
普段あまり話さない仲間との会話が増えるきっかけにもなり、修学旅行をただの行事ではなく、クラス全員で挑む特別な体験へと変えてくれるのがスローガンなのだ。

スローガンがあると何がいい?

スローガンがあると、修学旅行はぐっと楽しくなる。それにはこのような理由がある。
 
まず、一言を全員で共有することでクラスの一体感が高まる。合言葉を口にするだけで「自分たちは仲間だ」と実感できるのだ。さらに、準備の時間が盛り上がるのも大きなポイント。候補を出して投票する過程そのものがイベントになり、出発前からワクワクが高まる。そして交流の広がりもスローガンの魅力。普段あまり話さない人とも自然に会話が生まれ、クラス全体の空気が柔らかくなる。スローガンは友情を深め、修学旅行全体をもっとポジティブにしてくれる存在だ。

現役高校生に人気のスローガンは?

高校生に実際に行ったアンケート結果を集計すると、人気のスローガンにはいくつかの共通点があった。最も多かったのは「団結」や「絆」など、クラス全員で一体感をもちたいという思いを込めたフレーズ。次いで「一期一会」「楽しむ」など、今しかない時間を大切にしたいという気持ちを表すスローガンが多く挙がった。実際のランキングと理由は以下の通り。

現役高校生に人気のスローガンランキング

1位 一致団結(いっちだんけつ)(18件)
最も多く選ばれたのは「一致団結」。クラス全員が一体となり、修学旅行を通して学びを深めたいという想いが込められている。仲間との絆を強め、真剣に取り組むことで達成感を全員で共有したい、そんな気持ちが反映された言葉だ。
 
2位 絆(きずな)(11件)
次に多かったのは「絆」。友人との思い出作りを大切にし、互いに協力し合いながら過ごすことで仲間とのつながりをより強めたいという声が多かった。
 
3位 楽しむ/楽しもう/みんなで楽しもう(7件)
「楽しむ」をキーワードにした回答も目立った。全員で思い切り楽しむことこそ修学旅行の一番の目的だと考え、仲よく笑顔で過ごしたいという気持ちが込められている。
 
4位 一期一会(いちごいちえ)(5件)
「一期一会」は、この旅行が一生に一度の特別な体験であることを意識して選ばれている。今という時間や出会いを大切にし、修学旅行をかけがえのない思い出にしたいという気持ちが表れている。
 
5位 協力(4件)
「協力」は、仲よく過ごすために互いに助け合う姿勢を大事にしたいという想いから選ばれている。人にやさしく、自分には厳しくという意識をもって行動したいという前向きな姿勢も垣間見えた。
 
5位 学び/学びを深める(4件)
「学び」を重視する回答もあり、普段できない体験から学びを得たいという声が多かった。旅行を通して知識や経験を広げたいという真摯な気持ちが伝わってくる。
 
7位 温故知新(おんこちしん)(3件)
「温故知新」は、伝統や歴史を学びながら新しい発見をしたいという意識から選ばれた。過去を知ることで未来につなげたいというまじめな学びの姿勢がうかがえる。
 
8位 団結(2件)
「団結」も挙げられ、協力しながら一体感をもって臨みたいという想いが込められている。短い言葉ながら力強く、行動指針になりやすいフレーズだ。
 
8位 繋(つなぐ)(2件)
最後に「繋ぐ」。仲間とのつながりを大切にし、人と人との関係を改めて実感できる旅行にしたいという願いが込められている。

その他のユニークなスローガン実例

ランキング上位以外にも、1票ずつではあるものの、印象的でオリジナリティーにあふれるスローガンが集まった。クラスごとの個性やその場のノリが反映されたフレーズとして参考になる。

・感謝:仲間や先生、家族への感謝を忘れずに過ごしたいという気持ちを込めた言葉。

・挑戦:新しい体験に積極的にチャレンジしようという前向きな姿勢を表す。

・夢:旅を通じて将来への夢をふくらませたいという願いが込められている。

・未来:修学旅行をきっかけに、未来へとつながる経験をしたいという想い。

・青春:シンプルに「今、この瞬間が青春」という想いを表現。

・平和:学びを通じて平和の大切さを感じ取りたいというメッセージ。

・友情スマイル:友情と笑顔をストレートに組み合わせたオリジナル感あるフレーズ。

・思い出∞(無限大):一生続く思い出を作ろうというユニークな表現。

・楽しさMAX:テンションをそのまま言葉にした、若さあふれるスローガン。

・和心(わごころ):日本らしさや調和を意識した上品な言葉。

※現役高校生206名に調査、「実際に決めた修学旅行のスローガンを教えてください。」

【パターン別】修学旅行のスローガン例

では、実際に高校生がよく使う定番フレーズから、少しユニークで個性が光るものまで、ジャンルごとにスローガン例を紹介。スローガンといっても、四字熟語や一文字の漢字、英語、ダジャレなど表現方法はさまざま。クラスの雰囲気や旅行のテーマに合ったスタイルを選んでみよう。

パターン①四字熟語を使った修学旅行スローガン

四字熟語は短いのに意味が深く、響きが力強いのが魅力。もともと歴史や文化に由来する言葉が多いため、修学旅行の「学び」と相性がいい。覚えやすく声に出しやすい点も、スローガンに選ばれる大きな理由だ。スローガンにおすすめの四字熟語を意味と共に紹介しよう。

1.一期一会(いちごいちえ):一生に一度の出会いを大切に

2.温故知新(おんこちしん):過去から学び、新しい発見へ

3.一致団結(いっちだんけつ):心をひとつにして取り組む

4.花鳥風月(かちょうふうげつ):自然や文化を味わう

5.品行方正(ひんこうほうせい):マナーを守り立派に過ごす

6.楽学両道(らくがくりょうどう):楽しさと学びを両立

7.唯一無二(ゆいいつむに):特別な体験を大切に

8.雲外蒼天(うんがいそうてん):困難を越えた先に希望がある

9.切磋琢磨(せっさたくま):仲間と共に成長する

10.和気藹々(わきあいあい):和やかで楽しい雰囲気

11.千載一遇(せんざいいちぐう):千年に一度の機会を大事に

12.友情不滅(ゆうじょうふめつ):友情は永遠に続く

パターン②漢字一文字を使った修学旅行スローガン

漢字一文字は、とにかくシンプルで覚えやすいのが魅力。「絆」「夢」「翔」など、一言で強いイメージを与えられるため、合言葉にもしやすい。横断幕やTシャツなどにも映えるデザイン性があり、クラス全員がすぐに口にできるスローガンとして人気が高い。 一文字に込めたい想いと一緒に紹介。

13.:学びと冒険の象徴

14.:仲間とのつながり

15.:新しい挑戦

16.友:友情を深める

17.:自由に羽ばたく

18.:高く飛ぶ未来

19.:明るい未来への道

20.和:調和と平和

21.:笑顔で過ごす

22.:前進し続ける

23.:誠実な心で取り組む

24.:希望を胸に

25.:結束・つながり

パターン③二文字熟語を使った修学旅行スローガン

二文字熟語は、短さとわかりやすさを兼ね備えた表現。「団結」「成長」「笑顔」など、誰もがイメージしやすく前向きな意味をもつ言葉が多い。声に出したときのリズムも良く、団体でコールしやすいのも大きなメリット。まとまりのよさから定番として選ばれやすい。

26.団結:クラス一丸で臨む

27.結束:仲間の絆を強める

28.発展:学びを未来につなぐ

29.進化:成長を続ける

30.調和:自然や文化と融合

31.感動:心が動く瞬間を刻む

32.発見:新しい自分に出会う

33.創造:新しい価値を生み出す

34.友情:仲間との友情を深める

35.笑顔:笑いにあふれた時間

36.飛躍:大きく成長するきっかけに

パターン④英語・和製英語

英語や和製英語は、見た目も響きもスタイリッシュ。短い単語を並べるだけでかっこよく仕上がり、うちわなどのグッズを作ってSNSに投稿しても映える。英語を使うなら、なるべく誰でもわかる単語を使うのがおすすめ。英文の意味と合わせて紹介しよう。

37.ONE TEAM:全員で作る最高の思い出

38.Best Friends:最高の友達と共に

39.Have a nice trip:楽しい旅を

40.Just do it!:今こそ行動の時

41.Dream Journey:夢の旅

42.Forever Together:一生続く絆

43.Live the Moment:今を全力で

44.Go Beyond:自分を超えていこう

45.Friendship Forever:友情は永遠

46.Keep Smiling:笑顔を忘れない

パターン⑤当て字系の修学旅行スローガン

当て字を使ったスローガンは、遊び心とオリジナリティーを出せるのが魅力。「修楽旅行」「旅友」など、ちょっとした工夫で一気に個性的な雰囲気になる。クラス独自の合言葉を作りたいときにぴったり。オリジナリティーを出すには一工夫必要だが、完成すれば思い出に残るユニークなスローガンになること間違いなし。

47.修楽旅行:修学旅行+楽しい思い出

48.旅友(たびとも):大切な旅の仲間

49.学遊(がくゆう):学びと遊びの融合

50.心旅(こころたび):心の旅も一緒に

51.笑門(しょうもん):笑顔の門を開こう

52.仲間道(なかまみち):仲間と歩む道

パターン⑥ダジャレ・ネタ・パロディを使った修学旅行スローガン

ダジャレやネタ系のスローガンは、とにかく盛り上がるのがポイント。「友情アゲアゲ!」「食い倒れても友情は倒れない!」など、聞くだけで笑顔になれるフレーズは場を明るくする。ユーモアを取り入れることで思い出に残りやすく、クラスの雰囲気を楽しくしたいときに効果的。

53.友情しか勝たん!

54.青春ガチ勢!

55.修学旅行はガチで神回!

56.推しは友情!尊い!

57.そうだ、修学旅行 行こう。

58.学びの宝石箱やぁ~!

59.迷子になったら旅終了ですよ!

60.俺を歴史マスターにしてくれ!    

【行先・テーマ別】修学旅行のスローガン例

修学旅行の行き先によって、スローガンに込められる想いや言葉の選び方は大きく変わる。京都や奈良なら歴史や伝統を意識した落ち着いたフレーズ、沖縄や広島なら平和や命の大切さをテーマにした言葉がぴったり。北海道では自然や大地のスケール感、大阪や東京ではノリや最先端を感じるワードが映える。ここでは主要な旅行先ごとに、雰囲気やテーマに合わせたスローガン例を紹介する。

京都への修学旅行におすすめのスローガン:伝統と歴史を感じさせるのがポイント


京都は歴史や伝統文化に触れる場が多いため、スローガンには「和」「古都」「雅」など上品な漢字を入れると雰囲気が出る。「一期一会」「温故知新」などの四字熟語も相性抜群で、学びや絆を意識した言葉を選ぶと京都らしい一行になる。

61.京ノキズナ:古都で友情を深めるシンプルな言葉。旗やうちわに映える。

62.和スマイル:和の文化と笑顔を合わせた言葉。京都の雰囲気を前向きに表現。

63.古都で深める青春の絆:少し長めで印象的。卒業アルバムや記念文集に残しやすい。

64.和敬清寂(わけいせいじゃく):茶道の精神を表す言葉。歴史的な街に合う落ち着いた雰囲気。

65.Heritage Trip:世界遺産めぐりを英語で。SNSで投稿すればおしゃれ感抜群。

沖縄への修学旅行におすすめのスローガン:海と平和をテーマにするとGOOD 


沖縄は美しい海と平和学習がテーマ。スローガンには「海」「風」「命」「宝」などの言葉を入れると雰囲気が出る。「命どぅ宝」などの方言や「Peace」などの英語も相性抜群で、自然と平和を大切にする一行が作れる。

66.青春ダイブ:青い海に飛び込むイメージ。沖縄の自然体験を象徴。

67.シーサー笑顔:守り神シーサーと笑顔を組み合せ。明るい雰囲気に。

68.島風に乗せて友情育む:自然と友情を結びつけたロマンチックな表現。

69.命どぅ宝:「命こそ宝」という沖縄の言葉。平和学習にぴったり。

70.Peaceful Ocean:英語で表すことで国際的な視点を追加。写真映えも良い。

奈良への修学旅行におすすめのスローガン:世界遺産と仏教文化を意識して


奈良は大仏や鹿、仏教文化が象徴。スローガンには「慈」「光」「和」など仏教や安らぎをイメージできる漢字がおすすめ。「笑顔大仏」のようにユーモラスに表現しても良く、歴史学習と友情を結びつける一行になる。

71.奈良友情:直球でわかりやすい。古都を舞台に友情を強調。

72.笑顔大仏:ユーモラスでインパクトあり。写真撮影に合わせやすい。

73.鹿と歩む世界遺産の旅:奈良らしさ満点。動物と歴史を一緒に味わえる言葉。

74.慈光(じこう):仏の慈悲を示す。まじめなシーンに映える。

75.Buddha Trip:仏教と旅行を英語で結びつけた新しい表現。

広島への修学旅行におすすめのスローガン:平和の祈りを込める


広島は平和学習が中心。スローガンには「平和」「未来」「灯」など希望を示す言葉を入れると強いメッセージになる。「NO戦争」や「Future without War」のようなストレートな表現も相性が良く、心に残る一行に仕上がる。

76.平和咲く:花が咲くように平和を広げたい重いを込める。

77.戦争を学ぶ:シンプルで強い。高校生らしいストレートさ。

78.青春でつなぐ未来と平和:少し長めで意味深い。平和学習の本質に迫る。

79.平和希求:平和を強く求める心を表す言葉。厳かな雰囲気に合う。

80.Future without War:英語で「戦争のない未来」を表現。国際的な視野が感じられる。

北海道への修学旅行におすすめのスローガン:自然と大地を感じられるものに


 北海道は雄大な自然や酪農体験が魅力。スローガンには「大地」「雪」「夢」「北」などスケール感を表す言葉を入れると北海道らしさが出る。「Northern Dream」のような英語も相性が良く、自然と友情を結びつける一行になる。

81.大地友情:広大な土地を舞台に友情を育むイメージ。スケール感大。

82.雪スマイル:冬の北海道らしい表現。かわいらしくて覚えやすい。

83.牛と自然と友情の大地:酪農体験と友情を組み合わせたユーモラスな言葉。

84.雪華(せっか・ゆきはな):雪の花を意味する。美しくロマンチック。

85. Northern Dream:北の大地で夢を見る。シンプルに未来志向を表せる。

大阪への修学旅行におすすめのスローガン:笑いと勢いを感じるように


大阪は食と笑いの街。スローガンには「笑」「魂」「浪速」など勢いある言葉がおすすめ。「食い倒れても友情は倒れない!」のようなユーモラスなフレーズや、リズム感のある表現を選ぶと大阪らしい明るい一行になる。

86.笑旅:笑いをテーマにしたシンプルな合言葉。大阪の雰囲気にぴったり。

87.大阪青春:街の名前を前面に出すことで一体感を出せる。

88.食い倒れても友情は倒れない!:ご当地ネタで笑いを誘う。盛り上がり必至。

89.浪速魂:大阪の熱い心を象徴。力強い響きで勢いを表せる。

90.Osaka Vibes:英語で表現することで現代風にアレンジ。SNSに映える。

東京の修学旅行におすすめのスローガン:未来と最先端を意識したものに


東京は最先端の街。スローガンには「未来」「革新」「絆」など先進性を表す言葉が似合う。「TOKYO絆」など漢字と英語を組み合わせた表現も映え、都会らしさとクラスの一体感を同時に表せる。

91.東京友情:直球で伝わりやすい。首都を舞台に友情を強調。

92.TOKYO絆:漢字と英語のミックスが新鮮。若者らしい表現。

93.未来都市でアップデート!:少し長めでユニーク。

94.Innovation Trip:イノベーションを体験する旅。都会の雰囲気を演出。

95.未来都市探検:冒険心を刺激する表現。東京観光に最適。

長崎への修学旅行におすすめのスローガン:異文化交流を感じる一文を


長崎は異国文化が融合する街。スローガンには「和」「華」「蘭」「港」など歴史的背景を意識した言葉を入れると個性が出る。異文化交流と友情を重ねた一行に仕上げたい。

96.長崎友情:直球で使いやすい。異国情緒の街で友情を表す。

97.港町キズナ:長崎の港町らしさを強調。景色にマッチする。

98.ちゃんぽん旅:ご当地料理を入れたユニークな表現。印象に残る。

99.和華蘭交響:日本・中国・オランダの文化が融合する長崎らしい言葉。歴史の深さを示す。

100.Nagasaki Voyage:国際色を表す英語表現。おしゃれで使いやすい。

修学旅行のスローガンを決めるポイント

いいスローガンを作るには、ただ思いついた言葉を並べるだけではなく、いくつかの工夫が必要だ。修学旅行の目的やテーマに合っているか、みんなで声に出しやすいか、前向きで楽しい雰囲気が出せているか──そうした要素を意識することで、クラス全員が納得して盛り上がれる合言葉になる。

ポイント①旅行のテーマを反映する

スローガンは旅の目的やテーマを表す言葉であることが大切だ。平和学習なら「平和」や「未来」、自然体験なら「大地」や「友情」といったキーワードを入れると、旅行の意味が一気に深まる。行き先や学びに合わせた言葉を選ぶことで、その旅にしかない特別な一行になる。

ポイント②覚えやすさを重視する

クラス全員が自然に口にできることが、スローガンとしての大きな条件だ。長すぎる言葉よりも、2〜5文字程度の短いフレーズのほうが声に出しやすく、一体感も生まれやすい。シンプルでリズムのある言葉は記憶に残りやすく、合言葉として何度も使いたくなる。

ポイント③ポジティブワードを選ぶ

スローガンに前向きな言葉を選ぶと、旅行全体の雰囲気が明るくなる。「友情」「笑顔」「成長」といった言葉は自然と気持ちを盛り上げ、クラスの空気を良くしてくれる。逆に否定的な言葉は避け、みんなが声に出すだけで楽しくなるフレーズを選ぶことが大切だ。

ポイント④生徒主体で決める

スローガンは先生や一部の人が決めるよりも、生徒全員が参加して作ることに意味がある。アイデアを出し合い、投票や意見交換を経て決まった言葉は、特別な想いが込められた合言葉になる。みんなで決める過程そのものが修学旅行の思い出を作る大事な時間になる。

修学旅行のスローガンを決める手順


スローガンを決めるときは、いきなり一つに絞るのではなく、みんなで段階を踏んで考えるのがポイント。アイデア出しから投票、そして仕上げまでの流れを踏むことで、全員が納得できる一行にたどり着ける。決める過程そのものがクラスを盛り上げ、修学旅行の大切な思い出になる。

STEP1:付箋ブレスト

まずは自由にアイデアを出すことからスタート。付箋やメモに思いついた言葉を書き出し、数を多く出すのがコツだ。まじめなものもネタっぽいものも大歓迎。たくさんの候補が並ぶことで「これだ!」という一行が見つかりやすくなる。

STEP2:グループ分け

出そろった案をテーマごとに分類して整理する。「友情」「学び」「ご当地」など大きなグループにまとめると方向性が見えやすく、比較がしやすくなる。似た案を並べることで候補が絞りやすくなり、クラス全体で話し合う土台が整う。

STEP3:投票で選抜

整理した候補の中から上位を決めるには、投票が一番シンプルで効果的。挙手や拍手投票など短時間でできる方法を使えば、クラス全体が盛り上がりつつ公平に決定できる。選ばれる瞬間の一体感は、そのまま修学旅行のワクワク感につながる。

STEP4:磨き上げ

最後に残った候補を少しずつ整える。長すぎるものを短くしたり、言葉の響きを良くしたりするだけで完成度が一気に高まる。クラス全員で最終チェックをして「これなら言いやすい!」と思えるフレーズにすれば、最高の合言葉が完成する。

決定スローガンの装飾アイデア


せっかく決まったスローガンは、そのままにしておくのはもったいない。掲示物や黒板アート、SNSなどで工夫して活用することで、修学旅行への気持ちはさらに盛り上がる。視覚的にアピールできる形にすれば、クラス全員の記憶に残る特別な一行になる。ここでは簡単にできて盛り上がる装飾アイデアを紹介する。

バナーPOP

模造紙や大きな画用紙にスローガンを書き、マスキングテープやカラーペンで装飾すれば、教室や廊下で一気に目を引く存在になる。カラフルなデザインにすれば、毎日見ても気持ちが高まり、修学旅行までの時間をワクワク過ごせること間違いなし。

黒板アート

出発前や帰りのホームルームで黒板いっぱいにスローガンを描くと、一気に教室が特別な空間になる。カラーチョークやイラストを添えるとSNS映えも抜群。みんなで絵を描く作業自体が楽しく、完成した黒板を背景に写真を撮れば、一生残る最高の記念に。

SNSシェア

スローガンを写真や動画と一緒にSNSに投稿すれば、旅の合言葉がクラスの外にも広がる。オリジナルのハッシュタグをつければ盛り上がり倍増。思い出をシェアすることで、当日のテンションも高まり、旅行後もクラス全員の一体感が続いていく。

修学旅行のスローガンQ&A

スローガンを決めるとき、「行き先が複数あるときは?」「意見がまとまらないときは?」など悩みが出てくることも多い。クラス全員が納得して楽しめる合言葉にするには、ちょっとした工夫が必要だ。ここでは実際によくある疑問に答えながら、スローガン作りをスムーズに進めるためのヒントを紹介する。

Q. 行き先が複数ある場合はどうする?

A. 行き先が複数あるときは、特定の場所に縛られない共通テーマを選ぶのがコツ。「友情」「未来」「絆」など、どの場所にも当てはまる言葉なら全員が納得しやすい。行き先ごとの特徴はサブテーマで取り入れれば、クラス全体の一体感を崩さずに個性を出せる。

Q. 意見が割れた場合はどうする?

A. どうしても意見が割れるときは、多数決や投票といったシンプルな方法が効果的。挙手や拍手投票など、短時間で決められる形式だと不満も少なくスムーズに決まる。公平感を大切にすることで「みんなで選んだスローガン」という実感が生まれ、納得感が高まる。

Q. オリジナリティーを出すにはどうすればいい?

他クラスとかぶらないスローガンにしたいなら、ご当地ワードや流行語をうまく取り入れるのが効果的。漢字+英語のミックスやダジャレ風のアレンジなど、少し工夫を加えるだけで一気にオリジナル感が出る。クラスならではのユニークな一行を目指そう。

Q. 長すぎるものを短くまとめるコツは?

候補が長文になってしまったら、核となるキーワードを抜き出してシンプルに整理するのがポイント。「友情を深め最高の思い出を」なら「友情最高!」といった具合に短縮すると、言いやすく覚えやすいスローガンに変わる。短さはスローガンの最大の強みだ。

まとめ

修学旅行のスローガンは、クラス全員の想いをひとつにする合言葉。四字熟語や英語、ご当地ワードなど表現は自由だが、大切なのはテーマ性と覚えやすさ、そして前向きなメッセージだ。決める過程そのものがクラスの結束を深め、旅行をより特別なものにしてくれる。完成した一行は、準備から旅の思い出、そして卒業後まで残り続ける青春のシンボルになる。この記事を参考にして、あなたのクラスらしい「最高の一言」を作れますように。


 構成・取材・文/西村桃
※記事内のデータならびにコメントは、2025年8月に全国の高校生206名に実施した調査(調査委託先はマクロミル)によるもので す。
 

スローガンを考えることが好きなら…こんな職業がおすすめ!

おすすめの職業 コピーライター

“言葉”のプロとして、広告主(クライアント)の想いを世の中に伝えるお手伝いをする仕事。クライアントの想いや考えを“言語化”し、世の中や人々を動かすきっかけを作る。

コピーライターを目指せる学校を探す
おすすめの職業 広告プランナー

 商品や企業イメージなどをその時代や流行、消費者ニーズを考えながら、どのように広告していけばいいのか企画する仕事。商品などを売り出すためのアピール方法を企画する。

広告プランナーを目指せる学校を探す
おすすめの職業 編集者

 小説や絵本などの書籍、コミック誌、ファッション雑誌などの中身を企画し、本になるまでの過程すべてに携わる仕事。作家や漫画家と共に心に響く言葉を考えるのも重要な仕事のひとつ。

編集者を目指せる学校を探す